2024年上半期、世界で最もヒットした曲Top 10 / 米国で最もヒットした曲&アルバムTop 10 ベンソン・ブーンの曲が席巻


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アメリカ国内及び世界の音楽市場のデータを収集・解析し米ビルボードチャートに提供しているLuminate(前MRC Data / 旧Nielsen Music)は、現地時間2024年7月16日に発表した2024年中間報告書(2024 Luminate Midyear Music Report)で、2024年上半期に世界で最も再生された楽曲トップ10、アメリカ国内で最もヒットしたアルバム・曲トップ10などを発表した。

同報告書における2024年上半期のデータ集計期間は、2023年12月29日から2024年6月27日まで(※前年上半期は2022年12月30日から2023年6月29日まで)。

世界トップ10〈曲〉

2024年上半期の全世界を対象に、オンデマンドのオーディオ・ストリーミング数をもとにランキング化した「世界ソング Top 10」では、米ワシントン州モンロー出身のシンガーソングライター、新星ベンソン・ブーン(Benson Boone)のブレイクスルー・ヒット曲「Beautiful Things」が首位を獲得した。

ベンソン・ブーンのデビュー・アルバム『Fireworks & Rollerblades』(2024年4月リリース / Warner Records)のリード・シングルで2024年1月18日にリリースされたパワフルなポップ・ロック「Beautiful Things」はTikTokで大きな話題を集め、米ビルボード総合ソングチャート「Hot 100」で初登場第15位(※2024年2月3日付)で自身初のトップ40曲となり、最高第2位を記録(※2024年3月30日付)。

運命的な恋人との出会い、愛の喜びへの神様への深い感謝の気持ちを綴った美しく穏やかなバラードから、最愛の人を失う不安と恐れに駆られ、助けを求め神様に乞い願うソウルフルなコーラスで、愛の喜びとそれを失う恐怖と悲痛の間で激しく揺れ動く心情と現実の愛の姿を生々しく歌ったラブソング。もともとベンソン・ブーンが書いたそれぞれ異なるアイデアの二つの曲を、共同ソングライターのJack LaFrantzの提案で一つにした曲だとベンソン・ブーンは語る。

同曲についてベンソン・ブーンは「この曲は、私がちょうど始まったばかりだった恋愛からインスピレーションを得たものです」と米ビルボードで明かす(Billboard)。「この関係がどうなるのか、まったくコントロールできないと人生で初めて感じました。過去の恋愛では、関係を終わらせるのは自分かもしれないと常にわかっていたような気がします。しかし今回はまったく違った感じでした。何かを失うことを本当に心から恐れたのは初めてでした」。

同曲は米ビルボード世界チャート「Billboard Global 200」で通算7週の首位(※2024年2月17日付-24日付、3月9日付-16日付、3月30日付、4月13日付-20日付)となるなど世界的ヒットとなり、2024年上半期にオンデマンド・オーディオ・ストリーミングで世界14億3400万回を記録し、世界で最も人気のある曲となった。

次いで米ジョージア州アトランタ郊外コンヤーズ出身のシンガーソングライター、テディ・スウィムズ(Teddy Swims)の「Lose Control」が世界第2位。2023年6月にリリースされ、愛する人と離れている時の制御不能な心情を心揺さぶる歌声で炙り出した同曲は、デビュー・アルバム『I’ve Tried Everything but Therapy (Part 1)』(2023年9月リリース / Warner Records)の2ndシングル。

同曲についてテディ・スウィムズは「恋に落ちることは、時には中毒のようなもの。落ち込みから高揚感を追い求め続けるものだ。すべてが崩れ落ち始め、自分自身を失い、コントロールを失うことについて歌った曲。唯一の出口はその人と一緒にいることだと思い込み、何度も何度もその気持ちを追い求めることを歌っている」とコメント。「Hot 100」で初登場第99位で自身初の「Hot 100」入りの曲となり、最高第1位を記録、ベルギー、スイス、ルクセンブルクの週間チャートでも首位となった「Lose Control」は、2024年上半期に世界11億1700万回を記録。コントロールし得ない恋愛に翻弄されゆく姿と愛の真理をエモーショナルに歌った曲がトップ2を占めた。

第3位にはテイラー・スウィフト(Taylor Swift)のシンセ・ポップ「Cruel Summer」で2024年上半期に世界10億1200万回を記録した。「Cruel Summer」はうだるような暑さのなか、悪魔のような微笑の彼に溺れていく残酷な夏のロマンス、絶望と痛みを含んだ不確かな愛の形を狂気と詩的なリリックを交えながら描いたラブソング。

