アメリカズ・ゴット・タレント『ザ・チャンピオンズ』スーザン・ボイルにゴールデンブザー


1600 900 Laurus H.

“才能のオリンピック”がついに開幕。全米夏の最高視聴率オーディション番組、NBCアメリカズ・ゴット・タレントのスピンオフ『アメリカズ・ゴット・タレント: ザ・チャンピオンズ』(原題 America’s Got Talent: The Champions)が日本時間今週火曜日(現地時間1月7日)より放送開始となり、世界最強の才能を決するオールスターによる頂上決戦の初戦に早くもスーザン・ボイル(Susan Boyle)が登場。誰もがその名を知るスターとなった2009年『ブリテンズ・ゴット・タレント』(原題:Britain’s Got Talent)シーズン3準優勝者はこの日、世界が恋に落ちた歌声で審査員メル・Bからゴールデンブザーを獲得、最も早くそのファイナル進出を決めました。

約9年前に立った初めての舞台を振り返りスコットランドの57歳は「ほとんどの観客は笑っていたわ」、「しかし彼らは私の声を目にして変わったようだった」。今の成功に彼女は「思いもしなかったわ、でもあのステージに上がってよかったわ」。ミュージカル『レ・ミゼラブル』の「夢やぶれて」(I Dreamed A Dream)でその人生を変えたスーザン・ボイル、準優勝に終わったものの「2番目は負けってことじゃない。それは果たされていない約束よ」。アルバムセールスは世界2000万枚を超え、2度のグラミー賞ノミネーションに輝くなど瞬く間にスターダムに駆け上がった彼女は「サイモンが最後に私を見た時からどれだけ成長したか、彼に見せるのが楽しみ」、「これは果たされていない約束への私の千載一遇のチャンスだわ」。

拍手喝采のなか迎えられ、「あなたのお名前は?」とサイモン・コーウェル、「冗談だスーザン、数えきれないほど素晴らしい思い出が蘇ってきたよ」。「この舞台に立てて幸せだわ、アメリカに来れて素晴らしいわ」というスーザン・ボイルはローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)1971年曲「Wild Horses」(ワイルド・ホース)を披露。審査員全員と会場の観客らからスタンディングオベーションが送られ、Sycoエンターテイメントのサイモン・コーウェルは「正直、君以上にこの番組を定義づける出場者はいないよ」、「君こそその人だ。君は多くの人々の人生に多大なる影響を与えてきた。君がここに来てくれてとても感激している」。審査員メル・Bは「ここに座りあなたの歌声が聞けてとても光栄であり、喜びであると伝えたいわ。あなたの歌声は天使のよう、私はあなたにふさわしいものを贈れる女性になりたいわ」。そのゴールデンブザーにサイモン・コーウェルもステージで祝福、スーザン・ボイルは「とても幸せ、恐縮の至りです」。

史上初となる『AGT: ザ・チャンピオンズ』は、AGT歴代優勝者及びファイナリストらそして世界70を超える国と地域で展開する『ゴット・タレント』フランチャイズの優勝者及びファイナリストらから厳選された50組が、”ザ・チャンピオンズ”の栄光をかけて激突。各回10組が5週に渡って競い、各回2組がファイナルに進出。その内1組は審査員及び司会者のそれぞれ1回限りのゴールデンブザーにより決勝進出確定、もう1組は「AGT Superfans」と呼ばれるアメリカ50州からのファンらの投票によって決せられます。審査員はこれまで通りAGTレギュラー審査員サイモン・コーウェル(Simon Cowell)、ホーウィー・マンデル(Howie Mandel)、メル・B(Mel B)、ハイディ・クルム(Heidi Klum)。司会はタイラ・バンクス(Tyra Banks)に代わって、テリー・クルーズ(Terry Crews)。

