レディー・ガガ、映画『トップガン マーヴェリック』主題歌「Hold My Hand」MV公開


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ベルリンの「Take My Breath Away」(邦題:愛は吐息のように)、ケニー・ロギンスの「Danger Zone」(邦題:デンジャー・ゾーン)、「トップガン・アンセム」など80年代を代表するサントラのヒットメロディと共に全世界を熱狂させたスカイ・アクション映画の金字塔『トップガン』(’86)から36年。

その待望の続編となるトム・クルーズ主演映画『トップガン マーヴェリック』(原題:Top Gun: Maverick)のサントラ第1弾、レディー・ガガ(Lady Gaga)のニュー・シングル「Hold My Hand」(邦題:ホールド・マイ・ハンド / ユニバーサル ミュージックジャパン)が2022年5月3日にリリースされ、そのミュージック・ビデオが劇場公開に先駆けて今日公開された(現地時間5月6日)。

劇中シーンを織り交ぜながら圧倒的なスケールで描くドラマチックな「Hold My Hand」のミュージック・ビデオ監督には、『トップガン マーヴェリック』の監督ジョセフ・コシンスキー(Joseph Kosinski)。タンクトップやフライトジャケット姿のガガは黄金に染める荒野の路上、戦闘機の格納庫や滑走路でエモーショナルに熱唱し、戦闘機と”共演”。アツいメッセージを届ける。「Hold My Hand」の和訳/英語歌詞は公式ミュージック・ビデオの字幕にて提供されている。

80年代を彩ったパワー・バラードを思い起こさせるアップリフティングな新曲「Hold My Hand」は、レディー・ガガが『Joanne』(2016)、『Chromatica』(2020)の音楽プロデューサーBloodPop®と再び組み、映画『トップガン マーヴェリック』のために書き下ろした曲。その音楽プロデューサーには、レディー・ガガ、BloodPop®に加えて、2018年映画『アリー/ スター誕生』(原題:A Star Is Born)の主題歌「Shallow」(シャロウ 〜『アリー/ スター誕生』 愛のうた)の共同プロデューサー、ベンジャミン・ライス(Benjamin Rice)。

全方位へ空間的に広がるリバーブ、繊細なピアノのクラシカルなコード進行、重く力強いドラムが鳴り渡る「Hold My Hand」では、「Take My Breath Away」の軌跡を辿る哀愁を帯びたノスタルジックなサウンドにガガ初期のヴァイブスを注いだスケール感のあるサウンドで、揺るぎない想いと希望をダイナミックに歌う。「困難と闘う世の中と、その後の世界へのラブレター」と自身が語る同曲でガガは、映画の世界観と現在進行中の世界を重ねながら、知られざる深傷を負いながら闘い続ける人へのメッセージ性の強い主題歌を完成させた。

数年にわたるプロジェクトとなった「Hold My Hand」についてレディー・ガガは自身のSNSで次のようにコメント。「映画『トップガン マーヴェリック』のためにこの曲を書いた当時は、この曲に映画の心、私自身の精神、そして今の世界の本質にまで及ぶ複数のレイヤーがあることに気づきもしませんでした」。「私たちの心に鳴り響くものにしようと、数年かけてこの曲を作り完成させました。互いに理解され、互いに理解しようとする私たちの切望を皆さんと共有できる歌にしたかったのです。遠く離れている時にそばにいたいと望む強い想い、そして命の英雄たちを称える能力を皆さんと共有できる歌にしたいと願っていました。」

【追記・5月9日】日本時間2022年5月9日、主題歌「Hold My Hand」が初めて用いられた映画『トップガン マーヴェリック』予告編(60秒/90秒)が公開された。

『トップガン』の劇場公開年に生まれ、『トップガン』を愛してきた36歳のガガは、本作の監督ジョセフ・コシンスキー(Joseph Kosinski)、スコアを手がけるハンス・ジマー(Hans Zimmer)、主演のトム・クルーズ(Tom Cruise)に「こうした機会を与えてくださったトム、ハンス、そしてジョセフに心から感謝しています。彼らと一緒に働けたことはとても素晴らしい経験でした」。そして全ての人へガガは「BloodPop、ベンジャミン・ライス、この曲に携わった関係者一同、皆さんとこの曲を分かち合うことができて大変嬉しく思っています。この歌は困難と闘う世の中と、その後の世界へのラブレターです。皆さんに聴いていただきたいとずっと願っていました。5月3日にこの曲を皆さんにお届けできることを大変嬉しく思っています」。

「Hold My Hand」はレディー・ガガのシングルとしては、第64回グラミー賞で最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞及び最優秀アルバム技術賞(クラシック以外)を受賞したトニー・ベネット(Tony Bennett)とのコラボ・アルバム『Love for Sale』(2021)のタイトル・トラックに続くシングル。レディー・ガガの映画主題歌としては「Shallow」に続く曲。「Shallow」は2018年の第91回アカデミー賞で歌曲賞、第76回ゴールデングローブ賞で主題歌賞、2019年の第61回グラミー賞で最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞及び最優秀ビジュアル・メディア向け楽曲賞を受賞した。

一世を風靡した前作『トップガン』のサントラは米ビルボード総合アルバムチャート「Billboard 200」で通算5週の首位を獲得(※1986年7月26日付-8月9日付, 9月20日付, 10月111日付)。そのアイコニックなベルリンの主題歌「Take My Breath Away」は1986年に第59回アカデミー賞で歌曲賞、第44回ゴールデングローブ賞で主題歌賞を受賞した。