もともと2019年8月23日にリリースされた7thアルバム『Lover』の収録曲だっが、歴史的成功となっているワールドツアー『The Eras Tour』のセットリストとなり、SNSでバイラルとなった同曲は2023年6月にシングル化され、「Hot 100」で首位(※2023年10月28日付)、「Billboard Global 200」で首位(※2023年11月4日付)となった。

これら上位3曲のみが世界10億回を超えた曲となり、注目のトップ10では2024年4月にリリースのサブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)の「Espresso」(エスプレッソ)が、リリースから2ヶ月半ほどで世界8億9600万回で猛追し、第6位にランクイン。遊び心を散りばめながら、レトロなアンビエンスの心地よいサウンドと優しく柔らかな歌声で甘い余韻を引き出した「Espresso」は2024年8月23日にリリースされるサブリナ・カーペンターの通算6枚目となるスタジオ・アルバム『Short n’ Sweet』のリード・シングルで、今年注目のサマー・アンセムの一曲となっている。

2024年上半期世界ソング Top 10

#アーティスト再生数
第1位ベンソン・ブーン
Benson Boone
Beautiful Things14億3400万
第2位テディ・スウィムズ
Teddy Swims
Lose Control11億1700万
第3位テイラー・スウィフト
Taylor Swift
Cruel Summer10億1200万
第4位テイト・マクレー
Tate McRae
Greedy9億9200万
第5位FloyyMenor X Cris MjGata Only9億8200万
第6位サブリナ・カーペンター
Sabrina Carpenter
Espresso8億9600万
第7位ザ・ウィークエンド, ジェニー
& リリー=ローズ・デップ
The Weeknd, JENNIE
& Lily Rose Depp
One Of The Girls8億6000万
第8位ジョー
Djo
End Of Beginning8億4100万
第9位アリアナ・グランデ
Ariana Grande
we can‘t be friends (wait for your love)8億2600万
第10位アルテマス
Artemas
I Like The Way You Kiss Me8億2100万
※Top 10 Songs (Global) / 2024 Luminate Midyear Music Report
※2024年上半期の全世界を対象に、オンデマンドのオーディオ・ストリーミング数をもとにランキング化
※集計期間、2023年12月29日から2024年6月27日
※なお2024年上半期の世界アルバム・ランキングは発表されていない

米国トップ10〈曲〉

2024年上半期の米国内を対象に、オンデマンドのオーディオ・ストリーミング数をもとにランキング化した「米オーディオ・ストリーミング・ソング Top 10」(U.S. Top Songs: On-Demand Streaming / Audio)では、ベンソン・ブーン(Benson Boone)の「Beautiful Things」が4億4870万回再生で接戦を制して第1位を記録。世界、米国のいずれでも2024年上半期に最も人気のある曲となった。

第2位には、沖縄生まれ、米オクラホマ州ウーロガで育ったカントリー・シンガーソングライター、ザック・ブライアン(Zach Bryan)がケイシー・マスグレイヴス(Kacey Musgraves)を迎えた「I Remember Everything」(2023年9月リリース / Warner Records)で4億3730万回再生。愛の追憶を描いたカントリー・バラード「I Remember Everything」は、「Hot 100」で初登場第1位(※2023年9月9日付)となり、いずれのアーティストにとっても「Hot 100」初首位となり、2024年の第66回グラミー賞で最優秀カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」を受賞した。

次いで、テディ・スウィムズ(Teddy Swims)の「Lose Control」が4億970万回再生で第3位。第4位には米バージニア州ウッドブリッジ出身のラッパー、トミー・リッチマン(Tommy Richman)による「MILLION DOLLAR BABY」(2024年4月リリース)、TikTokで大きな注目を集め「Hot 100」初ランクイン曲で初登場第2位(※2024年5月11日付)となり2024年上半期に3億7490万回再生を記録した。

2024年上半期に最も売れたデジタルソングは、シャブージー(Shaboozey)のカントリー・ソング「A Bar Song (Tipsy)」で、219,000曲が売れた。

