キャサリン・マクフィー珠玉のジャズ・バラード集『I Fall in Love Too Easily』より「夜も昼も」


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「世界で最もロマンチックな音楽が詰まっているわ」

『アメリカン・アイドル』で準優勝、そのデビュー・アルバムは全米第2位を飾った米キャサリン・マクフィー(Katharine McPhee)。米NBCミュージカル・ドラマ『SMASH』、現在は米CBS犯罪捜査ドラマ『SCORPION/スコーピオン』のメインキャストの女優としても多彩な才能をみせるなか、自身初のジャズ・アルバム『I Fall in Love Too Easily』ダウンロード版)を来月17日(現地時間11月17日)にリリースすることを発表。そのリードシングル曲となる「Night and Day」(夜も昼も)を公開しました。

1932年のブロードウェイ・ミュージカル『陽気な離婚』(原題:Gay Divorce)のため書き下ろされた米コール・ポーター(Cole Porter)のスタンダード・ナンバーで、フランク・シナトラ(Frank Sinatra)のカバーでも知られる「Night and Day」。

夜は月光に、昼は太陽に照らされ、深まる秋風にジャズ・ピアノがロマンチックな恋心を灯すと、甘美な囁きが時を超えて、クラシカルな名盤を彩るドラマを蘇らせます。

夜も昼も想い続ける恋心を歌う「Night and Day」にキャサリン・マクフィーは「この曲は母が私が小さい時によく歌っていた曲なの」(EW)。「母は昼間はヴォーカル・コーチとして、夜はキャバレーでよく歌っていたわ」と振り返ります。「だから30年代、40年代のゆったりとした片思いの曲が、私の奥深くにあるの」。

Katharine McPhee

2005年の米FOX『アメリカン・アイドル』(シーズン5)では、エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)の名曲「Can’t Help Falling in Love」や、1939年ミュージカル映画『オズの魔法使』劇中歌でスタンダード・ナンバーとなった「Somewhere Over the Rainbow」(虹の彼方に)を披露。2015年のフランク・シナトラ生誕100周年のコンサート「Sinatra 100: An All-Star Grammy Concert」では「You Make Me Feel So Young」でフランク・シナトラへそのトリビュートを捧げます(動画)。

スタジオ・アルバムではこれまでにない大転換ながらも、自身の奥深くにある古き良きジャズ・バラードのスタンダード・ナンバーが詰まった最新5thアルバム『I Fall in Love Too Easily』は、フランク・シナトラ、ナット・キング・コール(Nat King Cole)の歴史が息づく米ハリウッドのキャピトル・スタジオ(Capitol Studios)で収録したことを明かします。

キャピトル・スタジオでレコーディングできて本当に素晴らしかったわ。本当に歴史的な場所。全ての歴史を肌で感じるの」、「フランク・シナトラがセッションで座った椅子にも座らせてくれて、とても特別なものだったわ」。

I Fall in Love Too Easily

タイトル・トラック「I Fall In Love Too Easily」ミュージック・ビデオが公開(現地時間11月16日)。

米音楽プロデューサー、ドン・ウォズ(Don Was)をプロデューサーに迎え、ロマンチックなジャズのスタンダードのバラードが収録された『I Fall in Love Too Easily』に「恋人で二人きりの時間に流れるアルバムにしたかったの」。「世界で最もロマンチックな音楽が詰まっているわ。それぞれの曲に、それぞれの物語が流れている。だからそうした曲がとっても大好きなの」。

同アルバムには、フランク・シナトラのタイトル・トラックをはじめ、「I’ll Be Seeing You」、「Blame It On My Youth」、「It Never Entered My Mind」、「All The Way」などジャズのスタンダード・ナンバーを収録。前作『Hysteria』より2年ぶり、全く新しい方向性にして、キャサリン・マクフィーらしさも感じさせる最新アルバム『I Fall in Love Too Easily』ダウンロード版)は、来月17日にリリースを迎えます。

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