ジョシュ・グローバン、愛と癒やしの新作『ハーモニー』より「見果てぬ夢」リリース


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前作『Bridges』よりおよそ2年ぶりとなるジョシュ・グローバン(Josh Groban)待望のニュー・アルバム『Harmony』が2020年11月20日(国内盤『ハーモニー』2020年11月25日)にリリースされるのに先立ち、第1弾シングル「The Impossible Dream」ダウンロード版 / 邦題:見果てぬ夢)が現地時間2020年10月2日にリリース。アルバム『Harmony』のトラックリストも併せて公開された。

リード・シングルは1965年初演のブロードウェイ・ミュージカル『ラ・マンチャの男』(Man of La Mancha)の主題歌「The Impossible Dream (The Quest)」。フランク・シナトラ(Frank Sinatra)、アンディ・ウィリアムス(Andy Williams)、エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)ら数多くのスターに愛され歌い継がれてきた不朽の名曲を、困難に立ち向かう情熱と希望の力強く美しい歌声でこの2020年、壮大に蘇らせる。

「不可能な夢を夢見て/屈せぬ敵と戦い/耐え難き悲しみに耐え/勇士が憚る地に飛び込み/動かせぬ誤りを正し/清きを愛し純真な愛を内に秘め/力尽き腕が上がらぬ時に立ち向かい/届かぬ星に手を伸ばす」、「これが私の道/星を追い求め続ける/どんなに絶望的でも/どんなに遠くとも」、「正しきのために戦い/疑いなく躊躇わず/どんな苦難の地も突き進もう/天の意志のために」、「そして私は知っている/この栄光の道を貫くのならば/その心に平穏と安らぎが訪れることを/永遠の眠りに就く時に」

「そしてこれがために善き世の中に変わっていく/軽蔑され傷で覆われたその一人の男は/それでも最後の力を振り絞り/届かぬ、届かぬ、届かぬ星に手を伸ばし続けた」、「そして私は永遠に夢見る、その不可能な夢を/そう、手を伸ばし続けながら、届かぬ星に」

通算9枚目となるスタジオ・アルバム『Harmony』には、「今日、これまで以上に歌詞が力強く染みる」(SNS)とジョシュ・グローバンが語るミッチ・レイ(Mitch Leigh)作曲・ジョー・ダリオン(Joe Darion)作詞の「The Impossible Dream」(’65)をはじめ、ボニー・レイット(Bonnie Raitt)の「I Can’t Make You Love Me」(’91, 邦題:夕映えの恋人たち)、エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)のカバーでも知られるシャルル・アズナヴール(Charles Aznavour)の「She」(’74、邦題:忘れじの面影)など、時代を超えたクラシカルなナンバー10曲に加え、2曲のオリジナル曲を収録。

また『Harmony』では豪華ゲストを迎え、ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン主演映画『レオン』の主題歌となったスティング(Sting)の「Shape Of My Heart」(’93)のカバーには、ミュージカル『ハミルトン』でトニー賞とグラミー賞を受賞したレスリー・オドム・ジュニア(Leslie Odom Jr)。ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)の「Both Sides Now」(’69邦題:青春の光と影)にはグラミー賞受賞のシンガー・ソングライター、サラ・バレリス(Sara Bareilles)。そして新曲「The Fullest」では、グラミー賞受賞のゴスペル歌手カーク・フランクリン(Kirk Franklin)とコラボし、彼の独創的なエネルギーとゴスペル、合唱が融合したクロージング・ソングになっている。

『Harmony』の主な音楽プロデューサーは、『Stages』(2015)、『Bridges』(2018)に続いてグラミー賞受賞・音楽プロデューサー、バーニー・ハームス(Bernie Herms)。またスティーヴ・ジョーダン(Steve Jordan)、トミー・プロフィット(Tommee Profitt)、フェデリコ・ヴィンドヴァー(Federico Vindver)もいくつかの曲をプロデュースしている。

ジョシュ・グローバンはコメントで「『Harmony』は2つのパートに分かれて収録されました。パンデミックの前には5曲。クラシカルなアルバムを作る強い意図で、私が愛しずっと歌いたいと願っていた曲をレコーディングしました」。コンサートの合間を縫って選曲・レコーディングしていたが途中で壁にぶつかり、そして新型コロナウイルスのパンデミックで「全てが変わりました。このまま舵を取りこの船を進めていく自信が突然なくなったのです。幸い、その波は私を太陽の光へと導くことになりました。その結果、アルバムは新しい形になり始めたのです」。