2024年上半期米ソング Top 10〈オーディオ・ストリーミング〉

#アーティスト再生数
第1位ベンソン・ブーン
Benson Boone
Beautiful Things4億4870万
第2位ザック・ブライアン
feat. ケイシー・マスグレイヴス
Zach Bryan
feat. Kacey Musgraves
I Remember Everything4億3730万
第3位テディ・スウィムズ
Teddy Swims
Lose Control4億970万
第4位トミー・リッチマン
Tommy Richman
MILLION DOLLAR BABY3億7490万
第5位フューチャー
メトロ・ブーミン
ケンドリック・ラマー
Future, Metro Boomin
& Kendrick Lamar
Like That3億7490万
第6位ケンドリック・ラマー
Kendrick Lamar
Not Like Us3億6210万
第7位ノア・カーン
Noah Kahan
Stick Season3億4290万
第8位ジャック・ハーロウ
Jack Harlow
Lovin On Me3億4080万
第9位シャブージー
Shaboozey
A Bar Song (Tipsy)3億3310万
第10位ホージア
Hozier
Too Sweet3億3310万
※U.S. Top Songs: On-Demand Streaming – Audio / 2024 Luminate Midyear Music Report
※2024年上半期の米国内を対象に、オンデマンドのオーディオ・ストリーミング数をもとにランキング化
※集計期間、2023年12月29日から2024年6月27日

2024年上半期米ソング Top 10〈売上数〉

#アーティスト売上数
第1位シャブージー
Shaboozey
A Bar Song (Tipsy)219,000
第2位ベンソン・ブーン
Benson Boone
Beautiful Things200,000
第3位テディ・スウィムズ
Teddy Swims
Lose Control195,000
第4位ビヨンセ
Beyoncé
Texas Hold ‘Em178,000
第5位ポスト・マローン
ft. モーガン・ウォーレン
Post Malone
feat. Morgan Wallen
I Had Some Help156,000
第6位メーガン・ザ・スタリオン
Megan Thee Stallion
Hiss107,000
第7位ジャック・ハーロウ
Jack Harlow
Lovin On Me95,000
第8位トム・マクドナルド
ベン・シャピーロ
Tom MacDonald
& Ben Shapiro
Facts93,000
第9位エミネム
Eminem
Houdini88,000
第10位ホージア
Hozier
Too Sweet85,000
※2024年上半期の米国内を対象に、デジタルソングの売上数をもとにランキング化
※集計期間、2023年12月29日から2024年6月27日

 

米国トップ10〈アルバム〉

2024年上半期の米国内を対象に、従来のアルバム売上数、トラック数によるアルバム相当数(TEA)、ストリーミング数によるアルバム相当数(SEA)を独自の比重で計算しランキング化した「米アルバム総合 Top 10」(Top Albums (U.S.))では、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)のニュー・アルバム『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』(邦題:ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント / ユニバーサル ミュージックジャパン)が第2位以下を倍以上のアルバム相当数で引き離し、アメリカで最も人気のあるアルバムとなった。

2024年4月19日にリパブリック・レコード(Republic Records)からリリースされた『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』は、2024年上半期に466万枚のアルバム相当のユニットを獲得。そのうちアルバム売上枚数が247万枚(CDが107万枚、レコードが98万8000枚、デジタル・ダウンロードが39万5000枚)、SEAは216万ユニット (アルバムのデラックス・エディションに収録31曲のオンデマンドによるオーディオおよびビデオのストリーミング再生回数は28.2億回)、TEAは23,000ユニット。247万枚売り上げた『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』は、2024年上半期にアメリカで最も売れたアルバムとなった。

同作は米ビルボード総合アルバムチャート「Billboard 200」でキャリア最高の初週売上数の記録とともに初登場首位(※2024年5月4日付)。これにより自身14作連続の首位となり、1956年の統計開始以来、ソロ・アーティストの首位アルバム数でジェイ・Z(Jay-Z)と並び歴代最多タイを記録、グループを含めると19作で首位となったザ・ビートルズ(The Beatles)に次ぐ記録となった(記事)。

現時点までに『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』は、「Billboard 200」で12週連続で首位(※2024年5月4日付-7月20日付)となり、『Fearless』 と『1989』でそれぞ11週1位を飾った自身最長首位記録を塗り替え、キャリア最長の首位アルバムとなった。

また初週から女性最長11週連続で首位となっていたホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)の1987年の2ndアルバム『Whitney』の記録を上回り、『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』は「Billboard 200」で最初の12週間首位を飾った唯一の女性アルバムとなった。男性を含めると最初の12週間以上で首位となったアルバムは他に2枚のみで、モーガン・ウォーレン(Morgan Wallen)の『One Thing at a Time』(12週連続、通算19週首位)と、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)の『Songs in the Key of Life』(13週連続)となっている。

