ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)にセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)、アシュレイ・ティスデイル(Ashley Tisdale)やビッグ・タイム・ラッシュ(Big Time Rush)と豪華すぎるディズニースターがとにかくハイテンションに仲良く踊りまくる姿がホームビデオ風に撮影され、YouTubeで公開からわずか3日にして怒涛の300万動画再生回数を突破し、爆発的な話題を呼んでいるこのビデオは、確信犯ジャスティン・ビーバーのある布石となっているようです。
今カナダで絶大な注目を集める新星歌姫が、ジャスティン・ビーバーの最強チームとチーム・アップ、カナダからアヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)らに次いで今、世界的ポップ・ロック・ガールが誕生しようとしています。
『アメリカン・アイドル』のカナダ版『カナディアン・アイドル』シーズン5(2007年)のファイナリスト(第3位)で、今月のバレンタイン(現地時間2月14日)にEP『Curiosity』をリリースしたカナダ、ブリティッシュ・コロンビア州ミッション出身のシンガー・ソングライター、カーリー・レイ・ジェプセン(Carly Rae Jepsen)が、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)のレコード会社「Schoolboy Records」(スクールボーイ・レコーズ)とレーベル契約を締結、同ニュースがジャスティン・ビーバー自身より公表されました。
(記事)”Justin Bieber scores a record deal for Canadian Idol contestant Carly Rae Jepsen” on National Post


※同記事は2012年2月時点での情報です。
※全米デビュー・アルバム『キス』には、EP『Curiosity
』収録「Call Me Maybe」他「Curiosity」が収録。但し「Curiosity」のバージョンは異なります。
「実は僕がカナダに戻っていた時、ラジオで「Call Me Maybe」という曲が流れていたんだ。すぐにその曲がすごく好きになって、その時、これは記録破りの曲だって思ったんだ。」EPアルバムがリリースされたバレンタインデーに、カーリーがゲスト出演していたカナダのマッチミュージック・チャンネル(MuchMusic)の音楽番組『New Music Live』で、そうジャスティン・ビーバーはビデオ・メーセージで、カーリーの曲を初めて耳にした時の衝撃を明かします。
※前半の動画はこちらです。
「それでその曲についていろいろ調べ始めたんだ。そして誰が歌っていたか判明したんだ。彼女の名前はカーリー・レイ・ジェプセン。みんなに僕たちが彼女とレコード契約を締結したことを知ってもらいたいんだ。ぜひ彼女の歌をチェックしてみて。彼女は大ブレイクするよ」
憧れのジャスティン・ビーバーからのビデオ・メーセージが流れ終わると、感極まったカーリーの目にはあふれるばかりの涙が。
ジャスティン・ビーバーを見出し、そのマネージャーを務め、またレーベル会社「Schoolboy Records」を手がけるスクーター・ブラウン(Scooter Braun)は、番組中電話でジャスティン・ビーバーが強く彼女のことを推薦した経緯や類まれな彼女とのチーム・アップの興奮を話すと、「前回カナダのアーティストと共に仕事をしたんだけど、とてもうまくいったんだ」とジョークを交えながら、レーベル「Schoolboy Records」初の女性アーティストで、世界に誇るカナダの彼女への高い期待を明かします。
その後電話に(何と)サプライズでジャスティン・ビーバーが登場。本場カナダ・ティーンの熱狂に包まれる中、ただただ驚きに言葉を失うカーリーは「何と言っていいかわからないわ。私達が歩むことになる旅をとても楽しみにしているわ。本当に本当にありがとう。とてもワクワクしているわ」と伝えきれない感謝と嬉しさを精一杯の言葉にします。
デビュー・アルバム『Tug of War
』に次いでリリースされたEPアルバム『Curiosity
』のリード・シングル曲「Call Me Maybe」は、昨年9月にリリースされ、カナダiTunesの総合シングル曲ランキングで第1位を獲得した他、カナダのデジタル・ランキング第1位を獲得。カナダ出身のアーティストがデジタル・チャートで第1位を記録するのはジャスティン・ビーバーのメガヒット曲「Baby」以来初めてのこと。またニールセン(Nielsen SoundScan)がデジタル配信部門でその集計を開始した2005年よりこれまでにカナダのアーティストが第1位を記録したのは11曲のみ。配信数は既に8万ダウンロード数を突破しており、プラチナ・ステータスを記録。
また同曲は、米ビルボード「Canadian Hot 100」でも第1位を獲得。カナダのアーティストがビルボード「Canadian Hot 100」でこれまでに第1位を獲得したのは、アヴリル・ラヴィーン「Girlfriend」、ニッキ・ヤノフスキー(Nikki Yanofsky)のバンクーバー冬季五輪CTV公式テーマソング「I Believe」、ケイナーン(K’naan)オリジナルのハイチ・チャリティ・ソング「Wavin’ Flag」のみで、同曲はその4番目の曲になります。
「Girlfriend」、「I Believe」、「Wavin’ Flag」といずれも世界的大ヒットを飛ばしている曲に肩を並べるカーリー・レイ・ジェプセンの「Call Me Maybe」、想像を超えた驚くべき大ヒット記録をもちながら未だ世界には知られていない「Call Me Maybe」ですが、その大きすぎる一歩を今週踏み出すことになったようです。
(記事)”Justin Bieber, Selena Gomez & Friends Lip Sync Carly Rae Jepsen Hit ” on Ryan Seacrest
レーベル契約締結のサプライズ・アナウンスから一週間と経たぬうちに公開されたジャスティン・ビーバーの呼びかけにより実現した動画には、恋人のセレーナ・ゴメスをはじめ、友人のアシュレイ・ティスデイルやビッグ・タイム・ラッシュ等の夢のディズニースターらが集結、その動画は瞬く間に世界中に広がり、一夜にしてバイラル動画に。
まだまだ始りにすぎない世界最強ジャスティン・ビーバーのチームの中で、カナダから世界に誇るポップ・ロック・ガールが誕生しようとしているようです。
なお、カーリー・レイ・ジェプセンはそのデビュー・アルバム『Tug of War
』で日本デビュー。上記のサイトより詳細が紹介されているようです。
(※2012.4.18追記)
国内レーベルを「ユニヴァーサル・ミュージック・ジャパン」に変更し、4月18日、ついに日本でも「コール・ミー・メイビー」配信開始となりました。
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