ライオネル・リッチー、30年の時を超えてカントリーで蘇るバラード名曲13選がビルボード初登場第2位


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ライオネル・リッチー(Lionel Richie)米公式サイト

「豪華すぎるバラードの名曲」「豪華すぎるカントリー・スターとのデュエット」で大きく話題を呼んでいた80年代のR&Bスター、ライオネル・リッチー(Lionel Richie)の通算10枚目となる最新アルバム『Tuskegee(インターナショナル盤『Tuskegee: International Edition』)が先月ついにリリース、リリース第1週で199,000枚を売り上げ、先週発表の米ビルボード総合アルバムランキング「Billboard 200」初登場第2位、カントリー部門初登場第1位を記録をしました(※2012年4月14日付)。

※同アルバム・リード・シングル最新曲「Endless Love」 duet with シャナイア・トゥエイン

シャナイア・トゥエイン(Shania Twain)、ケニー・チェズニー(Kenny Chesney)、ティム・マックグロウ(Tim McGraw)、ウィリー・ネルソン(Willie Nelson)といった豪華カントリー大スターをはじめ、カントリー界最強バンドラスカル・フラッツ(Rascal Flatts)、またブレイク・シェルトン(Blake Shelton)、 ジェイソン・アルディーン(Jason Aldean)、ダリアス・ラッカー(Darius Rucker)、リトル・ビッグ・タウン(Little Big Town)ら今最もカントリー界で注目を浴びている若手カントリー・スターらを迎え、およそ30年の時を超えて80年代の自身のバラード名曲13曲がカントリーでよみがえるカントリー・テイストの同アルバムは、自身1986年以来となる最高セールスを記録、また今年リリースのカントリー・アルバムとしては現時点では最高セールスを記録しました。

米ビルボード総合アルバムランキング「Billboard 200」

また、30年の時を超えたのはどうやらバラードの名曲だけではないようです。リリース第1週で359,000枚を売り上げ、マドンナ(Madonna)の最新アルバム『MDNA「Billboard 200」でライオネル・リッチーを抑えて自身通算5枚目となる初登場第1位を記録、かつて80年代を盛り上げたライバル同士が30年の時を超えて奇跡のワンツーフィニッシュとなりました。

(記事)”Madonna Debuts at No. 1 on Billboard 200, Lionel Richie at No. 2 ” on Billboard
(記事)”Album sales: Madonna’s ‘MDNA’ debuts at No. 1, Lionel Richie’s ‘Tuskegee’ lands in second” on EW

カナダのチャートでサウンドスキャンが集計をはじめて以来自身初となる初登場第1位を記録し、イギリスデンマークオランダスウェーデンでのランキングチャートでトップ10に入るなど世界的大ヒットとなっているこのアルバムについてライオネル・リッチーは、「これらの曲は僕の子供みたいな存在で、世代を超えて音楽を愛する人々によって愛されていることにとても圧倒されているよ。独自のスタイルとその個性をこのアルバムにもたらし、新鮮な視点でこれらの曲を解釈してくれたデュエット・パートナーに心から感謝しているよ。」とそのあふれる喜びと感謝の思いを明かします。

(記事)”Lionel Richie’s Tuskegee Debuts at No. 1” on GAC

しかし80年代のスターにとって、このアルバムはビルボードランキングの記録以上に大切なことがあったようです。「このことが特に特別なのは、こうしたことを僕の子供たちと共有することができることなんだ。」「子供たちは小さすぎて、コモドアーズ(Commodores)や僕が80年代にしてきたことを知らないんだ。子供たちにとって僕は学校へ車で送るパパに過ぎないんだ。ついに子供たちに僕が生きるためにしてきたことをついに目にすることができて本当に嬉しいよ。」と哀愁漂う満面の喜びを語ります。

先月には、ダイアナ・ロス(Diana Ross)とのデュエット・バラード名曲シャナイア・トゥエインとのデュエット曲で蘇る同アルバム・リードシングル曲「エンドレス・ラブ」(Endless Love)のミュージック・ビデオが公開。

また今週金曜日米CBSにて放送予定のスペシャル番組「ACM Presents: Lionel Richie and Friends– In Concert」では、ACMアワード後、ライオネル・リッチーのために集まったカントリースターらによるラス・ヴェガスでのコンサートが全米で放送される予定で、同コンサートには、マルティナ・マクブライド(Martina McBride)、ルーク・ブライアン(Luke Bryan)、レディ・アンテベラム(Lady Antebellum)、ザ・バンド・ペリー(the Band Perry)ら豪華カントリースターも参加。

「R&B歌手ライオネル・リッチーがカントリーに!?」と報じられる中、豪華すぎるカントリー・スターとの共演でR&Bからカントリー色を新たに強く打ち出したライオネル・リッチーですが、しかし彼の故郷であるアラバマ州タスキーギをタイトルにした同アルバムは、彼のルーツが詰まった一枚となっているようです。

僕はアラバマ州タスキーギで作詞作曲することに目覚めたんだ。タスキーギは僕がこれら全ての曲をつくった場所で、作詞作曲、曲の内容のルーツはサウスなんだ。今日の自分を築きあげてくれた街と人々が温かくこのアルバムを迎え入れてくれていることにとても感激しているよ。自分の居場所に再び戻れることがわかり、本当にとても幸せな気持ちだよ。

(参考)”Lionel Richie on his new duets album: I’ve always been a little country!” on Fox News

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