トム・クルーズは現地時間5月5日に出演した米CBS人気トーク番組『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』(The Late Late Show with James Corden)で、レディー・ガガの「Hold My Hand」が「この映画の心臓の鼓動(heartbeat)」になったと語る。トム・クルーズは難航していた映画の曲/スコアの制作当時を振り返り、「レディー・ガガはサントラ曲”Hold My Hand”だけじゃない。スコア作曲の手助けもしてくれたんだ、信じられないよ」。「どんな映画でもそのサウンドトラックや曲作りがとても重要であることは間違いないが、特にこの映画は特別なものだった」。「我々が探し求めているもの、探し求めているサウンドがあったんだが、しっくりこなかったんだ。彼女がその歌を我々に見せてくれた時、まさに映画全体を切り開いたんだ」。「その歌は、映画のエモーショナルな心臓部への扉を開いてくれた。その瞬間、美しい形でまさに全てが良い方向に動き始めたんだよ。彼女が書いた歌がスコアの基礎となって、我々の映画の心臓の鼓動となったんだ」。

全世界待望の映画『トップガン マーヴェリック』は2022年5月27日(金)に日米同時劇場公開。そのサントラ『Top Gun: Maverick (Music From The Motion Picture)』も劇場公開に併せて同日リリースされる。全12曲収録のサントラには、レディー・ガガの新曲「Hold My Hand」、ワンリパブリック(OneRepublic)の書き下ろし新曲「I Ain’t Worried」(5月13日リリース予定)に加えて、前作よりアイコニックなケニー・ロギンスの「Danger Zone」、「トップガン・アンセム」、またルースター役のマイルズ・テラー(Miles Teller)が歌うジェリー・リー・ルイス(Jerry Lee Lewis)の「Great Balls of Fire」などを収録。さらにレディー・ガガがクレジットに加わる映画音楽作曲家ローン・バルフ(Lorne Balfe)、ハロルド・フォルターメイヤ(Harold Faltermeyer)、ハンス・ジマーによるスコアの数々が収録される。

日本盤CDは2形態リリースとなり、7インチの紙ジャケ仕様となっているデラックス版『トップガン マーヴェリック:オリジナル・サウンドトラック -デラックス・エディション- 』には、アメリカの一部映画館でのみ使用された映画版ポスターが封入され、ロゴやアイコニックなモチーフがレイアウトされたステッカー・シートも封入。初回限定の激レア商品となっている。

レディー・ガガは「Hold My Hand」のリリースに際し、曲に込められたメッセージを次のように語る。「とても素晴らしい映画『トップガン マーヴェリック』のためにこの曲を書きましたが、同時に自分はもう無理かもしれないと感じている人々、私たちはもう無理だと希望を失っている人々のために書きました。自分自身を信じられなくなった時、人生は私に人の思いやりの心を信じることの大切さを教えてくれました」。「あなたが孤独や悲しみを感じる時、自分自身や周りから隔絶され世界から消えた存在のように感じる時、”私の手を握って”(Hold My Hand)。いつの日か自らの手で自分を救う強ささえあることに気づくかもしれないわ」。

レディー・ガガのワールドツアー『クロマティカ・ボール』の日程に日本が追加され、8年ぶり待望の来日公演が先月発表。2022年9月3日(土)、9月4日(日)の2日間、ベルーナドーム(西武ドーム)にて開催される。チケット、イベント詳細は来日公演特設サイトにて。

【来日公演特設サイト】https://ladygaga.livenation.co.jp/

■『Top Gun: Maverick (Music From The Motion Picture)』トラックリスト
1. Main Titles (You’ve Been Called Back to Top Gun)
2. Danger Zone – Kenny Loggins
3. Darkstar
4. Great Balls of Fire (Live) – Miles Teller
5. You’re Where You Belong / Give ‘Em Hell
6. I Ain’t Worried – OneRepublic
7. Dagger One is Hit / Time to Let Go
8. Tally Two / What’s the Plan / F-14
9. The Man, the Legend / Touchdown
10. Penny Returns – Interlude
11. Hold My Hand – Lady Gaga
12. Top Gun Anthem

■『トップガン マーヴェリック:オリジナル・サウンドトラック』トラックリスト
1. メイン・タイトルズ(ユーヴ・ビーン・コールド・バック・トゥ・トップ・ガン)
2. デンジャー・ゾーン – ケニー・ロギンス
3. ダークスター
4. グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー(Live)- マイルズ・テラー
5. ユア・ホエア・ユー・ビロング / ギヴ・エム・ヘル
6. アイ・エイント・ウォーリード – ワンリパブリック
7. ダガー・ワン・イズ・ヒット / タイム・トゥ・レット・ゴー
8. タリー・トゥー / ホワッツ・ザ・プラン / F-14
9. ザ・マン、ザ・レジェンド / タッチダウン
10. ペニー・リターンズ - インターリュード(ディス・イズ・パート・オヴ・ザ・ペニー・リターンズ・フィルム・ヴァージョン)
11. ホールド・マイ・ハンド – レディー・ガガ
12. トップガン・アンセム
13. キャニオン・ドッグファイト *
*国内盤ボーナストラック
品番:UICS-1391 / 価格:2,750円(税込)/ 発売元:ユニバーサル ミュージック合同会社 / 発売国:日本

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