「最後に残る者になるわ/両手を空へ、私はチャンピオン」、「闘いに生きる、私は戦士、そうだわ/ロッキーのように闘い/モハメド・アリのように国旗を纏うわ」。来月4日(現地時間)に米ミネソタ州ミネアポリスでいよいよキックオフとなる全米最大スポーツイベント、NFL『第52回スーパーボウル』(Super Bowl LII)。その公式テーマソングとなるキャリー・アンダーウッド(Carrie Underwood)最新曲「The Champion」(ダウンロード版)がリリースされ、同リリック・ビデオが公開されました(現地時間1月12日)。
映画『ワイルド・スピード』シリーズの俳優としても活躍する米ラッパー、リュダクリス(Ludacris)を迎えた異色のコラボレーション曲「The Champion」では、ピアノの静謐を破るように重厚なエレクトリック・ビートが鼓動を打つと、「Before He Cheats」よりも鋭く刺しながらも、「The Fighter」よりも重く力強いキャリー・アンダーウッドの”コブシ”がその戦場の頂きへ。
「誰にも負けず、屈しないわ/誰も阻止できず、揺らぐことはない/私をノックダウンしようとも、私は再び立ち上がるわ」、「勝者となり、私の名を知ることになるだろう/もう私を傷つけることなんてできない、痛みなんて感じないわ」、「私はこのために生まれてきたわ、そうよ、勝つために」、「私がチャンピオンだわ」
カントリー・ポップを超えたアップビートな力強いポップ・サウンドにインスピレーション呼ぶ揺るぎない歌声が不屈の精神へ。巧みに韻を踏むリュダクリスのパワフルなラップが、戦場の大地を踏み鳴らし、白い息に闘志を震わせます。
The Champion
第52回スーパーボウルのオープニングのためにキャリー・アンダーウッドがリュダクリス、そして「Something in the Water」のライター陣、米カントリーブレット・ジェームズ(Brett James)とクリス・デステファノ(Chris DeStefano)とともに制作。米NFL番組『NBCサンデーナイトフットボール』のエグゼクティブ・プロデューサーFred Gaudelliは、「昨年我々がキャリーとスーパーボウルのオープニングについて話し合っていた時、それぞれアイデアを用意していたのだが、キャリーがまず最初にプレゼンをしたんだ。話し終えた後、我々はお互いの顔を見てこう言ったんだ、”これだな“」。
そして「オリンピックのプロデューサー陣も”The Champion”を聴いて、冬季五輪にパーフェクトな曲だとその起用を決断したんだ」、同曲が米NBC局による平昌冬季オリンピックの曲にも起用されたことを明かします(DigitalSpy)。
Fighter
キース・アーバン(Keith Urban)とのコラボ曲「The Fighter」より約1年ぶりの新曲となる34歳は、「私たちが”The Champion”を書いていた時、試合の最高の舞台で闘う選手らを祝福することを主眼にしていたわ。しかしそれと同時に私たちは、人それぞれの人生に共鳴する楽曲にしたかったの」。
「この曲の歌詞が、皆それぞが達成、克服しようとしているものに打ち勝つために、自らの限界を超える力の支えになってくれたら嬉しいわ」、「私たち一人一人の中に、チャンピオンがあるの!」、人それぞれの人生で、様々な障害を乗り越え、打ち勝つための人生のサウンドトラックになってほしい、その願いを込めます。
第52回スーパーボウル
昨年11月に階段で転倒、顔に40〜50針の大怪我を負い、「顔の印象が少し変わってしまったかもしれない」と明かしていたキャリー・アンダーウッド(People)。「The Champion」はその術後初となる楽曲になります。
Just worked out next to @carrieunderwood NBD… she is adorable and so gracious… LOVE HER! #BelowDeck pic.twitter.com/scDPGudEe3
— Adrienne Gang (@AdrienneGang) December 12, 2017
(昨年、顔に怪我を負う前に撮影された)「The Champion」のミュージック・ビデオは、現地時間2月4日、『第52回スーパーボウル』のオープニングで公開予定。全米最高視聴率を誇るスーパーボウルの注目の国歌斉唱はピンク(P!nk)、ハーフタイムショーはジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)がその大役を務めます。2018年平昌オリンピックは2月9日より開幕。早くも「The Champion」が全米iTunes首位を獲得するなか、手に汗握る力強い人生のアンセムがこの冬、人々をアツくします。