2020年9月開催の第55回ACMアワード（ACM Awards 2020）で最優秀男性アーティスト賞を受賞したカントリー・スター、ルーク・コムズ（Luke Combs）のセカンド・アルバム『What You See Is What You Get』（2019年11月）が、今日発表の全米ビルボード総合アルバムチャート「Billboard 200」で先週の第21位から大きく浮上し首位を獲得。デラックス盤のリリースを受け、同作はおよそ1年ぶりの首位返り咲きとなり通算2週の首位となった（Billboard、※2020年11月7日付）。
セカンド・アルバム『What You See Is What You Get』に新たに6曲が追加された全23曲のデラックス盤『What You See Ain’t Always What You Get』（ダウンロード版 / ストリーミング）は2020年10月23日にリリース。新型コロナウイルスのパンデミックのなかでの困難を描いた「Six Feet Apart」（2020年5月）や、何気ない姿に永遠の愛を見出す素朴で甘美なラブソング「Forever After All」（2020年10月）などが収録されている。なかでも全米に感動を呼んでいる「Forever After All」は各ストリーミング・サービスでカントリー・ソングの新記録となる再生回数を記録している。
（コーラス）「人は言う、永遠に続くものなどないと／でも彼らは俺たちを知らない／君の瞳に映る月光のダンスも／キッチンにTシャツだけ／メイクなしに／人生で数え切れないほど他のものを見てきた／たった一つの愛がある男を考え直させる／結局永遠ってやつも、あるんじゃないかと」
デラックス盤とともにリリースされた「Forever After All」はルーク・コムズが2016年から交際し2020年8月に結婚した妻Nicole Hockingへの愛からインスパイアされた歌。同曲は、Apple Musicでカントリー・ソングのリリース初日再生回数で史上最多を記録。またSpotifyでも新記録となり、カントリー・ソロ曲のリリース初日再生回数で史上最多を記録し、Spotify「Top 10 グローバル・ソング・チャート」で第2位（※2020年10月23日-25日）となり、収録曲「The Other Guy」、「Cold As You」、「My Kinda Folk」もヒットを記録。これらを受けてルーク・コムズはSpotifyでカントリー・アルバムのリリース初日再生回数で史上最多を記録し、自身の記録を塗り替えた。
10月29日までに「Billboard 200」で、（デラックス盤との合算で）『What You See Is What You Get』は米国内週間アルバム相当数109,000（前週比399％増）を記録し首位を記録（Nielsen Music/MRC Data）。内訳ではアルバム・セールスが22,000枚（前週比1,734％増）、ストリーミング換算による「SEA」が76,000（前週比289％増、米国内週間1億226万回再生）、トラック換算によると「TEA」が11,000（前週比904％増）となった。2020年にカントリー・アルバムが「Billboard 200」で首位となるのは、ケニー・チェズニー（Kenny Chesney）の『Here and Now』（記事、※2020年5月16日付）に続いて、『What You See Is What You Get』が2枚目となる。
今回ストリーミングで米国内週間1億226万回再生を記録した『What You See Is What You Get』はカントリー・アルバムの週間記録としては史上最多となり、同アルバムの初登場首位の際に打ち立てた自身の記録（米国内週間7,400万回、※2019年11月23日付 / 記事）を塗り替えた。「Forever After All」の初登場が期待される「Hot 100」は明日発表。また第54回CMAアワード（CMA Awards 2020）ノミネーションで、ルーク・コムズは、最高賞の年間エンターテイナー賞、年間アルバム賞（『What You See Is What You Get』）、年間男性アーティスト賞、年間シングル賞（「Beer Never Broke My Heart」）、年間ソング賞（「Even Though I’m Leaving」）の5部門でノミネート。同授賞式は、現地時間2020年11月11日に開催される。
【追記】「Forever After All」が全米ビルボード第2位、RSチャートで首位
全米ビルボード総合ソングチャート「Hot 100」で「Forever After All」が初登場第2位を記録（※2020年11月7日付）。Rolling Stone誌による全米RSチャート「Top 100」では「Forever After All」がアリアナ・グランデ（Ariana Grande）の「Positions」との接戦を制し、初登場首位を獲得（※2020年10月29日付）。「The Other Guy」は「Hot 100」で初登場第69位、「Top 100」で初登場第39位。「Without You」は「Hot 100」で初登場第78位、「Top 100」で初登場第52位。「Cold as You」は「Hot 100」で初登場第84位、「Top 100」で初登場第67位。「My Kinda Folk」は「Top 100」で初登場第92位を記録した。
全米ビルボード「Hot 100」に対して、RSチャート「Top 100」はラジオのデータを含まない。Rolling Stoneによると「Forever After All」は週間ストリーミング2,480万回を記録したのに対して、「Positions」は週間ストリーミング2,660万回となり上回ったが、ダウンロードで50,000近く売り上げた「Forever After All」が総合で上回った（”RS Charts: Luke Combs’ ‘Forever After All’ Debuts at Number One” – Rolling Stone）。
今週の「Billboard 200」トップ10
第1位『What You See Is What You Get』Luke Combs/ルーク・コムズ〈+20〉
第2位『Letter to You』Bruce Springsteen/ブルース・スプリングスティーン〈初〉
第3位『Shoot for the Stars, Aim for the Moon』Pop Smoke/ポップ・スモーク〈-1〉
第4位『Featuring Ty Dolla $ign』Ty Dolla $ign/タイ・ダラー・サイン〈初〉
第5位『Legends Never Die』Juice WRLD/ジュース・ワールド〈-1〉
第6位『Savage Mode II』21 Savage and Metro Boomin〈-3〉
第7位『My Turn』Lil Baby/リル・ベイビー〈0〉
第8位『Hamilton: An American Musical』サントラ〈0〉
第9位『Tickets to My Downfall』Machine Gun Kelly/マシン・ガン・ケリー〈0〉
第10位『Fine Line』Harry Styles/ハリー・スタイルズ〈+10〉
※2020年11月7日付
出典：”Luke Combs’ ‘What You See Is What You Get’ Back at No. 1 on Billboard 200, Sets New Streaming Record” – Billboard
.@ArianaGrande’s “positions” comes in at #1 on our Top 10 Global Song Debuts 📁🤍
— Spotify Charts (@spotifycharts) October 26, 2020
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