AGTザ・チャンピオンズ 幻想的サンド・アートにゴールデンブザー シン・リムら第5週


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決勝への切符をかけた最終週、「今夜はオリンピックのようだ」とサイモン・コーウェル。王者の王者を決める世界タレント頂上決戦NBC『アメリカズ・ゴット・タレント: ザ・チャンピオンズ』(原題 America’s Got Talent: The Champions)第5週が今週放送され(現地時間2月4日)、シン・リムらAGTをはじめ世界のGT王者らが出場するなか、注目が集まった司会テリー・クルーズのゴールデンブザー。

その運命を手にしたのは、幻想的な美しいサンド・アートで全米に感涙を呼ぶ物語を描いたウクライナのサンド・アーティスト、クセニア・シモノヴァ(Kseniya Simonova)。ある青年とその両親のエモーショナルなドラマを神秘的な光と砂のアートで映し出し、最後のゴールデンブザーが送られました。

「魂が脈打つように砂は人生の移り変わりを表現することができます」とクセニア、海辺の小さな街に住む33歳は、「私のサンド・アートが小さな田舎町を出るなんて夢にも思っていませんでした」。2009年『ウクライナズ・ゴット・タレント』(Ukraine’s Got Talent / Україна має талант)で優勝し人生が変わったと語る彼女は今回初めての渡米だといい、「ウクライナを代表してここに立っているように感じます」。当時反響を呼んだ彼女のサンド・アートは日本でもTV番組などで紹介され大きく話題に。AGTザ・チャンピオンズの舞台でクセニアは「この物語では、成長して有名な画家になった青年が両親を忘れてしまったことを描いています」、「両親のことをどうか忘れないで欲しい、そう願っています」。

BGMにはニコール・ノードマン(Nichole Nordeman)が我が子に宛てた2016年曲「Slow Down」。ゴールデンブザーBGMにはレオナ・ルイス(Leona Lewis)曲「Footprints in the Sand」、2007年デビュー・アルバム『Spirit』に収録。

美しい音楽に乗せ、壮大な宇宙は一人の母親とそのお腹の中に眠る子へ姿を変えると、生まれては消えゆく刹那的な砂のアートで愛と情熱の人生から、親子のすれ違いと哀別を描き最後に一文「Don’t be late」(遅くならないで)。その胸に残る感動的なアートに観客・審査員総立ちの拍手喝采が送られ、審査員サイモン・コーウェルは「君は我々が世界で長年に渡って見てきたなかで最高の競技者の一人だ」、「我々の目の前で展開していき、その音楽の使い方だったり、物語だったり、素晴らしいものだった」。そしてメル・Bは「信じられないくらい素晴らしかった、Wow、wow、wowだわ!」、「もう本当にステキ、オー・マイ・ゴッド!!」

「全くその通りだ」とホーウィー・マンデルは「君のアートはとてもエモーショナルで美しく、君は美しく」、「私の心の中では今、まさに今、君がチャンピオンだ。本当に心からそう信じている」。すると歓声のなか舞台袖から登場したテリー・クルーズは「今日君が人々の心を動かした才能、人生で俺はこれ以上に感動したことないゾ!!」とゴールデンブザー。「ありがとう、ありがとうアメリカ!!」

Top 3

ファイナルに進めるのは残り1組。決勝前最後となったこの日は、サイモン・コーウェルが「まるで最高の最高の最高」と語る優勝者・ファイナリストらが集まり、昨年夏にカード・マジックで劇的優勝を飾ったばかりのAGTシーズン13シン・リム(Shin Lim)をはじめ、昨年『ブリテンズ・ゴット・タレント』(原題:Britain’s Got Talent)で優勝を果たしたコメディアンのロスト・ヴォイス・ガイ(Lost Voice Guy)、さらにBGT2017年優勝者のピアノ奏者トキオ・マイヤーズ(Tokio Myers)ら直近の米英GT王者らに加え、BGT2013優勝者アトラクション(Attraction)、またAGT2010準優勝者でその後世界的スターとなったジャッキー・エヴァンコ(Jackie Evancho)らが登場。

投票の結果トップ3となったのは、アトラクションシン・リム、そしてAGT2014ファイナリストのサンズ・オブ・セレンディップ(Sons of Serendip)。ボストン大学大学院で出会い結成されたクラシカル・クロスオーバーのカルテット、サンズ・オブ・セレンディップはこの日9番目に登場し、キーン(Keane)の2004年曲「Somewhere Only We Know」を琴線に触れるアレンジでカバー。スタンディングオベーションに包まれハイディ・クルムは「あなたたちのパフォーマンスは魔法のよう」。メル・Bは「とてもドリーミーで、エンジェリックだわ」。サンズ・オブ・セレンディップはアメリカ北東部で支持を集め、第3位。