トップ3

シリーズ・プレミアで最初にステージに登場したのは、2006年当時11歳で優勝を果たしたAGT初代王者ビアンカ・ライアン(Bianca Ryan)。優勝後の音楽活動の栄光から一転、二度と歌えなくなる可能性があると告げられた声帯麻痺で手術を受け、「全てが崩れていくように感じました」と24歳。話すリハビリから始めたというビアンカ・ライアンは「ファンの人たちからの手紙は少なくなり、コメントも少なくなり、再生回数も少なくなり、自分が消えたように感じました。そして世の中は変わらず輝いていました」。「この1年半復帰のために励んできました」というビアンカ・ライアンはア・グレイト・ビッグ・ワールド(A Great Big World)の「Say Something」を披露。そのエモーショナルな歌声に審査員全員と会場から総立ちの拍手喝采が送られました。

サイモン・コーウェルは「正直言うと君なしに今日ここに我々が座ることはなかったよ」、「ビアンカ、君が戻ってきてくれて心から嬉しい」。そしてホーウィー・マンデルは「君に何があったのかと思っていたんだ。そしてこうした障害を乗り越える意欲、君はまさに人生における真のチャンピオンだ」。メル・Bは「ほんっっとうに素晴らしかったわ。もう信じられない」、「私はこの番組でいつもシンガーに”私たちを旅に連れて行ってくれたわ”って言うのだけど、あなたはその遥か上にいったわ、キーの変化だったり、柔らかさだったり、光と影だったり、まさに見事なものだった」、「本当によくやったわ」。

スーザン・ボイルの他にこの日決勝に進めるのは1組。全10組のアクトを終えそのトップ3が発表され、ビアンカ・ライアン、AGT2017ファイナリストのコメディアン、プリーチャー・ローソン(Preacher Lawson)、そして超人的バランス力と柔らかさ、逆立ちから足で弓を射る神業でゴールデンブザーを獲得したAGT2016ファイナリストの曲芸師、17歳ソフィー・ドッシ(Sofie Dossi)。9番目に登場したソフィー・ドッシは「私が挑戦してきたなかでおそらく最も強烈な組み合わせの一つ」という神業を進化させた息を呑むスペクタクル・ショーで魅了、安全ネットなしに首一点で空中を舞う圧巻の曲芸から高速スピンで人々を釘付けにし、サイモン・コーウェルは「信じられないくらい素晴らしかったよ」、「我々が君を選んだのは、君がさらに上を行くと感じていたからだ。我々が見てきた君の最高のパフォーマンスを遥かに超えてきたよ」、「本当に信じがたい」。

一方プリーチャー・ローソンは白人女性との交際をジョークに会場を笑いで包み、投票の結果、ビアンカがアメリカ西部で最も票を集めたものの、34歳以下の女性のハートを捉えたというプリーチャー・ローソンが勝ち取り決勝進出を決めました。Deadlineによると『AGT: ザ・チャンピオンズ』第1週は全米視聴者数990万人を記録、夏のAGT(2018年初回1210万人)に及ばなかったものの、TVシリーズ番組によるその夜の全米最高視聴者数を記録した他、TVLineによると台本のないTVシリーズ番組として約3年ぶりとなる全米最高視聴者数でのデビューとなったことが報じられました。『AGT: ザ・チャンピオンズ』第2週は来週、現地時間1月14日に放送予定、AGT2017でセンセーションとなったシーズン12覇者オクラホマ州「歌う天才腹話術少女」14歳ダーシ・リン(Darci Lynne Farmer)が登場予定です。なお、第1週その他の出場者パフォーマンスは以下の通りです。

 

2. The Clairvoyants(メンタリスト)【AGT2016 準優勝者】
3. サラ&ヒーロー/Sara & Hero(犬芸)【AGT2017 ファイナリスト】
4. Uzeyer Novruzov(はしごバランス)【AGT2010 ファイナリスト】
5. ヴィッキー・バーボラク/Vicki Barbolak(コメディアン)【AGT2018 ファイナリスト】
6. Alex Magala(剣呑み込み)【ロシアGT2014 優勝など】
7. Justice Crew(ダンス・歌グループ)【オーストラリアGT2010 優勝】

関連記事

新着記事

海外の洋楽情報をフォロー