アンドレア・ボチェッリ、時を超えた絆「Fall On Me」 映画『くるみ割り人形と秘密の王国』主題歌


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2018年11月30日(金)より全国ロードショー

クリスマス不朽の名作「くるみ割り人形」を綺羅びやかな映像とチャイコフスキーの名曲で彩り実写映画化したディズニー最新作『くるみ割り人形と秘密の王国』(原題:The Nutcracker and the Four Realms)がいよいよ来月2日(現地時間)に全米一般劇場公開。そのサントラより、イタリアの世界的テノール歌手アンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocelli)とその21歳次男マッテオ・ボチェッリ(Matteo Bocelli)によるデュエット曲「Fall On Me」英語版)がリリース。感動の声が止まぬなかそのディズニー版ミュージック・ビデオが公開された(現地時間10月19日)。

愛する母を亡くし心を閉ざした少女クララ、『くるみ割り人形と秘密の王国』では、クリスマス・イブの夜に導かれるように迷い込んでいく4つの「秘密の王国」を舞台に、クララの不思議な冒険を壮大に描く。今回そのエンドクレジット・ソングに起用された「Fall On Me」、アンドレア・ボチェッリは同曲について「親である人、母親、父親というかけがえのない責任を知る人にとって、この曲の意味は心から理解されるでしょう。”Fall On Me”は私が息子のマッテオ・ボチェッリと初めてデュエットする曲です」。シネマティックなオーケストラ・サウンドを背景に天上の響きを纏う美しいバラードには、親と子の深い絆。時を超えた永遠の愛が、光の中に風の中に、前に進めなくなった我が子の胸に舞い降りる。

(マッテオ)「いつの日か/空高くその光が/輪になって舞い降り、私を愛に導くものと思っていた/しかし何が正しいのか私にはわからない/前を見ることができない/ずっとここにとどまり続けている」、「私のもとに/両腕を広げて/私のもとに/両腕を広げて/あなたのいる場所から/私のもとに舞い降りて/すべての光で/あなたのすべての光で/すべての光とともに」

(アンドレア)「いつの日か、自分の心が求めるものを君は見つけられるだろう/諦めないで、君のそばにいる/私は知っている、君がずっと夢見てきたすべてのもの、君が願ってきたものは/君を待ち続けている、君がどこに行こうと/一歩一歩、自分自身を信じて/毎日私は誇りと共に笑顔で見守っている/私の愛は石よりも強く永遠/恐れないで、君は一人じゃない」、「私のもとに/両腕を広げて/私のもとに/両腕を広げて/君のいる場所から/私のもとに/すべての光で/すべての光で/すべての光とともに」

(マッテオ&アンドレア)「目を閉じると/至る所であなたに会う/外に出ると/まるで空気の中に、呼吸の中に/あなたがそこにいるのを感じることができる」、「私のもとに/両腕を広げて/私のもとに/両腕を広げて/あなたのいる場所から/私のもとに/すべての光で/あなたのすべての光で/すべての光とともに」

深い愛で包むアンドレア・ボチェッリの豊かな至高の歌声と、その血を受け継ぐマッテオのテンダーな美しい歌声が心温まる感動のハーモニーを生む「Fall On Me」は、現在イタリア語、英語、ロシア語、ドイツ語、フランス語などでリリース(ダウンロード版)。そのソングライターには、フランチェスカ・ミキエリン(Francesca Michielin)ヒット曲「L’amore esiste」のコー・ライター、伊フォルトゥナ・ザンパリオーネ(Fortunato Zampaglione)、そしてア・グレイト・ビッグ・ワールド(A Great Big World)のチャド・キング(Chad King / Chad Vaccarino)イアン・アクセル(Ian Axel)に、マッテオ・ボチェッリが加わる。

今週10月26日にアンドレア・ボチェッリが14年ぶりにオリジナルソングの曲集でリリースする最新アルバム『Sì』(国内盤『Si~君に捧げる愛の歌』)には、英語とイタリア語のミックスによる「Fall On Me」が収録。リード・シングル「If Only」(記事)に続いて先月22日、自身の60歳の誕生日に公開された「Fall On Me」のオリジナルのミュージック・ビデオは、既に1700万動画再生回数を超え、若い世代からも大きな反響を集める。ハンサムすぎるというマッテオのルックスに「まるでスーパーモデルのよう」と黄色い声も飛び交うなか、マッテオが歌い始めたとき一瞬浮かべるアンドレア・ボチェッリの笑顔がファンらのハートを捉える。

