アップテンポで爽快なサウンド、美しく躍動的なメロディのポップ・ロックナンバーから、重厚骨太なヴォーカルにエネルギー溢れる圧巻のサウンドで魅了するロックナンバー等、2009年はモチベーションを一気に沸点に押し上げる”かっこいい”と思える楽曲の数々が生まれた年であったといえるかもしれません。
ニッケルバック/バーン・イット・トゥ・ザ・グラウンド
カナダのモンスター・ロックバンド、ニッケルバック(Nickelback)の6thアルバム『Dark Horse』収録のシングル曲「Burn It to the Ground」では、ボーカルのチャド・クルーガー(Chad Kroger)の骨太でエネルギッシュな歌声は勿論、会場を埋め尽くすファンの熱狂が鼓動する圧倒的なサウンドに。
ベースのマイクがスターバックスでアルバイトしていたときによく口にしていたという「Here’s your nickel back.」の5セントは今、鳥肌な熱狂となってファンを熱くさせているようです。
セオリー・オブ・ア・デッドメン/ノット・メント・トゥ・ビー
映画『トランスフォーマー/リベンジ』のサントラにも起用!セオリー・オブ・ア・デッドメン”Not Meant to Be”
セオリー・オブ・ア・デッドメン(Theory of a Deadman)は、ニッケルバックのヴォーカリストのチャド・クルーガーが全面バックアップし、2002年に1stアルバム「Theory Of A Deadman」をリリースしデビューしたカナダ出身のロックバンド。
映画「スパイダーマン」(曲名”Invisible Man”)や、映画『トランスフォーマー/リベンジ』(曲名”Not Meant to Be”)のサントラに、ニッケルバック(※映画『スパイダーマン』ではニッケルバックとしてではなくチャド・クルーガー)と共に起用されており、ニッケルバックと比較されることもよくあるようです。
“Not Meant to Be”は、3rdアルバム「Scars & Souvenirs」に収録されている壮大なバラードで、どんなに愛を伝えようとしてもその気持ちを伝えることができない悲壮感を壮大なタッチで力強く描いたもの。
セオリー・オブ・ア・デッドメン/スケアーズ・アンド・スーブニアーズ
ジョーダン・スパークス/バトル・フィールド
デビュー・アルバム「ジョーダン・スパークス」では、2008年アメリカン・ミュージック・アワード(American Music Award)でアダルト・コンテンポラリー部門「Favorite Artist」賞を受賞する他、2009年グラミー賞では「Best Pop Collaboration With Vocals」賞でノミネート。同アルバムからリリースされたシングル「タトゥ」、「ノー・エア」(featuring クリス・ブラウン)、「ワン・ステップ・アット・ア・タイム」では全米TOP5入りを果たしています。
この曲「バトル・フィールド」(”Battlefield”)は、今年7月にリリースされた2ndアルバム「バトル・フィールド」(”Battlefield”)からの1stシングル。愛しているのにいつも些細なことから傷つけあってしまう複雑な恋愛感情をリアルで力強いタッチで描いたものです。
ジョーダン・スパークス/バトル・フィールド
ボーイズ・ライク・ガールズ/ラブ・ドランク
この曲”Love Drunk”は、その2ndアルバム「Love Drunk」収録曲。透き通るクリアなボーカルに、爽やかで美しいメロディ、そして青春を生きる等身大のピュアな歌詞が魅力です。
ちなみにバラードになりますが、テイラー・スウィフトフィーチャリングによる曲「Two Is Better Than One」とても美しく心に響きます!
ボーイズ・ライク・ガールズ/ラブ・ドランク
スキレット/ヒーロー
ジェン・レジャー(Jen Ledger)は、この8thアルバム「Awake」(2009)から、脱退したドラマーのLori Petersに代わって新たに加わったメンバー。彼女の凛としたエモーショナルなボーカルが、深遠かつ情感溢れるコーリーのボーカルと相まって、重厚かつ威風堂々としたサウンド、濃厚で豪放なジョンのボーカルと絶妙な調和を生み出し、壮麗かつ多彩な世界観を演出しています。
このアルバム「Awake」はジェンの新たな参加により、また新しい魅力が増したアルバムに。ジャケットがやや気になるのですが、とにかくかっこいい曲が凝縮されています!PV動画はないのですが、個人的には”Awake and Alive”が最も気に入っています。
海外ファンの間では”Monster”が人気のようです。
スキレット/アウェイク
ニッケルバック/イフ・トゥディ・ワズ・ユアー・ラスト・ディ
PV動画の中でもそれが強調されていますが、”毎日を自分の最期の日と思って生きる”というのは、誰かに言われた人生を生きることではなく、自分が真に欲する人生を生きることを意味するものであると表現しているようです。
この歌詞を聞いて思い出したのが、同じくニッケルバックの“Savin’ Me”のPV動画。ニッケルバックのPV動画は非常にストーリー性、メッセージ性があるものがあり、とても気に入っています。
ニッケルバック/ダーク・ホース
ドートリー/ノー・サプライズ
“No Surprise”は、愛し合う二人が厳しく困難な現状に直面しながらも、今まで大切にしてきたかけがえのない時間を振り返りながら、それを乗り越えようとしていく力強くそして深い愛情が描かれたバラード。もう、なんかいろんな意味で素敵です。本当にいい曲だ…。このアルバムはこの”No Surprise”の曲に限らず、非常に完成度が高い楽曲がぎっしり詰まったアルバムに仕上がっており、かなりオススメのアルバムです。
ちなみに「ノー・サプライズ」他数曲がニッケルバックのチャド・クルーガーとの共作とのことです!
ドートリー/ノー・サプライズ
リンキン・パーク/ニュー・ディバイド
この曲に関する日本特設サイトがあり、日本語訳付のPVフル動画やメイキングビデオが丸ごと視聴できます!
【NEW DIVIDE日本特設サイト】http://wmg.jp/revenge/
ちなみに今回記事で紹介している曲3曲がこのサントラに収録されているようです。
リンキン・パーク/ニュー・ディバイド
記事『美メロが妙にかっこいいR&B・ヒップホップ・ラップ15選+1』(2011.6.12)
本当にカッコイイ曲ばっかり。
次回も期待しております。