これを受けてテイラー・スウィフトは現地時間7月20日、自身のSNSで「”The Tortured Poets Department”を応援してくれた皆さん、皆さんが成し遂げてくれたことに本当に驚いています」とコメント。「リリースから12週間ずっと1位をキープしましたが、私のアルバムでこんなことは今まで一度もありませんでした、断トツです!!あなたたちは最高だわ」と喜びを分かち合った。

トップ5では、第2位にモーガン・ウォーレン(Morgan Wallen)の2023年3月リリースの3rdアルバム『One Thing at a Time』(177.6万枚相当)、第3位にノア・カーン(Noah Kahan)の2022年10月リリースの3rdアルバム『Stick Season』(122.4万枚相当)、第4位にビヨンセ(Beyoncé)の2024年3月リリースの8thアルバム『Cowboy Carter』(110.5万枚相当相当)、そして第5位にシザ(SZA)の2022年12月リリースの2ndアルバム『SOS』(106.4万枚相当)。2023年年末報告書の年間総合アルバムチャート(記事)でモーガン・ウォーレンの『One Thing at a Time』は第1位、シザの『SOS』は第3位となった。

2024年上半期米アルバム Top 10〈総合〉

#アーティストアルバムアルバム
相当数
アルバム
売上数

売上数
オーディオ再生数
/ビデオ再生数
第1位テイラー・スウィフト
Taylor Swift
THE TORTURED POETS DEPARTMENT466万2,474,000230,00027.53億
/6660万
第2位モーガン・ウォーレン
Morgan Wallen
One Thing at a Time177.6万41,000166,00022.37億
/1億1890万
第3位ノア・カーン
Noah Kahan
Stick Season122.4万114,00099,00014.36億
/2530万
第4位ビヨンセ
Beyoncé
Cowboy Carter110.5万257,000301,00010.31億
/3580万
第5位シザ
SZA
SOS106.4万55,00045,00013.45億
/7930万
第6位フューチャー
メトロ・ブーミン
Future & Metro Boomin
We Don’t Trust You104.6万10,00055,00013.33億
/7920万
第7位モーガン・ウォーレン
Morgan Wallen
Dangerous: The Double Album101万11,00056,00013.03億
/6490万
第8位ザック・ブライアン
Zach Bryan
Zach Bryan98.4万71,00085,00011.88億
/2720万
第9位テイラー・スウィフト
Taylor Swift
1989 (Taylor’s Version)95.3万250,000101,0009.1億
/1600万
第10位テイラー・スウィフト
Taylor Swift
Lover94.8万208,000124,0009.61億回
/2570万
※Top Albums (U.S.) / Album Sales + TEA + SEA* On-Demand Audio + Video / 2024 Luminate Midyear Music Report
※2024年上半期の米国内を対象に、従来のアルバム売上数、トラック数によるアルバム相当数(TEA)、ストリーミング数によるアルバム相当数(SEA)を独自の比重で計算しランキング化
※集計期間、2023年12月29日から2024年6月27日

2024年上半期米アルバム Top 10〈売上数〉

#アーティストアルバム売上数
第1位テイラー・スウィフト
Taylor Swift
THE TORTURED POETS DEPARTMENT247.4万
第2位ビリー・アイリッシュ
Billie Eilish
Hit Me Hard and Soft30.6万
第3位ビヨンセ
Beyoncé
Cowboy Carter25.7万
第4位テイラー・スウィフト
Taylor Swift
1989 (Taylor’s Version)25万
第5位テイラー・スウィフト
Taylor Swift
Lover20.8万
第6位TOMORROW X TOGETHERMinisode 3: TOMORROW19.3万
第7位ATEEZGolden Hour: Part.119.1万
第8位テイラー・スウィフト
Taylor Swift
Folklore17.4万
第9位TWICEWith YOU-th17.4万
第10位テイラー・スウィフト
Taylor Swift
Midnights17.1万
※Top Albums (U.S.) – Total Sales / 2024 Luminate Midyear Music Report
※2024年上半期の米国内を対象に、フィジカルとデジタル・アルバムの総計でランキング化
※集計期間、2023年12月29日から2024年6月27日

 

