気迫漲る重厚骨太ロックで圧倒、ヘイルストームが最新曲「Love Bites (So Do I)」で全米洋楽ロック史上初の歴史的快挙


150 150 VOICE Editor

ヘイルストーム(Halestorm)米公式サイト

心揺さぶる重厚壮大なメロディアス・サウンドに、セクシーで圧倒的な気迫漲るリジィのヴォーカルで究極のハード・ロックの世界へとダイブさせる「ダークネスの娘」3年ぶりの渾身の最新アルバム、そのリード・シングル曲が新たな歴史の1ページを刻んだようです。

姉リジィ・ヘイル(Lzzy Hale)をリード・ヴォーカルに、弟アージェイ・ヘイル(Arejay Hale)をはじめとする米ペンシルバニア州4人組ハード・ロック・バンドヘイルストーム(Halestorm)が、デビュー・アルバム『ヘイルストーム』より3年ぶりとなる2ndスタジオ・アルバム『The Strange Case of…(国内盤『ストレンジ・ケイス』)を先月リリース、そのリード・シングル曲「Love Bites (So Do I)」が今週、全米ラジオチャート「America’s Music Charts」ロック部門「Active Rock radio charts」(2012年5月8日付)でリンキンパーク「Burn It Down」シャインダウン「Bully」等を抑え、第1位を獲得しました。

女性が率いるロック・バンドが全米ラジオチャートのロック部門で首位を獲得したグループはこれまでなく、ヘイルストームの首位獲得は、女性フロントのロック・バンドとして全米洋楽ロック史上初めての歴史的快挙となります。

(記事)”Halestorm Makes History; “Love Bites (So Do I)” #1 At Active Rock, First Ever Female-Fronted Group To Top The Format” on Warner Music Group

今年2月放送の米FOX人気ドラマ『Glee/グリー 踊る合唱部!?』第14話「On My Way」リア・ミシェル(Lea Michele)演じるレイチェル(Rachel Berry)がカバーした「Here’s to Us」(#12)が収録されているアルバム『The Strange Case of…』には、鳥肌立つほど「カッコいい」サビで魅了する重厚骨太ハード・ロック・ソング「You Call Me a Bitch Like It’s a Bad Thing」(#10)、「Daughters of Darkness」(#9)、「Freak Like Me」(#4)、「I Miss the Misery」(#3)が収録される一方、メロディアスで胸を打つ、しびれるロック・バラードソング「Beautiful with You」(#5)、「In Your Room」(#6)等が収録され、ハード・ロック・ファンならずとも聞き入ってしまう完成度の高いロック・アルバムに仕上がっているようです。

また国内盤アルバムには現在来日中のレディー・ガガ(Lady GaGa)の「Bad Romance」のカバー曲が収録。ヘイルストームならではの濃厚なハード・ロック・カバーは「Bad Romance」の深い魅力を再発見させてくれる一曲といえるかもしれません。

ニッケルバック以来10年振りとなる歴史的快挙を達成、7週連続で300,000ダウンロード(配信)数を記録するという洋楽デジタル・セールス史上初めてとなる記録(英文記事)を打ち立てた米ロック・バンドfun.の「We Are Young」と同じく、『グリー』でカバーされた「Here’s to Us」が収録されたこのアルバムは、米ビルボード「ハード・ロック」部門第1位を獲得した他、総合アルバムランキング「Billboard 200」第15位全英ロックチャート第2位を記録するなど、前作を大きく上回る多大な躍進を遂げた一枚となっているようです。

連日のように開催されるコンサート・ライブで戦場の戦士の如く男性顔負けのバイタリティー漲る圧巻のエネルギッシュ・パフォーマンスで魅了する「ダークネスの娘」率いるヘイルストーム、その歴史的快挙は彼らの序章にすぎないのかもしれません。

関連記事

新着記事

洋楽最新情報をフォロー