ケリー・クラークソン最新曲「Dark Side」PVが公開、ラブソングを超えて送るもう一つのメッセージ


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ケリー・クラークソン(Kelly Clarkson)米公式サイト

今月20日(日)に開催された米3大音楽賞「米ビルボード・ミュージック・アワード2012」で最新シングル曲「Dark Side」と前シングル曲「Stronger (What Doesn’t Kill You)」のマッシュアップのライブ・パフォーマンスを披露し、同22日(火)にも全米高視聴率ダンスコンペティション番組『Dancing With The Stars』シーズン14のファイナルステージ(優勝決定戦)で同ライブ・パフォーマンス(»YouTube動画)を行い全米を熱狂させたケリー・クラークソン(Kelly Clarkson)、その最新シングル曲「Dark Side」ミュージック・ビデオが、今週24日(木)にVEVOにてプレミア公開されました。

»ぽっちゃりからすっかり減量したケリー・クラークソンにコメント殺到。秘訣は新しい彼?

全米ビルボード総合シングル曲ランキング「Hot 100」通算3週第1位記録という自身最多週首位獲得曲にして自身最高の全米ベストセーリング曲なった「Stronger (What Doesn’t Kill You)」に続いて米PVディレクターシェーン・ドレーク(Shane Drake)が手がけた「Dark Side」のミュージック・ビデオでは、不景気の中で失業した男性や、痩せなくてはいけないという強迫観念に駆られる女性、いじめを受け続け育った青年、左足を失った米陸軍負傷帰還兵らが抱える心の闇が映し出されます。

(コーラス)
誰もが心に闇を抱えている
あなたはそんな私を愛してくれますか?
あなたは私の心の闇も愛することができますか?
誰も完璧な人なんていない
でも私たちは愛される価値のある存在
そうでしょ、私たちは愛される価値がある
あなたは私を愛してくれますか?
私の心の闇も…

Everybody’s got a dark side
Do you love me?
Can you love mine?
Nobody’s a picture perfect
But we’re worth it
You know that we’re worth it
Will you love me?
Even with my dark side?

PopCrush

これまで数多くのバラードの名曲を生み出してきたケリー・クラークソン、しかし米ソングライターバスビー(busbee)と独ソングライターアレクサンダー・ゲリンガス(Alexander Geringas)が作詞作曲し、米グレッグ・カースティン(Greg Kurstin)が手がけたこのバラード曲「Dark Side」では、これまでのバラードとは異なり、恋に落ちた眩い魅力的なアスペクトではなくその影の部分に焦点を当て、欠点をも愛するという深い包容力と絶対的な愛を描く壮大なラブ・ソングのようにもみえます。

(バース2)
真っ黒な石からできる
ダイヤモンドのように
どうなるかなんてわからない
もし諦めたりしてしまったのなら…
だから、私を諦めたりなんかしないで
私の本当の姿を思い出して、お願い

Like a diamond
from black dust
It’s hard to know
what can become
If you give up
So don’t give up on me
Please remind me who i really am

(コーラス)
誰もが心に闇を抱えている
あなたはそんな私を愛してくれますか?
あなたは私の心の闇も愛することができますか?
誰も完璧な人なんていない
でも私たちは愛される価値のある存在
そうでしょ、私たちは愛される価値がある
あなたは私を愛してくれますか?
私の心の闇も…

Everybody’s got a dark side
Do you love me?
Can you love mine?
Nobody’s a picture perfect
But we’re worth it
You know that we’re worth it
Will you love me?
Even with my dark side?

逃げないで
逃げないで
ずっと一緒にいるって
ずっと私と一緒にいるって約束して
逃げないで
逃げないで
ずっと私と一緒にいるって約束して
約束して、ずっと私と一緒にいるって

Don’t run away
Don’t run away
Just tell me that you will stay
Promise me you will stay
Don’t run away
Don’t run away
Just promise me you will stay
Promise me you will stay

しかしリード・シングル曲「Mr know it all」で歌に新しい命を吹き込んだケリー・クラークソンは、このミュージック・ビデオでも単なるラブ・ソングに終わらないものを吹き込んでいるようにもみえます。