要旨

U.S. Metrics / 2024 Luminate Midyear Music Report

2024年上半期、米国ではラテン音楽の成長が牽引しストリーミングが続伸、世界のストリーミングは一貫して成長傾向を維持した。2024年上半期の全世界におけるオンデマンドのオーディオ・ストリーミングの総数は続伸し、前年同期比15.1%増の2兆2900億回。2024年上半期の米国内におけるオンデマンドのオーディオ・ストリーミングの総数は、前年同期比8.0%増の6658億回となった。一方減少傾向が続くデジタルソングの売上は、2023年上半期の6957万曲から2024年上半期に10.9%減少し、6196万曲に落ち込んだ。

2024年上半期の米国内における音楽消費はアルバム相当数(アルバム売上枚数に加え、トラックの売上数、アルバムのストリーミング数を独自の比重でアルバム枚数に換算し集計した値)で前年同期比7.4%増の5億2730万枚相当となった(※なおこのデータは、いずれの年も独立小売業者のフィジカルの売上数を除いたものとなっている)。

アルバム相当数による2024年上半期の米国内の音楽消費のコア・ジャンル別ランキングでは、2023年年末報告書と同様の結果となり、第1位R&B/ヒップホップ(24.6%)、第2位ロック(18.7%)、第3位ポップ(12.9%)、第4位カントリー(8.8%)、第5位ラテン(7.4%)となった。

2024年上半期の米国内のオンデマンドのオーディオ・ストリーミングにおけるコア・ジャンルのシェアの成長をみたランキング(※【2024年上半期シェア】 -【2023年上半期シェア】のポイントでランキング化)では、ラテンが最もシェアを拡大、次いでロック、ポップ、カントリー、クリスチャン/ゴスペルとなった。

ラテン音楽は、オンデマンド・オーディオ・ストリーミングの成長において、2024年上半期に+0.51のシェアポイントで米国のすべてのコア・ジャンルをリードしており、オンデマンド・オーディオ・ストリーミングで前年同期比15.1%増の成長がその原動力となっている。この成長の最大の原動力の一つは、リージョナル・メキシカン(メキシコ地域)の台頭で、現在米国で最大のラテン・サブジャンルとなっている。

2024年上半期を通じて、4人のラテン・アーティストが米国オンデマンド・オーディオ・ストリーミングで1億回以上を記録。ラテン音楽アーティストによるストリーミング全体で最も再生されたバッド・バニー(Bad Bunny)を除き、1億回以上を再生した他のアーティストは、ペソ・プルマ(Peso Pluma)、Fuerza Regida、ジュニア・H(Junior H)で、いずれもリージョナル・メキシカンのアーティストだった。これを受けてLuminateは「消費者のリスニング・パターンが進化し続ける中、ラテン音楽とリージョナル・メキシカンの継続的な成長は、2024年の残りの期間を通じて注目すべき主要なトレンドとなるだろう」と指摘している(※追記・現地時間2024年7月23日発表)。

アーティストの出身国別に2024年上半期の世界におけるオーディオ・ストリーミングでのシェアの前年比の成長をみたランキング(※【2024年上半期シェア】 -【2023年年間シェア】のポイントでランキング化)では、メキシコのアーティストが2023年の5.29%から2024上半期6.03%に最も拡大し第1位。第2位はブラジル、第3位はフランスとなった。一方最もシェアを減少させたのはイギリスで2023年の8.49%から2024上半期7.90%、次いでアメリカは2023年の41.55%から2024上半期41.02%。米国のアーティストが依然として世界のオンデマンド・オーディオ・ストリーミング・シェアで最大のシェアを占めているが、そのシェアは2024年上半期に0.53シェアポイント減少しており、成長が著しいメキシコ、ブラジルなど、米国以外の国のアーティストの世界的な消費が引き続き増加していることを示している。

有料ストリーミングと広告型ストリーミングのシェアについて、全世界のオンデマンド・ストリーミング(オーディオ&ビデオ)の57.5%が有料ストリーミングによるもので、有料ストリーミングのシェアが最も高い国トップ5は、第1位ノルウェー(93.5%)、第2位アイスランド(92.9%)、第3位スウェーデン(89.6%)、第4位オランダ(87.6%)、第5位デンマーク(87.1%)。日本は第22位で70.5%。有料ストリーミングのシェアが最も低かったのは第49位インドで9.7%だった。

2024年上半期の米国内における音楽消費のうち、リリースから18ヶ月より月日が経っている旧作(カタログ)と18ヶ月以内の新作アルバムのシェアは、旧作が27.2%、新作が72.8%で前年同期と同一となり、アルバム相当数では旧作が前年同期比7.1%増の1億4320万枚相当、新作が前年同期比7.5%増の3億8410万枚相当となった。

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