アンドレア・ボチェッリ『Sì~君に捧げる愛の歌』全英首位 クラシカル・アルバム21年ぶり


2016 1149 VOICE

先月26日にリリースされたアンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocelli)のアルバム『Sì』(邦題:Sì~君に捧げる愛の歌)が全英アルバム最新チャートで初登場第1位を記録し、およそ21年ぶりにクラシカル・アルバムが全英首位を獲得する快挙を達成した(Officialcharts、※2018年11月2日 – 8日)。

還暦を迎えその集大成となるアルバム『Sì』は、「愛、家族、信仰と希望の祝福」をテーマにアンドレア・ボチェッリが14年ぶりに全収録曲をオリジナルソングで挑んだ曲集。『Sì』には、デュア・リパ(Dua Lipa)との壮麗なバラード「If Only」(イフ・オンリー~愛しいあなたへ )、「Perfect Symphony」のエド・シーラン(Ed Sheeran)との「Amo soltanto te」(君だけを愛す)をはじめ、ジョシュ・グローバン(Josh Groban)アイーダ・ガリフッリーナ(Aida Garifullina)ら豪華スターらとのジャンルを超えた注目のコラボ曲を収録。これまで2週で全英首位となっていたレディー・ガガ(Lady Gaga)主演映画『アリー/ スター誕生』(原題:A Star Is Born)のサントラ『A Star Is Born』を第2位に抑えて、アンドレア・ボチェッリが今回全英首位を初めて手にし、応援隊長の6歳長女バージニア(Virginia)ちゃんも喜びにわいた。


クラシカル・シンガーが全英アルバムチャートで第1位となるのは、1996年に首位を記録したルチアーノ・パヴァロッティ(Luciano Pavarotti)、ホセ・カレーラス(Jose Carreras)、プラシド・ドミンゴ(Plácido Domingo)の三大テノール「世紀の競演」アルバム『The Three Tenors』以来。クラシカル・アルバムとしては1998年に3週で首位となった映画『タイタニック』(原題:Titanic)のジェームズ・ホーナー(James Horner)サントラ以来、およそ21年ぶりの記録となったとOfficial Chartsが発表した。

世界中のファンのみならずイギリス王室からも愛され続け、先月の英ユージェニー王女のロイヤル・ウエディングでは、ウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂に荘厳優美な歌声を響かせ魅了したアンドレア・ボチェッリ。今回の快挙を受けOfficial Chartsでアンドレア・ボチェッリはその喜びを語り、「人生は驚きの連続です。全く最初の頃から私を歓迎してきてくれた国であっても、これを成し遂げるとは夢にも思っておりませんでした。数字とチャートを超えて、何よりも大切なものは皆さんの愛情です。それは拍手だったり、笑顔だったり、拍手喝采にあるものです」。「私の最新作へのご褒美をと思ってくださった全ての人に心から感謝申し上げます。また私の素晴らしい息子、マッテオに代わって深く感謝申し上げます。彼は最近では私のずっとそばにいます。言葉にできない事です」。

『Sì』に収録される「Fall On Me」では、21歳の次男マッテオ・ボチェッリ(Matteo Bocelli)と初めてデュエット、そのミュージック・ビデオは現在までに2200万再生回数を超え大きな注目を集める。親子の絆を父と子が美しい歌声で歌い合うバラードはディズニーの目にもとまり、今年のクリスマスに贈るディズニー映画『くるみ割り人形と秘密の王国』(原題:The Nutcracker and the Four Realms)のエンドクレジット・ソングにと、ディズニー・スタジオから申し入れがあったという。先月には英語版となるそのディズニー・バージョンのミュージック・ビデオが公開(記事)。美しいマッテオの歌声にも注目が集まるなか、次男が歌うとアンドレアが知ったのは、意外にもつい2年前のことだったという。先週1日放送のCBS朝の情報番組『CBS This Morning』でアンドレアは「彼はピアノに熱心だったからね」、「マッテオの母親が私にこう言ったんだ、”マッテオの歌声聞いたことある?”と、私は、いやないよと答えたんだ。そしたら彼女が”彼の声を聞いて、とっても素敵な歌声よ”って」。『Sì』には長男アモス(Amos)がピアニストとして参加したアコースティック版「Sono Qui」、「Ali di Libertà」、また妻Veronicaに捧ぐ「Vivo」など家族愛溢れる楽曲が数多く収録されている。

関係者の話によると『Sì』は今週の全米ビルボード総合アルバムチャート「Billboard 200」で初登場第1位の見込みだという。もし「Billboard 200」で全米首位を獲得することになれば、自身初の記録になる。

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