「この先悪路注意」(ROUGH ROAD AHEAD)の文字が刻まれた標識が映され、それぞれの心の闇が描かれたミュージック・ビデオは、太陽の光を浴びて赤い花びらが開きはじめると、輝く空を見上げて力強く歌うケリー・クラークソンの姿が「希望」という文字とともに映し出され、それまで絶望に暮れていた人々の顔には次第に笑顔の光が灯り始めます。

そしてミュージック・ビデオのラストシーンでは、ケリー・クラークソンが「逃げないで/逃げないで/約束して/私と一緒にいるって」とそっと語りかけるように歌い上げ、その一人一人を抱きしめます。

People

公開から2日と経たぬうちにYouTubeで100万動画再生回数突破という人気を見せているこのミュージック・ビデオには、ケリー・クラークソンが昨年から交際している恋人でケリーの5年以来のマネージャーの息子ブランドン・ブラックストック(Brandon Blackstock)のおかげで減量したという(»英文記事、恋愛関係になり痩せたいと思うようになったと同記事で明かしている)、ぽっちゃりからすっかりと痩せたケリー・クラークソンの新しい姿に「かわいい!」「前より若くみえる!」「すっごく綺麗!!」等のコメントが殺到しているものの、一方で「元気が出た」という声や「悲しい時このビデオをみるのなぜだろう」といった声も寄せられているようです。

もしこのミュージック・ビデオをみて、ラブ・ソングを超えたものを感じる人がいるとすれば、ケリー・クラークソンがこのミュージック・ビデオを通して伝えたかったメッセージは、恋人の心の闇までも愛する深いラブ・ソングにとどまるものではなかったのかもしれません。

RyanSeacrest.com

失業による深刻な状況痩せなければいけないという強迫観念、そして幼少期からのいじめによる心の深い傷、そして国を守るために失った足と冷たくのしかかる苦しい現実、そうした心の闇に光を射しこみ、「Dark Side」を抱える一人一人をそっと抱きしめるケリー・クラークソンの「Dark Side」のリリックを改めて見直すと、また違った意味にもとれる歌であることに気付かされます。

(バース2)
真っ黒な石からできる
ダイヤモンドのように
どうなり得るか
それを知ることができなくなってしまう
もし諦めたりしてしまったのならば

だから、諦めたりなんかしないで
本当の自分の姿を思い出して、お願い

(コーラス)
誰もが心の中に闇を抱える自分がいる
あなたはそんな自分を愛してくれますか?
あなたはそんな自分を愛させてくれますか?
誰も完璧な人なんていない
でも私たちは愛される価値のある存在
そうでしょ、私たちは愛される価値がある存在
あなたはそんな自分を愛してくれますか?
闇を抱える自分も…

(ブリッジ)
逃げ出したりなんかしないで
逃げ出したりなんかしないで
ずっと一緒にいるって
ずっと私と一緒にいるって約束して
逃げ出したりなんかしないで
逃げ出したりなんかしないで
ずっと私と一緒にいるって約束して
約束して、ずっと一緒にいるって

太陽の光とともに「希望」という文字や光を浴びて十字架のアクセサリーが照らし出される中、このミュージック・ビデオでは、今の社会でそれぞれ人がその心で抱える悩み、苦しみ、心の痛み、苦難、そういった自分の「ダーク・サイド」と向き合い、それを受け入れ、そして決して諦めてしまったりはせず、笑顔で前に進んでいこう、そうしたケリー・クラークソンのメッセージが込められているのかもしれません。

そう考えると、ニーチェ(Friedrich Nietzsche)の有名な名言「What doesn’t kill you makes you stronger」(どんなに辛く苦しいことも、それを乗り越えることで、さらに強くなれる)がタイトルとなったアルバム『Stronger』の3rdシングル曲「Dark Side」PVのラストシーンでそっと抱きしめながらケリー・クラークソンが伝えた最後のリリック「Promise me you will stay」の「stay」は「(場所に)居続ける、とどまる」という意味ではなく、「耐える、持ちこたえる」という意味のようにも思えます。

「私と約束して、頑張り続けるって」。そこには、どんなに辛い「ダーク・サイド」の自分を抱えていても、決して人生を諦めないでほしいというケリー・クラークソンのメッセージがあったのかもしれません。

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