ローレン・ハウレギ、ソロデビュー曲「Expectations」リリース


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フィフス・ハーモニー(Fifth Harmony)のメンバー、ローレン・ハウレギ(Lauren Jauregui)のソロデビュー・シングル「Expectations」ダウンロード版)が昨日リリース(現地時間10月24日)。同日公開されたダークな世界観のミュージック・ビデオでは、5H時代と一線を画す歌声とセクシーで危険な姿で魅せ、ソロ・キャリアの新たなスタートを切った。

激しい情念の炎を静かに揺らし、時折かすれた呻きに哀愁を漂わせるスローなR&Bテイストの「Expectations」は、キッド・ハープーン(Kid Harpoon)を音楽プロデューサーに迎えローレン・ハウレギ自身が書き上げた。自らのビジョンに命を吹き込んだというローレン、人々にエイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)を彷彿させるという姿にそのソウルフルな余韻が官能的なギター・サウンドと絡み合い後を引く。「Don’t Say You Love Me」な白いドレスと黒いレザー姿の二人のローレンを描くスリリングなミュージック・ビデオは、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)最新作『Singular』の謎に満ちたアルバム・トレイラーを手がけたローレン・ダン(Lauren Dunn)が映像化。クリエイティブ・ディレクターとしてローレン・ハウレギも製作に加わり、すれ違う二人の変えられぬ現状と内面の葛藤を描く。

「ベッドでずっと一人/あなたがどこにいるのか考えながら/3時10分/クラブは2時に閉まると知っている/私の気を変える7つのシナリオを既に考えたわ/家に帰ってくるって、あなたの言葉を鮮明に思い出しながら/毎回これよ」、「期待なんかしなければいいのに/あなたの頭の中を覗ければと切望する/衝突なしで/むしろちゃんと話し合えればと強く願う/流した全ての涙、あなたに背を向けて/同じベッドで寝ている間/期待なんかしなければいいのに」、「しかし私は期待する、あなたは望む、私たちは期待する」

「Expectations」についてローレン・ハウレギはBillboardで「”Expectations”は、関係を持っている人がいる時、相手に期待を持ちたくないと望む気持ちを掘り下げる曲だわ」。「しかしそれでも抜け出せない、そうしたものを描いた曲よ」。恋人タイ・ダラー・サイン(Ty Dolla $ign)との喧嘩からインスパイアされスタジオでそのときの気持ちを30分程で書き上げた曲だという。今年3月にはフィフス・ハーモニーの無期限活動停止を発表し、これからソロ・キャリアを築き上げていくこととなるローレン・ハウレギ。W誌で「私や私の音楽、これから私が何をし、どういう人になっていくかについて、明らかに多くのexpectations(期待/予想)があるわ」。「それこそ、この曲のリリースの裏にあるもう一つの理由、予想なんてないということ。未来はなるがままに、unexpectedだわ」。高い注目を浴びる同曲にはファンらから驚きの声も次々に寄せられ、「期待はしていたが、これは予想していなかったよ」、「2:16のダンスは予想外だわ」。「新ローレン」との声も上がる一方、ローレン・ハウレギは自身のSNSで「新しい私じゃないわ、本当の私だわ」(Not new me, real me)。


今年6月、「Strangers」でコラボレーションしたホールジー(Halsey)の『Hopeless Fountain Kingdom Tour』ラテン・ツアーに同行したローレン・ハウレギは、「Expectations」に加え2曲披露。英語が母国語でない国のステージで、初めて披露した「Expectations」を観客らが最後には口を揃えて一緒に歌い、「魔法」のような特別な瞬間になったという(Coup De Main Magazine)。ホールジーは「Expectations」のリリースを受けて自身のSNSで「ローレンはとっても特別だわ、親友であるからというわけではなく、彼女の音楽はまさに私が必要としていたもので、鳥肌が立っているわ」、「とっても誇りに思ってる🖤🖤🕊 」。

今年5月から制作に取りかかっているソロデビュー・アルバムについて、今月9日ETでローレン・ハウレギは「現在制作中よ。全然終わってなくって、おそらく来年になると思うわ」。デビュー・アルバムにコラボ曲を収録する予定はなく、「この世界に入ってから人々はずっと他人の歌声と一緒に私の声を聞いてきたように感じる。初めて私の歌声だけの作品にしたいわ」。「Expectations」ではR&Bサウンドをミックスしたギター寄りのオーガニックな方向性になったと語るものの、「でも今のところ100%そういう方向性でいくってわけじゃないわ」。

自分自身で曲を作りながら、手探りの段階のなか今回ついに迎えたソロ第1弾。真ローレンは「全てが夢のように思えるわ」、「私のハートの一部を世に出すことができ、心から感謝しています」。「皆さんの声を楽しみに、そして成長し曲を書き続け、皆さんと共有し続けていくことを楽しみにしています。これまで一緒に歩み続けてきてくれた人、そして新しく加わってくれた人も、曲を聞いてくれている全ての人に、感謝の気持ちを伝えたいと思います」。「私のエネルギーを一緒に分かち合ってくれてありがとう!みんなが気に入ってくれたらとっても嬉しいわ」。当時16歳の時にもともと一人で挑んだ『The X Factor』から約6年。フィフス・ハーモニーから様々なことを学び、今のビジョンがあると22歳は振り返る。「フィフス・ハーモニーを通じて成長し、自分を知ることができ感謝しているわ」、そして今、「自由を感じているわ。自分の中でアーティストとして限界があるようには感じないわ」。

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