世界的メガヒット曲「Call Me Maybe」(邦題:コール・ミー・メイビー)で今月ついに自身初めてとなる全米ビルボード総合シングル曲ランキング「Hot 100」で第1位を記録して以来、現在3週連続で首位を記録し続けているカナダの26歳新星歌姫カーリー・レイ・ジェプセン(Carly Rae Jepsen)、今週発売の米ビルボード誌(2012年6月30日号)の表紙を飾るなど全米でも絶大な注目を浴びる中、その待望の全米デビュー・スタジオ・アルバム(通算2枚目となるスタジオ・アルバム)が、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)のワールド・コンサート・ツアー「Believe Tour」がキックオフする米国時間9月29日までに、リリースする見通しであることが、米ビルボード及び米MTVで報じられています(※追記、全米デビュー・アルバム『Kiss』9月18日にリリース)。
来月5日に全米で3D劇場公開されるケイティ・ペリー(Katy Perry)のドキュメンタリー・コンサート映画『Katy Perry: Part of Me』のプレミア(米国時間6月26日)に出席したカーリー・レイ・ジェプセンは、Fun.のプロデューサー、スティーヴン・マクドナルド(Steven McDonald)、ボスのジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)、LMFAOのレッドフー(Redfoo)らと共に現在制作している2ndスタジオ・アルバムについて、「もうほとんど完成に近づいているわ。まだちょっとやることがあるけど、でも最終仕上げのところだわ」と米MTVのリポーターによるインタビューで明らかにしています。
(記事)”Carly Rae Jepsen’s Debut Album ‘Almost Finished’” on 米MTV
ジャスティン・ビーバーのレーベル「Schoolboy Records」初の女性アーティストとして抜擢されて以来、「私の人生にいったい何が起こっているの?」とほっぺをペチンと叩いているというカーリー・レイ・ジェプセンは、ボスの「Believe Tour」のオープニング・アクトを務める予定。
『カナディアン・アイドル』シーズン5(2007年)のファイナル(第3位)後2008年にリリースした本国カナダのデビュー・アルバム『Tug of War』、EP『Curiosity』に次ぐアルバムで、全米ビルボード・デビュー曲「Call Me Maybe」で世界的センセーションを巻き起こして以来初めてとなる待望のニューアルバムのリリース日については、一部ファンの間では「Believe Tour」後の2013年のリリースとの予想もあったようですが、フロントを飾った6月30日号米ビルボード誌でのインタビュー及び前記MTVインタビュー記事で、9月29日にキックオフする「Believe Tour」前にリリースする予定であることが明かされています。
世界的名声を獲得したカーリー・レイ・ジェプセンの素顔に迫る同米ビルボード誌でのインタビューでは、今まで訪れたことのなかったメキシコ・シティでのコンサートに集まったこれまで経験したことのない30万人ものファンを前に、息もできないほど緊張してしまったことや、カナダでの辛い下積み時代が今の自分の音楽を育ててくれた「Call Me Maybe」誕生までの秘話、ジャスティン・ビーバーやそのマネージャーでレーベル「Schoolboy Records」を手がけるスクーター・ブラウン(Scooter Braun)らが「今君がしていること、私たちはそれを変えたいと思っているわけではないよ。ただ私たちはより大きな方法でそれを分かち合いたいんだ」と自分が自信をもつことのできる自分らしい音楽を作っていくことを認めてくれていることを明かしています。
ケイティ・ペリー(Katy Perry)(»動画)、米ハリウッド俳優ジェームズ・フランコ(James Franco)をはじめ数多くのセレブやハーバード大学野球部員(»バイラル動画)、世界中の若者が次々にそのリップシンク動画を投稿し、オバマ大統領の「Call Me Maybe」(»動画)もバイラル動画となるなど、今年に入ってから数多くの「Call Me Maybe」バイラル動画が誕生。
そうした中で米ビルボード誌のインタビューで「どのバイラル動画が一番お気に入りですか」と質問されると、「ものすごくクレイジーなものもあるけど…、でもやっぱり最も特別なのは、ジャスティン・ビーバーとセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)、アシュレイ・ティスデイル(Ashley Tisdale)とビッグ・タイム・ラッシュ(Big Time Rush)らによる動画だわ」と、その世界的センセーションの起爆剤ともなったリップ・シンク・ダンス動画であると明かします。
初めてそれを目にした時のことを今でも覚えているわ。「ジャスティン・ビーバーにものすごく似ているわ…。いやちょっと待って…、ジャスティン・ビーバーだわ!なんてこと!」、そして次の瞬間、「いったい何が起こっているのかしら」ってなってしまったわ。文字通り、「Go」ボタンを押してから、私の人生はあらゆる意味で全く変わってしまったわ
また世界的ヒット曲「Call Me Maybe」の未曾有の成功に、これから先についてプレッシャーを感じていないとか問われると、「Call Me Maybe」の人気の秘密に隠されたカーリー・レイ・ジェプセンらしい魅力あふれる言葉で次のように答えます。
いいえ、それは『カナディアン・アイドル』の時と精神的には同じだわ。『カナディアン・アイドル』(シーズン5、2007年)では第3位フィニッシュで、みんなにこう聞かれたわ。「優勝できなくて悔しくない?」って。
私はこう答えたわ。「いいえ、私は3位でものすごく嬉しいわ」って。それは私が予想していたよりも遥かによい結果だったわ。
そして全米ビルボード総合シングル曲チャートで首位を獲得したこと、それは私が夢見ていたことよりも遥かに超えたものだわ。第1位になるなんて予想だにしていなかったわ。
今私はより多くの音楽を聞いてもらえることのできる大変素晴らしい機会を得て、それはまさに私が今までずっと願っていたことだわ。
もしそれがうまくいくのであれば、うまくいっているわけで、もしそれがうまくいかなかったら…、
それでも私がとってもハッピー・ガールであることに変わりないわ。
「嬉しいアクシデント」と語る(»英文記事)今週リリースされた米人気アウル・シティー(Owl City)とのコラボレーション最新シングル曲「Good Time」は現在米iTunes総合シングル曲ランキングで第1位の「Call Me Maybe」と共に、第3位を記録。
※2012.7.24追加掲載、「Good Time」ミュージック・ビデオ公開
来週水曜日発表の全米ビルボード総合シングル曲ランキング「Hot 100」では、早くも40位圏内にランクインすることが予想されることが米ビルボードにより報じられています。
(記事)”Owl City, Carly Rae Jepsen Ready for ‘Good Time’ on Hot 100” on Billboard
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