古き魂を宿す裸足のジャズ・シンガー、アンジェリーナ・ジョーダン（Angelina Jordan）が、ソウルフルでキャッチーなニューシングル「Love Don’t Let Me Go」（Apple Music / Amazon Music / Spotify）を現地時間2023年5月5日にリリースし、モノトーンのビジュアライザーを併せて公開した。シングルとしては2021年3月19日にリリースした「7th Heaven」以来約2年ぶりとなる新曲で、リパブリック・レコード（Republic Records）からの第3弾シングルとなる。
ノルウェー出身、米国ロサンゼルスを拠点に活動する17歳はその映像で、ゴージャスでレトロなヘアアレンジ、エレガントなファッションで登場。60年代のヴィンテージな雰囲気を漂わせながら、詩的な詞で擬人的に紡ぎ出す等身大の”愛”とその面影を、陰影を深めた歌声でソウルフルに歌う。クラシカルなオープンカーでドライブするシーンでは、自身のインスピレーションの源となっている祖母Mery Zamaniと共演している。
（バース1）
Mistakes and regrets ain’t all that I have left
過ち、後悔、私に残ったのはそれだけじゃない
‘Cause your touch and your scent’s still on my skin
あなたの感触と香りが、まだ私の肌に残っているから
Maybe I’m a fool to erase the trace of you
あなたの痕跡を消すなんて愚かかもしれない
There’s no you, no me, at least that’s how I feel
あなたなしに私はいない、少なくともそう感じる
（プリ・コーラス）
I’m tryna pull you close, closer to me
あなたを引き寄せようにも
But it’s just like tryna catch smoke
まるで煙をつかまえようとするかのよう
（コーラス）
Love, I really wish you had a face
愛、あなたに顔があったらいいのに
Maybe I could beg for you to stay
そばにいてとお願いできるだろうか
I’m on the floor, I’m begging, oh-oh-oh
私は床で、あなたに乞い願う
Love, don’t let me go
愛よ、私を離さないで
If only I could look you in the eye
あなたの目を見つめられたのなら
There wouldn’t be no place for you to hide
あなたが隠れる場所はないだろう
I’m on the floor, I’m begging, oh-oh-oh
私は床で、あなたに乞い願う
Love, don’t let me go
愛よ、私を離さないで
ジャズ、ブルース、ソウル、ポップの枠を超えた曲をリリースしてきたアンジェリーナ・ジョーダンが、リパブリック・レコードからのメジャー・デビューEPに向けてアクセルを踏む「Love Don’t Let Me Go」。クラシカルなジャズの雰囲気に、ポップの親しみやすく心に沁み入るメロディが融合した”ジャズ・ポップ”とも言えるミッドテンポのナンバーで、ジャンルの枠を超えた音楽性と鋭い感性を一段と輝かせる。
哀愁を帯びたソウルフルな歌声と、ノスタルジックでありながら新しいサウンドで織りなす同曲は現在、母国ノルウェーのiTunes総合ソングチャートで首位を記録。アメリカ、イギリスなどのiTunes総合ソングチャートでもトップ100にランクインしている。
その「Love Don’t Let Me Go」の音楽プロデューサーには、スウェーデンの音楽プロデューサー/ソングライターのKarl Ivert とKian Sangの音楽制作デュオMTHR。MTHRがコー・ライターとして共作したNEIKED（ネイキッド）×メイ・ミュラー（Mae Muller）×ポロG（Polo G）のドリーミーなポップ・ソング「Better Days」(2021)は世界的ヒットを記録、また今年1月にリリースされたザラ・ラーソン（Zara Larsson）の「Can’t Tame Her」でMTHRは音楽プロデューサー/コー・ライターを務める。
同曲をMTHRと共に書いたアンジェリーナ・ジョーダンは自身のInstagramでファンらに宛て「”Love Don’t Let Me Go”を皆さんのために書きました❤️」とコメント。スカンジナビアン・ポップのDNAが息づく浸透性の高い美しいメロディとジャジーなビートが巧みにブレンドされた「Love Don’t Let Me Go」は、歌声の深みとエモーショナルな説得力とともに、繊細な余情、憂いと甘美な温もり、どこか懐かしい親しみやすさを残して、いつまでもリスナーの心を掴んで離さない。
アンジェリーナ・ジョーダンは作年、エルヴィス・プレスリーの伝記映画『エルヴィス』（原題：Elvis）の全米劇場公開に合わせて、”キング・オブ・ロックンロール”、エルヴィス・プレスリー（Elvis Presley）の代表曲の一つである1969年曲「Suspicious Minds」をカバーしたミュージック・ビデオを公開した（現地時間2022年6月22日）。映像では妹Juliette、いとこと共演している。このカバーはシングル・リリースされていないが、エルヴィス・プレスリーの曲をカバーしてきた彼女が、60年代の切なくも熱情的な愛の名曲を独自の解釈と豊かなベルベット・ヴォイスでテンダーに歌い上げる。
待望のメジャー・デビューEPのリリース日については現在公式に発表されていないが、近くにもリリースが期待されている。
【追記】アンジェリーナ・ジョーダンが、リパブリック・レコードから第1弾EP『Old Enough』を2023 年7月21日（金）にリリースすると、自身のSNSで7月18日に発表した。