この日10番目のアクトとなったシン・リムは、テリー・クルーズをテーブルに招き昨年全米に衝撃を走らせた髪型、ではなくウィンク、でもなくカード・マジックをテリーの目の前で披露。自在にカードを操り『X-ファイル』のテーマ曲が聞こえてくるマジックのBGMには、2013年SF映画『オブリビオン』(原題:Oblivion)サントラ曲で、スザンヌ・サンドフォー(Susanne Sundfør)とM83によるタイトル・トラック「Oblivion」(動画)。同映画主演はトム・”クルーズ”。再び全米を驚かせたシン・リムはアメリカ中西部を中心に支持を集め、トップ通過で決勝進出を決めました。

その結果、アメリカ南部と西部で票を集めたアトラクションが第2位。この日最初のアクトとなったハンガリーのシャドー・ダンス・グループは影絵で新しい命、家族、アメリカへの移住、成長、夢、恋、そして新たな家庭から再び新しい命へ繋ぎ、アメリカのシンボルを交えながら人生と命の旅を美しくもダイナミックに表現。その影絵のBGMには、ワンリパブリック(OneRepublic)の2014年曲「I Lived」。フロントマン、ライアン・テダー(Ryan Tedder)が当時4歳の長男に宛てた曲では、試練に屈せず臆することなく全力で夢を追いたくましく生きてほしい、我が子への願いと深い愛が描かれます。ホーウィー・マンデルは「これ以上にシンプルで、これ以上にエモーショナルなものは見たことがない。胸がいっぱいになったよ」。

ファイナリスト

今週の結果により全ファイナリストが出揃い、クセニア・シモノヴァとシン・リムに加え、第1週(記事)よりスーザン・ボイル(Susan Boyle)プリーチャー・ローソン(Preacher Lawson)、第2週(記事)よりデッドリー・ゲームズ(Deadly Games)クリスティーナ・ラモス(Cristina Ramos)、第3週(記事)よりアンジェリカ・ヘイル(Angelica Hale)ポール・ポッツ(Paul Potts)、第4週(記事)よりケチ(Kechi Okwuchi)ブライアン・ジャスティン・クルム(Brian Justin Crum)

また今週ワイルドカードが発表され、第2週でティナ・ターナー(Tina Turner)の1973年曲「Nutbush City Limits」、1971年曲「Proud Mary」を歌った14歳歌う腹話術少女ダーシ・リン(Darci Lynne Farmer)、そして第3週に未来を予測する三目並べマジックで魅せたマジシャン、ジョン・ドーンボス(Jon Dorenbos)の2組がファイナル進出決定。これにより、再びダーシ・リンとアンジェリカ・ヘイルがファイナルで闘うことになりました。そのファイナルは来週現地時間2月11日(日本時間2月12日)、結果発表はその翌週の現地時間2月18日に放送される予定です。なお第5週その他の出場者パフォーマンスは以下の通りです。

 

2. ジャッキー・エヴァンコ/Jackie Evancho(クラシカル・クロスオーバー歌手)【AGT2010 準優勝】18歳となったジャッキー・エヴァンコはミュージカル『オペラ座の怪人』(The Phantom of the Opera)より「The Music of the Night」を壮麗な歌声で歌い上げ、全米からは「息を呑む美しさ」、「ソウルフルで、エンジェリック、美しいわ」、「Omg!現実世界のディズニー・プリンセスだわ」、「まるで天使」、またその美貌にも数々の声が寄せられる
3. Colin Cloud(メンタリスト)【AGT2017 ファイナリスト】
4. Lost Voice Guy(コメディアン)【BGT2018 優勝】
5. Sal Valentinetti(歌手)【AGT2016 ファイナリスト】
6. トキオ・マイヤーズ/Tokio Myers(ピアニスト)【BGT2017 優勝】
8. Cosentino(エスケープ・アーティスト)【オーストラリアGT2011 優勝】

※AGTスピンオフ『AGT: ザ・チャンピオンズ』は、AGTをはじめ世界70を超える国と地域で展開される『ゴット・タレント』フランチャイズ(※世界194の国と地域で放送)の歴代優勝者及びファイナリストらから厳選された50組が、”ザ・チャンピオンズ”の栄光をかけて激突。各回10組が5週に渡って競い、各回2組がファイナルに進出。その内1組は審査員・司会者によるゴールデンブザー、もう1組はアメリカ50州の「AGT Superfans」の投票によって決せられます。審査員はこれまで通りAGTレギュラー審査員サイモン・コーウェル(Simon Cowell)、ホーウィー・マンデル(Howie Mandel)、メル・B(Mel B)、ハイディ・クルム(Heidi Klum)。司会はこれまでのタイラ・バンクス(Tyra Banks)に代わって、テリー・クルーズ(Terry Crews)。

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