コートニー・ハドウィン、AGTザ・チャンピオンズで新曲「Pretty Little Thing」初披露


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非凡な才能で感動と興奮に包んできた世界の歴代ゴット・タレント王者とファイナリストらによる「才能のオリンピック」、NBC『アメリカズ・ゴット・タレント: ザ・チャンピオンズ』(原題 America’s Got Talent: The Champions)第2週、スタンディングオベーションのなか迎えられたのは14歳コートニー・ハドウィン(Courtney Hadwin)。昨年夏のAGTでは憑依的な歌声とムーブで全米にセンセーションを巻き起こすも決勝で衝撃の敗退、しかし先月(2018年12月)にはSyco Music及びアリスタ・レコード(Arista Records)とのレコード契約締結が発表されるなど(記事)、輝かしい音楽キャリアの大きな一歩を踏み出します。

この日10組中8番目のアクトとなったイングランド、ハートルプールの女子生徒はその収録映像で「私はかなりのシャイで人と話すのが苦手でした」、しかし「歌うときは別の人になるように感じます」。「私はずっとロック・スターになりたいって願ってきました。ザ・チャンピオンズは私の夢への二度目のチャンスです」。これまで60年代中心のカバー曲で全米を沸かせてきたロック・シンガー、今回「私はちょっと違うものをお見せしたいと強く願いました」。クラシックにもモダンなパープルの衣装できめ、そのステージに戻ったコートニーは「ザ・チャンピオンズに招待されるなんて思ってもいませんでした。この舞台に立つことができ光栄です」。その音楽が始まると別人のようにステージを支配し圧巻のパフォーマンスを披露。昨年ジャニス・ジョプリン(Janis Joplin)を彷彿とさせるとゴールデンブザーを送った審査員ホーウィー・マンデル(Howie Mandel)は「ウソだろ!!」、会場は全審査員、観客らからのスタンディングオベーションに包まれました。

60年代の古き魂が疾走するノリの良いアップビートなその曲は実はカバーではなく、コートニー・ハドウィン自身初のオリジナル曲だという「Pretty Little Thing」、今回その全米屈指の高視聴率番組で初披露し、観客らとのハイタッチからMwah!でフィニッシュ。拍手喝采に感極まる14歳に審査員サイモン・コーウェル(Simon Cowell)は「コートニー、これは本当にスゴかった」、「コートニー、君の中で何かが変わってきている」、「昨年のショーから今、君はオーディエンスとの意思疎通だったり、自信だったり、今までの君のパフォーマンスのなかでもこれは私の大のお気に入りのパフォーマンスだ」。メル・Bは「あなたはまだ14歳なのに!!あなたは既にスタイルを見出しているわ。衣装だったり、自分の音楽スタイルだったり、自分のパフォーマンスを理解しているわ」、「多くの人が一生かかってそうしたものの一つを見つけるのよ。そして今あなたはザ・チャンピオンズの舞台に立ち、あなたはチャンピオンだわ」。

『AGT: ザ・チャンピオンズ』ファイナルへの道は、全米の一般投票による夏のAGTシリーズとは異なり、全米50州による「AGT Superfans」ら(※現在人数など未公開)による投票によって決せられ、18歳-34歳の層に熱く支持されたというコートニー・ハドウィンは第3位。仲良しになったという同い年の歌う腹話術少女ダーシ・リン(Darci Lynne Farmer)が第2位となり、クイーン(Queen)の「Bohemian Rhapsody」(ボヘミアン・ラプソディ)をオペラ×ロックのユニークなパフォーマンスで熱唱しアメリカ中西部をおさえたAGT初登場の39歳クリスティーナ・ラモス(Cristina Ramos)が僅差で激戦を制しました(記事)。


コートニー・ハドウィンは自身のSNSで「AGT: ザ・チャンピオンズでのパフォーマンス、オリジナル・ソングを初めて披露できて、すっごく楽しかった、みんな気に入ってくれたらと願っているわ!もっとたくさんの音楽をみんなともうすぐ分かち合うことが待てないわxxx」、ファンらから熱狂的な声援と高い期待の声が寄せられます。『AGT: ザ・チャンピオンズ』第3週は来週、現地時間1月21日に放送予定、2007年BGT初代王者イギリスのオペラ歌手ポール・ポッツ(Paul Potts)らが登場予定です。

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