リトル・ミックス×ストームジー最新曲「Power」、ハートに焼き付ける女性の力強いパワー・アンセムに


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Who Got the Power?

マンチェスター自爆テロ事件、ロンドンテロ事件、EU離脱交渉に向けた波乱のイギリス総選挙など、イギリスが大きく揺れるなか、現地時間6月8日、世界を代表するイギリスのガールズ・グループ、リトル・ミックス(Little Mix)最新曲「Power」リミックス・ダウンロード版)のミュージック・ビデオが公開されました。

最新4thアルバム『Glory Days』(2016年11月)収録曲で、新たにUKグライムの新星ラッパー、ストームジー(Stormzy)をフィーチャリングに迎え先月リミックス版としてリリースされ、その女性の力強さを謳うパワフルなメッセージ性で全英で大きな注目を集めている最新シングル曲「Power」。

そのミュージック・ビデオでは、70年代ヒッピー姿のペリー・エドワーズ(Perrie Edwards)、アバンギャルドのストリート・スタイルのリー・アン・ピノック(Leigh-Anne Pinnock)、バイカー・ギャングなジェシー・ネルソン(Jesy Nelson)、そしてゲイコミュニティーに人気を博す米リアリティー番組『ル・ポールのドラァグ・レース』(原題:RuPaul’s Drag Race)のドラァグ・クイーンら(Alaska Thunderfuck 5000、Courtney Act、Willam)と共にするジェイド・サールウォール(Jade Thirlwall)が、濃密な色香漂うダンスとともに迸る歌声で、そのガールズ・エンパワーメント・アンセムを響かせます。

男はあなた、でも私には、その力、そのパワーを持っている/あなたが雨を降らせば、私はそれを土砂降りに、土砂降りにしよう/これだけは覚えておいて、支配権を持っているのは私だということを/舵をとらせてあげるわ、あなたがそれを忘れない限りね

誰が力を握っているかって?/私、私がその力を持っているわ/私、私がそのパワーを持っているわ/私、私がその力を握っているわ

バーバリーのストームジーも「俺が生きている限り、君の誇りを応援させてくれ」とエールを送るなか、リトル・ミックスの母親らも結集。スクリーンを覆う女性の”パワー”とともに、男性に屈することなく支配権を握る女性の力強いファイティングスピリットと、一層高まるエネルギーがニューヨーク・シティを熱く躍動させます。

One-Wings

今月4日には、マンチェスター自爆テロ事件犠牲者の追悼とその家族の支援のため、マンチェスターで開催されたアリアナ・グランデ(Ariana Grande)による慈善公演「One Love Manchester」に参加。「この曲は数年前私たちが希望を抱きみんなで書いた楽曲なの、それは人々が共に立ち上がる力を与え、いかなるものにも屈しないという希望とともに」と英『The X Factor』出身ガールズ・グループのペリーが訴え、その代表曲「Wings」でマンチェスターを一つにします。

先週10日(土)、毎年恒例のフェス「Capital Summertime Ball 2017」がロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催され、クリーン・バンディット(Clean Bandit)、チャーリー・プース(Charlie Puth)、ナイル・ホーラン(Niall Horan)ら豪華アーティストが集まるなか、ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)とともにヘッドライナーズを務めたリトル・ミックスは「Power」をはじめ、「No More Sad Songs」、「Black Magic」、「Wings」、「Shout Out to My Ex」などヒット曲を披露した。

そのわずか4日後、世界を代表するもう一つのガールズ・グループ、米『The X Factor』出身フィフス・ハーモニー(Fifth Harmony)最新曲「Down」のミュージック・ビデオとともに同日公開され、大きく注目を集める最新曲「Power」のミュージック・ビデオ。

LGBTプライド・マンスを迎えるなか、レインボーフラッグとともに次第にその規模を増していくプライド・パレードで、世代を超え掲げられた「LOVE」、「girl power」と平和のシンボルマーク。イギリスが激動するなか、その愛と平和と性的平等を訴えるメッセージとともに、新たな始まりを迎えます。

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