ジャスティン・ビーバー、Quavoとの新曲「Intentions」MVで慈善施設を支援


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ニューアルバム『Changes』を来週に控えるジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)の新曲「Intentions」が現地時間2月7日にリリースされ、併せてミュージック・ビデオが公開された。Quavo(クエヴォ)とタッグを組んだ「Intentions」は、最愛の人に贈るラブソング。そのミュージック・ビデオでは、ヘイリー・ボールドウィン(Hailey Baldwin)、Saweetieではなく、ロサンゼルスでそれぞれ苦境と闘ってきた3人の女性たちが登場。その3人を保護し支援してきたロサンゼルスの慈善施設アレクサンドリア・ハウス(Alexandria House)を舞台に、「変化をもたらす」愛の形を映し出す。ジャスティンはMTVでそのミュージック・ビデオについて、「世界や我々の国で起きている社会的な問題に光を当てたかった」と語っている。

(バース1)「君を育てた母と父に感謝/スタンディングオベーション、本当に立派に君を育てた/君は僕の芸術の女神/あの笑顔がニュースになる/このストリートで誰も君の悪口を言うやつはいない/三拍子揃い、ボスで、ハニー、そしてビースト/君は迷わせない/意地悪に触れてくる君に、ダメだなんて言えない」(コーラス)「完璧な写真、フィルターなんていらない/ゴージャス、君は殺人的/君に全てを捧ぐ/Yeah、それだけが僕の望み/キッチンで料理、君の手作りパン/豊かさに満ちたハート、君が豊かさ/念の為、心配しないで大丈夫/Yeah、この想いが僕の全て」

ロサンゼルス北西部ミッドウィルシャーにあるアレクサンドリア・ハウスは、「女性・子どもたちが危機から安定した生活を送れるよう支援すること」をミッションとした一時保護施設(シェルター)で1996年に立ち上げられた。ミュージック・ビデオでは、その通過施設出身の3人の女性たちが出演し、教育を求めサウジアラビアから移住したBahriは、大学までバスで片道2,3時間かけて通っているという。教育を受けられなかったBahriの母の願いでもあり、Bahriの志(Intention)は家族で初の大学卒業生になり、「恵まれない子どもたちの力になりたいわ」。

里親に育てられたMarcyは19歳で母となり、子どもたちに安全でない家を飛び出し、当時助けを求める方法がわからずホテルや車の中で暮らしていたという。Marcyの志は、里子たちを支援することだといい、彼らの成長の手助けとなる情報提供、権利擁護を通じて支援したいと語る。アートの夢を追いホームレスとなったAngelaの志は、アートを通じてホームレスの女性・子どもたちの物語を伝え、関心を高めることだという。

ミュージック・ビデオではジャスティン・ビーバーが直接彼女たちと会い、それぞれを支援。通学が厳しい状況にある移民の女子大生Bahriと歩きながら話すジャスティンは「もう心配する必要ないよって、言ったらどうかな?」と足を止め指差し、「君のだよ」と車をそのままプレゼント。ジャスティンはそのミュージック・ビデオの最後で「苦境に立たされた時、Bahri、Marcy、Angelaそしてここにいる全ての人々に、その扉を開き、心を開いてくれたアレクサンドリア・ハウスに感謝申し上げます」。

またジャスティンはINTENTIONS基金を立ち上げ、アレクサンドリア・ハウスが支えてきた女性たち、そしてその家族の夢を支援するため、日本円にして約2200万円($200,000)を寄付することを発表した。ジャスティンの母親は女優になる夢を抱いていたが、18歳の時にジャスティンを妊娠。経済的に裕福ではなく、低賃金の仕事を渡り歩きながら彼女はシングル・マザーとしてジャスティンを育て上げた。

「Intentions」は、ジャスティン・ビーバーの通算5枚目となるスタジオ・アルバム『Changes』からリード・シングル「Yummy」(記事)、「Get Me」(記事)に続いて公開された曲で、そのセカンド・シングル。ファン待望となる『Changes』は、来週のバレンタインにいよいよリリースされる。

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