カントリー期待の新星マーガレット・ドゥランテ(Margaret Durante)「Maybe Tonight」がGACチャートで第1位に


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マーガレット・ドゥランテ(Margaret Durante)米公式サイト

今急成長中の米カントリー放送局GAC(Great American Country)が贈るファン投票型PVランキング「Top 20 Country Countdown」で先月1日、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)の「Mean」を抜いてまさかの第1位に輝いてしまった期待の新星マーガレット・ドゥランテ(Margaret Durante)の「Maybe Tonight」が今週、現在”大ヒット”中のブレイク・シェルトン(Blake Shelton)「Honey Bee」やジェイソン・アルディーン(Jason Aldean)「Dirt Road Anthem」を押し抜き、再びまさかの第1位に返り咲きました。

※公式サイトでニュースレターに登録すると、アコースティック版「Maybe Tonight」が無料でダウンロードできます。

1. Margaret Durante – “Maybe Tonight”
2. Jason Aldean – “Dirt Road Anthem”
3. Blake Shelton — “Honey Bee”
4. Katie Armiger – “I Do But Do I”
5. Chris Young – “Tomorrow”
6. Luke Bryan – “Country Girl Shake It For Me”
7. Eric Church – “Homeboy”
8. Trace Adkins – “Just Fishin’”
9. Taylor Swift – “Mean”
10. Justin Moore – “If Heaven Wasn’t So Far Away”
11. Brad Paisley – “Old Alabama”
12. Lady Antebellum – “Just A Kiss”
13. Kenny Chesney w/ Grace Potter – “You and Tequila”
14. Billy Currington — “Let Me Down Easy”
15. Ronnie Dunn – “Bleed Red”
16. Rascal Flatts – “I Won’t Let Go”
17. Shania Twain – “Today Is Your Day”
18. Martina McBride – “Teenage Daughters”
19. Dierks Bentley – “Am I The Only One”
20. Reba McEntire – “When Love Gets A Hold Of You”

※2011年7月15日現在

(引用)”This Week’s Top 20 Chart” on GAC

インディーズアーティストが「Top 20 Country Countdown」で第1位を獲得するのはGAC史上初の記録とのこと。そもそもGACとはいったいどんなチャンネルなのかいささか微妙なところではありますが、95年から放送開始後絶大な支持を集め現在ケーブル、衛星を含めて5800万世帯を超える視聴者数を誇っているとか、いないとか。とはいえカントリーの超地味ネタから最新情報までとてもコンテンツが豊富なので私はこのサイトをフィードで愛用しています。

GAC公式サイト(Great American Country)

マーガレット・ドゥランテ(Margaret Durante、1988年)は米メリーランド州モントゴメリーのポトマック(Potomac)出身のインディペンデント・レーベルEmrose Recordsに所属する期待の若手カントリー・シンガー・ソングライター。2010年に米ロックバンドキングス・オブ・レオンのヒット曲「Use Somebody」のカバーでデビュー。

しかし、母親のもとカントリーを聞いて育ったマーガレットはカントリーへと変更すべくレーベルを変更し、カントリーソング「Mississippi’s Crying」(米ビルボードカントリー部門第57位)をリリースし新しいスタートを切ることになります。

(参照)”Margaret Durante Is First Artist Signed to Emrose Records” on Boot.com

そして今年4月、自身初となるEP盤アルバム『Maybe Tonight EP』(2011.4)をリリース。このアルバムには、「Maybe Tonight」の他、「Better」、「Paper Chains」、「Whiskey And A Gun」を収録。

一方セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)が主題歌を歌うディズニー・チャンネルの人気テレビ・シリーズ『シェキラ!』(原題”Shake It Up”、日本では今年4月放送開始)でゲストリードヴォーカルとしてポップソング「Breakout」「Watch Me」の2曲をレコーディングしており、今週12日にリリースされ現在大ヒット中のサウンドトラック『Shake It Up: Break It Down』(2011.7.12)にこれらの曲が収録されています。

またこの曲「Breakout」は同じくディズニー・チャンネルの『グッドラック・チャーリー』(原題”Good Luck Charlie”)での『シェキラ!』とのクロスオーバー・エピソードでもフィーチャーされています。

カントリー情報サイト「Taste of Country」でのインタビューで、前作「Mississippi’s Crying」のように普段はエモーショナルで心の傷や失恋、心の内側に焦点を当てた曲が多いと話す彼女ですが、とてもキャッチーで明るいこの曲「Maybe Tonight」は、出会って恋に落ち、全てがパーフェクトで不可能なんかないと思えるような気持ちをライトに楽しく謳ったものであると話しています。

「私たち(共同制作者ら)は今まで書いてきた曲すべてがとても内観的なものであると気づいたの。心の傷についてテーマにしたものやその年代に抱える問題をテーマにした曲だわ。私はたいてい気楽な性格で、だから私のパーソナリティの反射としてそうした曲を書きたかったの。悲しい曲に多く触れることは今もそしてこれからも良いことで、とても大切なことだと思っているわ。誰かが困難に直面したとき、そうした曲を聞いて、自分以外の人も同じような辛い経験をしているんだって知ることは、とっても大切だと思うの。でも同時に歌はエンターテインメントであることも大切だわ。この曲「Maybe Tonight」はそういった目的のために書かれたものであるの」

“We realized that they all were very introspective. Some were about heartbreak or others are about coming of age and that sort of thing. I am a very lighthearted person, for the most part, and I wanted to write a song that reflected that part of my personality as well. It’s good to wallow in a sad song every now and then, and I think those songs are important. When you’re going through a heartbreak and you listen to a song a realize someone else is going through it too, that’s very important, but it’s also great to be entertained. ‘Maybe Tonight’ was written for that purpose.”

(参照)”Margaret Durante, ‘Maybe Tonight’ – Lyrics Uncovered” on Taste of Country

インディーズで無名ながら大物アーティストらを抜いてGACで第1位獲得と異例のスタートを切ったマーガレット・ドゥランテ、ショーケースライブのアコースティックでその力強く美しい歌声を聞くと、まさかの第1位…とはもはや言わせない、そんな魅力に包まれています。今後ともぜひ活躍が期待される期待の新星といえそうです。

なお、現在マーガレット・ドゥランテ(Margaret Durante)米公式サイトでは、「Maybe Tonight」他、「Mississippi’s Crying」やEP収録の「Paper Chains」などがフル試聴できます。また公式サイトでニュースレターの登録をすると、アコースティック版「Maybe Tonight」が無料でダウンロードできます。ぜひご興味のある方は公式サイトへ!

マーガレット・ドゥランテ(Margaret Durante)米公式サイト

 
 

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