ナイトバード、AGT2021準々決勝棄権 がん闘病に専念


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NBC才能オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』(原題:America’s Got Talent)シーズン16でゴールデンブザーを獲得し準々決勝進出を決めたオハイオ州ゼインズビル出身のシンガー・ソングライター、ナイトバード(Nightbirde)が、症状悪化を受けがん闘病に専念するため、準々決勝の出場を辞退すると発表した。

ナイトバード、本名ジェイン・マルチェフスキ(Jane Marczewski)は現地時間2021年8月2日、自身のInstagramで次のように現在の状況について明らかにした。「オーディション後、私の健康状態が悪化し、がん闘病に私の全てのエネルギーが費やされ、闘病に専念せざるを得ない状態です。とても残念ですが、AGTシーズン16の途中棄権を発表します。時間が必要な人々に人生は必ずしもそれを与えてくれないものですが、それは誰もがご存知でしたよね」。

現地時間2021年6月8日に放送されたオーディション・ラウンド(記事)でナイトバードは、自身の健康状態を聞かれ、「前回の検査では肺と脊髄、肝臓にがんが広がっていました」と明かした。2019年の大晦日に彼女は、肺、肝臓、リンパ、肋骨、脊髄のがん宣告を受け、余命6ヶ月、生存率は2%の闘病生活が始まった。過酷な闘病の末、奇跡的にも2020年7月に一度寛解したが、その後再発を繰り返した。

ナイトバードはその2020年の自身の闘病生活を書き綴ったオリジナル曲「Its OK」をAGT初戦のステージで披露。その苦難を希望に変えるエモーショナルなパフォーマンスに製作総指揮/審査員サイモン・コーウェル(Simon Cowell)がゴールデンブザーを叩いた。彼女の力強い闘病人生とその美しい歌声は国境を超え、世界に感動と大きな反響を呼びYouTubeだけでもそのオーディション動画は3,000万回を超えている。

ナイトバードはSNSで次のようにAGTを振り返りながら、応援してくれた世界中の人々に感謝の言葉を伝えている。「AGTで私のハートを世界と分かち合うことができて、光栄であり、夢が叶った瞬間でした。私にとってこの夏は衝撃的でした。私が歩んできた痛みが、世界中の人々が注目する美しきものに成り得るなんて、奇跡です」。

「皆さんの応援の全てに感謝申し上げます。私と共にいて下さい、私はきっとすぐに良くなります。私は過去ではなく、未来を思い描いています。打ちのめされていますが、それでも私にはまだ、夢があります」。

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