世界8500万枚のアルバムセールスを誇り、今月12日(現地時間)にはウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂で行われた英ユージェニー王女のロイヤル・ウエディングで息を呑む美しい歌声で850人の参列者らを魅了したアンドレア・ボチェッリ(動画)。プレスリリースでマッテオの歌声についてアンドレア・ボチェッリは、「技術的に私たちの歌声は全く異なっていますが、それらを最も近づけているものが一つあります、それはattitudeです。それは声を通して自分自身を表現する特有のものです。それがマッテオと私をとても似通わせるのです。それは学ぶことのできるものでも、教わることのできるものでもありません。それは生まれ持ったものです」。

自身のルーツに立ち戻るアルバム『Sì』には、「愛、家族、信仰と希望の祝福」となる16曲のオリジナルソングを収録し、長男アモス(Amos)はアコースティックの「Sono Qui」、「Ali di Libertà」でピアノの演奏を務める。「Perfect Symphony」でデュエットしたエド・シーラン(Ed Sheeran)が作曲し、ティツィアーノ・フェッロ(Tiziano Ferro)が作詞した注目の「Amo Soltanto Te」では再びエド・シーランとコラボレーション。今最も勢いのあるポップ・スター、デュア・リパ(Dua Lipa)とコラボした注目のバージョンの「If Only」に加え、ジョシュ・グローバン(Josh Groban)との「We Will Meet Once Again」、アイーダ・ガリフッリーナ(Aida Garifullina)との「Ave Maria Pietas」などを収録。プロデューサーにはピンク・フロイド(Pink Floyd)、ルー・リード(Lou Reed)ら数々のヒット曲を手がけてきたカナダのボブ・エズリン(Bob Ezrin)、レコーディングはトスカーナ州フォルテ・デイ・マルミの自宅で行った。

「Fall On Me」が収録される映画『くるみ割り人形と秘密の王国』サントラ『The Nutcracker and the Four Realms』は、『Sì』と同じ日、10月26日にリリース(※国内盤『くるみ割り人形と秘密の王国 オリジナル・サウンドトラック』11月21日発売)。映画音楽界の巨匠ジェームズ・ニュートン・ハワード(James Newton Howard)がチャイコフスキー(Tchaikovsky)の1892年バレエ音楽「くるみ割り人形」を現代的アレンジとディズニーの魔法を加え、指揮者グスターボ・ドゥダメル(Gustavo Dudamel)、フィルハーモニア管弦楽団の演奏により壮大なオーケストラ・スコアで蘇らせる。ディズニーがこのクリスマスに贈る『くるみ割り人形と秘密の王国』のニューヒロイン、クララにはマッケンジー・フォイ(Mackenzie Foy)、そして金平糖の精にキーラ・ナイトレイ、マザージンジャーにヘレン・ミレン、ドロッセルマイヤーにモーガン・フリーマンら豪華キャストを迎える。『くるみ割り人形と秘密の王国』は来月11月30日(金)より全国で公開される。
 

Fall On Me
Written By Fortunato Zampaglione, Chad Vaccarino, Ian Axel & Matteo Bocelli
Produced by Bob Ezrin

(バース1)マッテオ
いつの日か
空高くその光が
輪になって舞い降り、私を愛に導くものと思っていた
しかし何が正しいのか私にはわからない
前を見ることができない
ずっとここにとどまり続けている、それを待つことができない
砲弾のように魂に真っ直ぐ
私を粉々にし
そして私を完全にさせるようだ
そのために私は闘い、この重荷を背負っていく
しかし一歩一歩
何が真実であるか、疑問を抱き続ける

(コーラス)マッテオ
私のもとに
両腕を広げて
私のもとに
両腕を広げて
あなたのいる場所から
私のもとに舞い降りて
すべての光で
すべての光で
すべての光とともに

(バース2)アンドレア
いつの日か君は見つけられるだろう、その心が求めるものを
諦めないで、君のそばにいる
私は知っている、君がずっと夢見てきた全てのもの、君が願ってきたものは
君を待ち続けている、君がどこに行こうと
一歩一歩、自分自身を信じて
毎日私は誇りと共に笑顔で見守っている
私の愛は石よりも強く永遠
恐れないで、君は一人じゃない

(コーラス)アンドレア
私のもとに
両腕を広げて
私のもとに
両腕を広げて
君のいる場所から
私のもとに
すべての光で
すべての光で
すべての光とともに

(ブリッジ)二人
目を閉じると
至る所であなたに会う
外に出ると
まるで空気の中に、呼吸の中に
あなたがそこにいるのを感じることができる

(コーラス)二人
私のもとに
両腕を広げて
私のもとに
両腕を広げて
あなたのいる場所から
私のもとに
すべての光で
あなたのすべての光で
すべての光とともに

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