「ついに私が心から歌うことができるようになり、時を超えたメロディと物語に浸り、解釈できるようになった時、それは私にとって救いになりました、単なる楽しみではなくて」。世界中のミュージシャン、音楽プロデューサーがそれぞれのスタジオや自宅から総力を結集し一つの作品を作り上げていった。「アルバムのタイトルは、そうして徐々に形になっていった奇跡的に見える大局を表現したものです」。

その『Harmony』には、「もともと予定していなかった」という新曲2曲「Your Face」、「The Fullest」が収録され、「これらの曲の大部分は、ロックダウンのなか私の寝室の端っこで曲を書きレコーディングしたものです」とジョシュ・グローバン。「これらの曲は、もともと私の頭の中にあったこのプロジェクトの一貫性と合致しないかもしれませんが、しかしまさに今この時期に私の心の中にあるものと合致するものです。それは溢れるばかりの未来への希望です」。

「『Harmony』を皆さんに届けることができ、感謝の気持ちを言葉では言い尽くせません。私がレコーディングのなかで感じた愛と癒やしの全てを、一つ残らず皆さんにも贈り届けることができればと願っております」。

現地時間2020年11月26日には、ニュー・アルバム『Harmony』を記念したバーチャル・コンサートを開催。続いて現地時間2020年12月19日には自身初となるクリスマス・コンサートをバーチャルで開催する。いずれも公式サイト(https://www.joshgroban.com/)でチケットを販売。豪華な国内盤『ハーモニー』(ワーナーミュージック・ジャパン)は2020年11月25日発売。歌詞・対訳に加え、日本盤のみの特典として2019年の来日時の貴重な写真を集めた、日本のファンためだけの12ページ・スペシャル・フォト・ブックレットを収録する。トラックリストは以下の通り。

■国内盤『Harmony』収録曲
1 恋の旅路
2 エンジェルス
3 セレブレイト・ミー・ホーム
4 シェイプ・オブ・マイ・ハート(Duet with レスリー・オドム・ジュニア)
5 ユア・フェイス
6 青春の光と影(Duet with サラ・バレリス)
7 She
8 見果てぬ夢
9 愛は面影の中に
10 イッツ・ナウ・オア・ネヴァー
11 夕映えの恋人たち
12 ザ・フレスト(feat.カーク・フランクリン)

〈オリジナルのアーティスト、又は有名なカヴァーのアーティスト〉
1 恋の旅路 (フランク・シナトラ 全米30位、全英33位)
2 エンジェルス (ロビー・ウィリアムス 全英4位)
3 セレブレイト・ミー・ホーム (ケニー・ロギンス)
4 シェイプ・オブ・マイ・ハート(スティング 映画「レオン」主題歌)
5 ユア・フェイス (ジョシュ・グローバン オリジナル)
6 青春の光と影(全米8位、全英14位を記録したジュディ・コリンズのカヴァーが有名)
7 She (全英19位を記録したエルヴィス・コステロのカヴァーが有名 映画「ノッティング・ヒルの恋人」主題歌)
8 見果てぬ夢 (ミュージカル「ラ・マンチャの男」より)
9 愛は面影の中に (全米1位を記録した、 ロバータ・フラックのカヴァーが有名) 
10 イッツ・ナウ・オア・ネヴァー (エルヴィス・プレスリー、全米1位、全英1位)
11 夕映えの恋人たち(ボニー・レイット 全米18位)
12 ザ・フレスト(ジョシュ・グローバン オリジナル)
※出典:ワーナーミュージック・ジャパン

■『Harmony』トラックリスト
1 The World We Knew (Over and Over)
2 Angels
3 Celebrate Me Home
4 Shape of My Heart (Duet with Leslie Odom Jr.)
5 Your Face *
6 Both Sides Now (Duet with Sara Bareilles)
7 She
8 The Impossible Dream
9 The First Time Ever I Saw Your Face
10 It’s Now or Never
11 I Can’t Make You Love Me
12 The Fullest (Feat. Kirk Franklin) *
* オリジナル曲

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