クリスマスアニメ映画『The Star』にフィフス・ハーモニー最新曲「Can You See」、主題歌にはマライア・キャリー


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馬の声優にケリー・クラークソン登場。

イエス・キリストの降誕を祝福する「初めてのクリスマス」の物語を、動物の視点でユーモアを交えて描く3Dアニメ映画『The Star』が、クリスマス・シーズンに合わせて来月(現地時間11月10日)より全米で一般劇場公開。そんな特別なクリスマスに欠かせない映画音楽に、クリスマス・クイーンのマライア・キャリー(Mariah Carey)をはじめとする音楽界の”スター”らとともに、米フィフス・ハーモニー(Fifth Harmony)が集結。そのサウンドトラック『The Star – Original Motion Picture Soundtrack』よりオリジナルのクリスマス・ソング「Can You See」ダウンロード版)のリリック・ビデオが一昨日公開されました。

体は小さくても勇敢なロバのBoは、村をついに飛び出し、夢の大冒険へ。仲間の羊、ハトを連れて夜空に輝く「その星」へと進んでいく彼らは、ひょんなことから誰もが知っている物語――クリスマスの始まりの物語――の、知られざるヒーローになるのだった。

「私たちは皆、何かを探し求めているわ/自分よりも大きなもの、信じる何かを」、これまでのフィフス・ハーモニーのダンス・ポップ、R&Bサウンドとは対照的に、敬虔な美しい抒情的旋律にノーマニ・コーディ(Normani Kordei)が穏やかに聖なる夜に響かせると、「星がこんなにも近くに、触れるくらい近くに/私たちの心を灯し、暗闇から導いて」。

福音書で東方の3人の賢者をイエス・キリストのもとへ導く最も眩い星の光。ダイナ・ジェーン(Dinah Jane)ローレン・ハウレギ(Lauren Jauregui)の歌声が神秘的に溶け込むと、天上へ舞う幻想的なハーモニーに、「この気持ち、ずっと待っていたわ/今感じるこの感覚/目を開けてみて/今、世界が眩く輝いている」。今ではそのクリスマス・ツリーの一番高い所で輝く星の光に照らされて、アリー・ブルック(Ally Brooke)とノーマニがスピリチュアルな出会いへと誘います。

「あなたは見える?/教えて、その星が見える?/あなたと私を照らす輝き/私たちのいる場所から続く、その道を照らす」、「あなたは見える?/偉大なる神の子/諸王の王に会いに、私についてきて/教えて、あなたはその星が見える?」

Fifth Harmony

同映画サウンドトラック『The Star (Original Motion Picture Soundtrack)』より、ア・グレイト・ビッグ・ワールド(A Great Big World)の「Life Is Good」に続き、第2弾としてリリースされた同曲についてアリーは「“Can You See'”は、映画の物語に沿った美しい曲で、とっても感動的な曲だわ」。そしてローレンは「この曲を聞いて、その曲に秘められている情感をみんなが感じてくれたら嬉しいわ。私たちはみんな、この曲にとても強く惹きつけられたの」。

2014年クリスマスEP『I’ll Be Home for Christmas』で、フィフス・ハーモニーは「All I Want for Christmas Is You」(恋人たちのクリスマス、ダウンロード版)をカバー。フィフス・ハーモニーのクリスマス・アルバムを望む多くの声が寄せられる。

豪華スター

ソニー・ピクチャーズ アニメーションがこのクリスマスに贈る同映画の主題歌「The Star」を歌うのは、来月公開のクリスマスアニメ映画『Mariah Carey’s All I Want for Christmas Is You』の声優も務めるマライア・キャリー

同サントラには、クリスマス・キャロル「Children Go Where I Send You」に米カントリー人気歌姫ケルシー・バレリーニ(Kelsea Ballerini)、スピリチュアルなクリスマスの定番「Mary, Did You Know?」にスウェーデン新星ザラ・ラーソン(Zara Larsson)、エイミー・グラントの「Breath of Heaven (Mary’s Song)」を米カントリー・セレブ、ジェシー・ジェームズ・デッカー(Jessie James Decker)

そしてゴスペル讃美歌「一羽の雀」(His Eye Is on the Sparrow)にはCCM界を代表する米キャスティング・クラウンズ(Casting Crowns)、「御使いうたいて」(What Child Is This?)に米カントリー・スター、ジェイク・オーウェン(Jake Owen)ら、ジャンルの垣根を越えて、音楽界のスターらが結集。また日本でも人気あるペンタトニックス(Pentatonix)の「キャロル・オブ・ザ・ベル」(Carol of the Bells)をクロージング・トラックに収録します。

The Star

イエス・キリストの降誕のストーリーながら、大胆にもコメディ・アニメに。映画『スマーフ』シリーズ、映画『絵文字の国のジーン』など約56億円($50 million)以上の製作費をかけてきたソニー・ピクチャーズ アニメーションの映画としては、約20億円($18 million)とかなり低い製作費に抑えた。

聖書とは全く異なる動物の視点から「初めてのクリスマス」を描くアニメ映画『The Star』は、キリスト教信仰に基づくメジャーのアニメ映画としては、1998年ミュージカル・アニメ映画『プリンス・オブ・エジプト』(原題:The Prince of Egypt)以来、約20年ぶり。2012年アニメ映画『Head over Heels』でアカデミー賞ノミネートを果たした米ティモシー・レッカート(Timothy Reckart)を監督に、ロバBoの声優にはAMCドラマ『ウォーキング・デッド』の米俳優スティーヴン・ユァン(Steven Yeun)、そして馬Leahの声優には米歌手ケリー・クラークソン(Kelly Clarkson)

映画『ディセンダント』の米女優クリスティン・チェノウェス(Kristin Chenoweth)他、映画『塔の上のラプンツェル』ザッカリー・リーヴァイ(Zachary Levi)、米オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)ら豪華声優陣を迎え、現地時間11月10日より全米で一般劇場公開(※日本での劇場公開日は現在未定)。フィフス・ハーモニーとともに、マライア・キャリーの最新オリジナル・クリスマス・ソングを収録することでも注目を集めるサウンドトラック『The Star (Original Motion Picture Soundtrack)』ダウンロード版)は、今月27日にリリースを迎えます。

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