北欧16歳マロー・プリッツ、苦難に輝かす新曲「バレリーナ」


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ユーロビジョン・ソング・コンテスト2020のスウェーデン代表を決する全国大会「Melodifestivalen 2020」(メロディーフェスティバーレン2020)が現地時間2月1日についに開幕。視聴者数300万人を超えるMelodifestivalenは、毎年スウェーデンのTV最高視聴者数を記録し続けるスウェーデン最大・伝統の国民的番組。昨年その大会に当時15歳、女性ソロ史上最年少で出場、デビュー曲「I Do Me」で決勝進出を果たし、スウェーデンを沸かせた16歳歌手マロー・プリッツ(Malou Prytz)が今年も出場。「地球最大のポップ音楽大会」準決勝第1ラウンドに早くも登場し、昨年よりも一段と成長したパフォーマンスで魅せ、その新曲「Ballerina」ダウンロード版)がWarner Music Swedenよりリリースされた。

北欧の美しくピュアなポップ・サウンドに、躍動感あるパワフルなヴォーカルを芯から燃やし、傷心から力強く前に進んでいく姿をドラマチックに歌う。Melodifestivalenではオルター・エゴのダンサー(Maria Avatare)を迎え、エネルギッシュなダンスで熱唱。困難に立ち向かう力と元気を贈るアップリフティングな一曲になっている。

(バース1)「床に倒れても/前に進んできた/後には戻れないわ/過去は変えられない/あなたが去り/全てを失った/あなたがいない今/強くならないと」、「たとえ打ちのめされても/私は絶対に/道を切り開くわ」(コーラス)「一人きりの時/一人きりの時/私は踊る、バレリーナのように/暗闇の中、縦横無尽に/一人きりの時/一人きりの時/かつてないほど輝き/私は踊る、バレリーナのように」

(バース2)「準備万端だわ/準備万端だわ/この鎖を断ち切る/見せてあげるわ/誰にもとめられない/私を押さえつけることはできない/舞い上がるわ、不死鳥のように/溺れ死にはしない」(コーラス)「一人きりの時/一人きりの時/私は踊る、バレリーナのように/暗闇の中、縦横無尽に/一人きりの時/一人きりの時/かつてないほど輝き/私は踊る、バレリーナのように」(ポスト・コーラス)「私は決して、決して、決して諦めない/私は絶対に、絶対に、絶対に諦めない/涙を見ることはないわ、涙は見せない/決して、決して、決して諦めない/絶対に、絶対に、絶対に諦めない/涙を見ることはないわ、涙は見せない」

(ブリッジ)「苦しくても/私は自分の道を見つける、だって/これは私のショーよ」(コーラス)「一人きりの時/一人きりの時/私は踊る、バレリーナのように/暗闇の中、縦横無尽に/一人きりの時/一人きりの時/かつてないほど輝き/私は踊る、バレリーナのように」(ポスト・コーラス)「決して、決して、決して諦めない/絶対に、絶対に、絶対に諦めない/涙を見ることはないわ、涙は見せない」(コーラス)「一人きりの時/一人きりの時/かつてないほど輝き/私は踊る、バレリーナのように」

シーア(Sia)の曲を呼び起こすネバーギブアップのファイト・アンセム「Ballerina」のソングライターには、スウェーデンのヒットメーカーが集結。スウェーデン歌姫ロリーン(Loreen)の世界的ヒット「Euphoria」を生んだThomas G:sonPeter Boström。そして前大会第3位となりスウェーデンで大ヒットとなったハンナ・ファーム(Hanna Ferm)とリアモー(LIAMOO)による「Hold You」のJimmy Janssonがコー・ライト。光を閉ざす繊細で叙情的なシーンから、輝きを放つダイナミックな踊りで、自らの信念を貫く姿を描く。歌詞もメロディーも美しくパワフル、スウェディッシュ・ポップらしいキャッチーな曲になっている。

マロー・プリッツはインタビュー(LadyJenevia)で「Ballerina」について、「自分の心の声に従い、他人がどう思うかではなく、自分自身を信じることについて歌っている曲よ」、「昨年のようなアップテンポな曲ではなく、もっとミッドテンポな曲。シーアやビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)のような曲からインスパイアされた曲だわ」。また、「私のこれまでの曲より年齢層が少し上の人々へ届ける曲」(SVT)になっているという。今大会について「アーティストとして、人間として成長した姿、私の別の側面、私の新しい音楽を表現できたらと思っているわ」。

スウェーデン南部スモーランド地方で生まれ育ち、2019年2月のデビュー曲「I Do Me」で瞬く間に国中が知る新星となったプリッツは、2019年5月に胸高鳴るラブソング「Left & Right」、そして翌月にはデビューEP『Enter』をリリース。「I Do Me」、「Left & Right」はリズミカルな可愛らしいサウンドのスカンジナビアン・ポップ。ガールズ・パワー溢れる曲に続いて、11月にリリースしたシングル「If It Ain’t Love」は”恋せずにはいられない”恋心を歌ったラブソング、思わず体が踊りだすアップビートなダンス・トラックになっている。

Melodifestivalen 2020準決勝第1ラウンドでは、視聴者投票の結果、2017年大会で優勝し、ユーロビジョンのスウェーデン代表を務めトップ5に入った29歳Robin Bengtsson、そして前大会優勝者ジョン・ルンドヴィック(John Lundvik、記事)のバックコーラスだったゴスペル・グループThe Mamasがトップ2で決勝進出決定。マロー・プリッツ(動画)と2018年大会準優勝者フェリックス・サンドマン(Felix Sandman、記事)がベテランのスウェーデン歌姫Sonja Aldénを抑え、第3位・第4位の枠に入った。二人は残り3週の第3位・第4位枠のセミファイナリストらとともに、厳しい戦いとなる敗者復活戦にかける。

現在は歌うことに専念しながら、将来的には自分で書いた曲もリリースしたいと話しているプリッツ。北欧の若き妖精のデビュー・アルバムにも高い期待が寄せられる。

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Bidrag nummer 4!!! 📸 Stina Stjernkvist/SVT

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