重厚な響きサーティー・セカンズ・トゥー・マーズ最新曲「Walk On Water」、4年ぶり新曲公開


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奇跡を軌跡に。

「この映像は、我々が撮影したたった一日の出来事を収めたものである。2017年7月4日の一日を」。その無音のキャプションから始まるリリック・ビデオには、1776年7月4日イギリスから独立した植民地の13のラインと、現在の州の50の星が刻まれた星条旗に、豪壮華麗なマーチングバンドのパレードが流れると、大地震わす何層もの重厚な歌声。深く心に訴えるその力強いアンセムが、思い起こすようにアメリカを一つに、奮い立たせていきます。

前作『Love, Lust, Faith and Dreams』よりおよそ4年ぶりとなる米人気ロックバンド、サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ(Thirty Seconds To Mars)最新5thアルバム(タイトル、リリース日未定)より、リード・シングル曲「Walk On Water」ダウンロード版)が昨日(現地時間8月22日)リリース。そのリリック・ビデオが同時公開されました。

先月ファンらに今年の独立記念日のアメリカを撮影した映像を募集。92人のプロ映像カメラマン含む10,000人を越える人々から寄せられた映像には、50の州及びプエルトリコ、首都ワシントンD.Cで撮影されたアメリカの2017年7月4日。豪華絢爛な花火に、雄大なアメリカ大陸の美しい自然、歓喜に沸く人々、自らの夢への挑戦、新しい命、デモ行進、賑やかな家族の時間、その思い思いの時間が流れます。

リード・ヴォーカリストで、米人気映画『スーサイド・スクワッド』(原題:Suicide Squad、2016年)のジョーカーを演じた米俳優/映画監督のジャレッド・レト(Jared Leto)がメガホンを取り、現在そのドキュメンタリー映画を制作中。その一部映像がリリック・ビデオに映し出されます。

Walk On Water

ジャレッド・レト監督ドキュメント映画『A DAY IN THE LIFE OF AMERICA』、”まもなく”公開。

この国を映し出したものなんだ、絶対的な美しさ、そして挑戦する姿、忘れられない瞬間を」。シャーロッツビル衝突事件で一層激しさを増す人種差別問題の再燃、さらにコロンブス・デーを前に(虐殺、人種差別の歴史を象徴するとして)コロンブス像撤去の声とそれに反対する声があがるなか、迎えた「Walk On Water」。

火星まで210万回以上往復できる時間、その4年を越える歳月をかけてようやく完成を迎えたと自身が語る最新曲では、奇しくも今のアメリカに訴えるかのように魂の歌声を響かせます。

お前は信じるか、奇跡を/何と闘っているのかわかっているか?/血に飢えた、聖なる戦争/聞くんだ、愛国者の声を/”時代は変わったんだ”

結束、夢と希望への挑戦

サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ最新曲「Walk On Water」が、ESPN全米大学フットボール・プレイオフ公式テーマソングに起用。「大学フットボール・プレイオフが見逃せないイベントへと成長を続けるなか、音楽が重要な役割を担うんだ」とESPN副社長Emeka Ofodile。「チームと共に闘う精神、そして数々の試合をシーズンを通じ乗り越えていく精神を具象化する”Walk On Water”は、今シーズンのテーマにパーフェクトだよ」(ESPNプレス・リリース)。

これまでの楽曲と異なり、イマジン・ドラゴンズ(Imagine Dragons)「Believer」を思わせる多重奏の重力が地上へ引き寄せ、重厚な響きが賛美歌の如く人々を鼓舞していくサウンド。新約聖書で描かれる湖上を歩くイエス・キリストの奇蹟を想起させるタイトルの同曲について、「”Walk on Water”は我々全ての人々への曲なんだ」とジャレッド・レト。

現地時間11月8日、「Walk On Water」ミュージック・ビデオが公開。

「この曲は、自由、気骨、挑戦、そして自分が信じているものへの闘いについて謳ったものなんだ。結束を呼びかけるものであると同時に、夢と希望といった、アメリカン・ドリームに不可欠なものを歌っているんだ」、精妙に彩るリリック・ビデオには、デモ行進と同時に、自らの夢に励む挑戦の汗がスクリーンに映し出されます。

お前は信じるか、奇跡というものを/お前は信じているか、今夜の勝利を

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