CMTミュージック・アワード2017、キース・アーバン最多4冠、キャリー・アンダーウッド史上最多記録更新


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グレッグ・オールマンへの追悼とともに

現地時間6月7日(水)、全米カントリー・ミュージック・ビデオの最大級の音楽祭「CMTミュージック・アワード2017」(CMT Music Awards 2017)が米テネシー州ナッシュビルのミュージック・シティ・センターにて開催。カントリー界の豪華スターらが集結する中、キース・アーバン(Keith Urban)9thスタジオ最新アルバム『Ripcord』収録の全米ヒット曲「Blue Ain’t Your Color」で、同アワード最高栄誉にあたる「年間ビデオ賞」(Video of the Year)を受賞しました。

今年2月開催の第59回グラミー賞(今年2月)では3部門のノミネート、今年4月開催の第52回ACMアワードでは最多4部門ノミネートと、アワードでのパフォーマンスと共にその注目を浴びながらも、無冠に終わっていたニュージーランド生まれの豪カントリー・シンガー・ソングライター。

ファン投票型のアワードとなる「CMTミュージック・アワード」で最多4部門でノミネートされていたキース・アーバンは、妻ニコール・キッドマンが会場で見守る中、「年間ビデオ賞」に加え、「Blue Ain’t Your Color」で自身7年ぶりとなる「年間男性ビデオ賞」(Male Video of the Year)を受賞。またキャリー・アンダーウッド(Carrie Underwood)との最新コラボ曲「The Fighter」「年間コラボレーション・ビデオ賞」(Collaborative Video of the Year)、そして「年間ソーシャル・スーパースター」(Social Superstar of the Year)のノミネート全部門で受賞を果たし、最多4部門の栄冠を手にしました。

キャリー・アンダーウッド歴史的記録を更新

一方「年間女性ビデオ賞」(Female Video of the Year)にはキャリー・アンダーウッドの「Church Bells」が輝き、「年間コラボレーション・ビデオ賞」(Collaborative Video of the Year)とともに、キース・アーバンに次いで2部門で受賞。これにより史上最多17個のトロフィーを手にし、自身の持つ「CMTミュージック・アワード」最多記録を更新しました。

「年間ドュオ・ビデオ賞」(Duo Video of the Year)には、フロリダ・ジョージア・ライン(Florida Georgia Line)の「H.O.L.Y.」、「年間グループ・ビデオ賞」(Group Video of the Year)には、リトル・ビッグ・タウン(Little Big Town)の「Better Man」が受賞。

「年間ブレイクスルー・ビデオ賞」(Breakthrough Video of the Year)はローレン・アライナ(Lauren Alaina)最新ヒット曲「Road Less Traveled」が受賞した他、「年間CMTパフォーマンス」(CMT Performance of the Year)には、ジェイソン・デルーロ(Jason Derulo)ルーク・ブライアン(Luke Bryan)の「Want to Want Me」に贈られました。

サザンロック界のレジェンドへ

先月69歳で闘病の末亡くなったサザンロック界のレジェンド、オールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band)のグレッグ・オールマン(Gregg Allman)へのトリビュートとして、ジェイソン・アルディーン(Jason Aldean)、ダリアス・ラッカー(Darius Rucker)、レディ・アンテベラム(Lady Antebellum)のチャールズ・ケリー(Charles Kelley)が、オールマン・ブラザーズ・バンドの70年代の代表曲「Midnight Rider」をソウルフルなアカペラで披露し、同アワードのパフォーマンスをキックオフ。

パフォーマンス

ブレイク・シェルトン(Blake Shelton)の「Every Time I Hear That Song」(パフォーマンス動画)、キース・アーバンとキャリー・アンダーウッドによる「年間コラボレーション・ビデオ賞」受賞の「The Fighter」をはじめ、フロリダ・ジョージア・ラインとザ・チェインスモーカーズ(The Chainsmokers)が屋外でそのコラボ曲「Last Day Alive」(前日の事前収録)で沸かす一方、トーマス・レット(Thomas Rhett)が最新曲「Craving You」を披露(パフォーマンス動画)。

ピンク・マジック

またこれまでエモーショナルな失恋ソング「Tin Man」のパフォーマンスで注目を集めていたミランダ・ランバート(Miranda Lambert)は、そのアルバム『The Weight of These Wings』より「Pink Sunglasses」を披露。ウォールマートの安っぽいプラスチックのピンクのサングラスをかけると世の中がちょっとご機嫌にみえる(という)曲のなか、会場のハリウッド・セレブ、カントリー・スター、ファンらのピンクのサングラスと共にいつもより上機嫌な夜を彩りました。

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