カントリー界をはじめ、ディズニーからも愛される「ピーターパン」の新星は待望の第2幕へ。先週(現地時間6月29日)、米ケルシー・バレリーニ(Kelsea Ballerini)による最新シングル曲「Legends」(ダウンロード版)のミュージック・ビデオが公開されました。
自身が失恋のなか、その良き面を見出すことで傷を癒そうとしたバラード曲「Legends」。そのミュージック・ビデオでは、シネマティックな映像美とロマンチックなシーンをスクリーンに、楽曲に新たな命を吹き込む永遠の愛の物語となって、全米から深い感動と涙の声を集めます。
ひと目で恋に落ちたあの時、二人だけのサインを軸に回り始めた歯車は恋から愛へ。永遠の愛を誓い、生まれた新しい命が二人を一層強く結ぶなか、7歳の息子の誕生日に突然襲った悲劇。取り返すことができない最後の言葉も、全ては胸の奥に。
それからおよそ10年、卒業式の壇上から息子が母親に送ったのは、あのサイン。こみ上げる思い出の数々は、まるで一度もその歯車をとめていなかったように。笑顔に涙が溢れるその瞳の奥には、夫の愛が力強く生き続ける立派な青年の姿を映し出します。
悲劇のハッピーエンド
ブラッド・ペイズリー(Brad Paisley)×デミ・ロヴァート(Demi Lovato)「Without a Fight」の米映像監督ジェフ・ベナブル(Jeff Venable)が手がけるミュージック・ビデオでは、太平洋とサンタルシア山脈がぶつかるカリフォルニア州セントラルコーストの絶景地ビッグサーで撮影。リアン・マーシャル(Leanne Marshall)のエレガントなパープルのドレスを潮騒に乗る海風になびかせるケルシー・バレリーニと、ある愛の物語が交差するなか、悲劇の中でも決して消えることのない光と前向きなメッセージを描き出します。
「“Legends”は(2nd)アルバムのために私が書いた最初の曲の一つだわ、この曲を聴く度に、異なった意味を見い出すの」とプレス・リリースで語るのは、今年グラミー賞でノミネートされた23歳のカントリー界の新星。「この曲を書いた時の失恋の痛みに私を引き戻し、この曲は私のファン、そしてファンと共にした道のりを思い起こさせてくれるものでもあるわ、そして今、私はこの曲を”legendary love story”(伝説的な愛の物語)の視点から歌っているの」。
涙を笑顔に
キャリー・アンダーウッド(Carrie Underwood)の名曲「Jesus, Take the Wheel」をコーライティングした米ソングライター、ヒラリー・リンジー(Hillary Lindsey)、そして前作『The First Time』の共同プロデューサー、フォレスト・グレン・ホワイトヘッド(Forest Glen Whitehead)と共に、ケルシー・バレリーニが2年前に書いた「Legends」では、自身の失恋をもとに、最高に幸せだった頃を振り返る失恋ソングに。一貫して過去形のリリックながら、そのミュージック・ビデオの公開とともに「ウェデイング・ソングにもいい」という声も寄せられ、壮大なラブ・ソングとして人々を惹きつけます。
「そうね、私たちはレジェンドだったわ/あなたを愛している、baby、天国だったわ/みんなが疑問に思ってたこと/私たちは一度も疑ってなかった/瞳を閉じて、二人で世界に立ち向かっていたわ/覚えている?/私たちはクレイジーだったね/悲劇的で、壮大で、最高だった/あなたが私にくれたティアラ、いつまでもかぶり続けるわ/私たちは永遠の中で彷徨い続け/そして彼らは思い出す/私たちはレジェンドだったって」
「私にとって、今ではカメレオンの曲のようなもの、失恋のストーリーでありながら、私自身人生で幸せな場所にいて、今ではラブ・ソングとして歌っているわ」と左手に婚約指輪を輝かせる歌姫。「終わりを迎える愛である必然性はないわ。愛を郷愁とともに振り返るような感じ」、「この曲を1stシングル曲に選んだのは、前作とこれから迎える道程の全てを繋ぐ楽曲として、パーフェクトなものだと感じたからだわ」。
ピーターパンの卒業
ティーンらのハートを掴むとともにカントリー界に旋風を巻き起こし、立て続けに全米首位を獲得した「Love Me Like You Mean It」、「Dibs」、「Peter Pan」を収めたデビュー・アルバム『The First Time』(ダウンロード版)よりおよそ2年。「Legends」をリード・シングル曲に11月3日に待望のリリースを迎える2ndアルバム『Unapologetically』(ダウンロード版)(※追記、2017年7月25日アルバム・タイトル、リリース日発表)について、ケルシー・バレリーニはETに次のように語ります。
「1stアルバムでは12歳から21歳の自分を捉えたものにしたかったの」、「(2ndアルバムは)21歳から23歳の自分、大きく変化した人生を描いたものになり、より成熟したものになるわ。大失恋を経て、数年間自分を見つめ直し成長し、そしてモーガン(Morgan Evans)と出会ったの。だからそうした全てを捉えたものになると思うわ」。年内にも豪カントリー歌手との結婚が報じられ、二人が共に制作した楽曲が2ndアルバムに収録されることが伝えられるなか(ET独占)、カントリー界新星の第2章がいよいよその幕を開けます。
(記事)“Kelsea Ballerini Makes Television Debut of ‘Legends’ on CMT Awards “ on Sounds Like Nashville
(記事)“Kelsea Ballerini Premieres Emotional New Video for ‘Legends’” on Sounds Like Nashville
(記事)“EXCLUSIVE: Kelsea Ballerini to Perform New Single ‘Legends’ at CMT Music Awards” on ET
(記事)“Kelsea Ballerini wrote ‘Legends’ from a place of ‘bitterness’ but is now the ‘happiest’ she’s ever been” on FOX
(記事)“EXCLUSIVE: Kelsea Ballerini and Fiance Morgan Evans Recorded a Song Together for Her New Album” on ET