14歳ジェナ・レイン、友情の絆描く珠玉のデビュー曲「Us」

情感豊かなソングライティングで惹き込んでいくテキサス州14歳シンガー・ソングライター、ジェナ・レイン（Jenna Raine）、そのデビュー・シングル「Us」（ダウンロード版）のミュージック・ビデオが一般公開された（現地時間12月4日）。深い友愛で包む詩情溢れる美しい「Us」が生まれたきっかけは、ジェナが目にした幼い頃の写真だったという。「小さい頃の写真をいつも見たりしてて、昔の写真を見てると全ての思い出と特別な瞬間が蘇ってくる。ある一枚の写真が私の心を離さなかったの。それは私と親友の写真、真の友情は時の試練を乗り越えることができる。その友情が固い絆を歌う曲作りへと私を強くかきたてたの」。

「曲を書いている時、ものすごくたくさんの感情が溢れ出してきたわ。本当にクレイジーだった！最終的にはとっても特別な曲になったと感じていて、こういう姿の歌になってとっても幸せ」（Refinery29）。世界各国のティーンらから感動と涙、共感の声が次々に寄せられているそのミュージック・ビデオでは、どんな時も一緒に過ごし共に大人になっていく少女たちの姿を映しながら、やがてそんな二人に別れの時が訪れる。

「絵にする、思い出の中から／それならきっと忘れない、どれほどあなたが大切な人か／ずいぶん経ったね、最後に会ってから／思い出す、二人の夏、私たちの瞳の中で／あの時私たちは若くて、知らなかった／時が自ら物語を語ることを」、「そしてもしあなたがこの道のりで見失ったら／一条の光もなく、あなたが独りきりだったら／忘れないで私たちのこと、私たちに代わるものなんてない／私がそばにいる、あなたの心の中に、あなたが家に辿り着くまで／家に着くまでずっと一緒に／私たちに代わるものなんてない／私たちに代わるものなんて」

「蛍をつかまえる、ビンの中に／秘密を分かち合う、誰にも言うことはない／二人で夜更かし、朝になるまで／思い出す、二人の夏、私たちの瞳の中で／あの時私たちは若くて、知らなかった／時が自ら物語を語ることを」、「そしてもしあなたがこの道のりで見失ったら／一条の光もなく、あなたが独りきりだったら／忘れないで私たちのこと、私たちに代わるものなんてない／私がそばにいる、あなたの心の中に、あなたが家に辿り着くまで／家に着くまでずっと一緒に／私たちに代わるものなんてない／私たちに代わるものなんて」

デビュー曲のリリースを迎えジェナは、「ついにこの歌をみんなと分かち合うことができて、ものすごくワクワクしているわ」（SNS）。寂寥感も漂わせる夢幻的なサウンドから透明感ある歌声が幻想的に反響しリスナーの記憶と心の中へ流れ込んでいく「Us」に、「この歌は私にとってとても深い意味のある曲。友情について描いた曲で、真の友情は時の試練に耐えることができるんだって謳っているわ」、「私と同じようにみんなの心に触れる曲になってくれたらと願っているわ」。エド・シーラン（Ed Sheeran）の「Supermarket Flowers」など繊細で深い感動を呼ぶエド・シーランの歌詞、アーティストとしての生き方に心惹かれているというジェナ、その独特な感性に共振するように情感に触れる類まれなソングライティング力を光らせ、歌にドラマティックな命を吹き込む。同曲で綴った親友についてジェナは「別々の道で離ればなれになってしまったけど、私はずっと彼女の拠り所でいるわ」、「これからも私たちはかけがえない友情と絆で繋がっている」。

ビンに詰め込んだ青春と友情が時を越えて苦難の夜道に光を射し込む同曲のソングライターには、ジェナ・レインに加えて、クリスティーナ・アギレラ（Christina Aguilera）、リアーナ（Rihanna）の楽曲のコー・ライターとしても知られるキャンディス・ピレイ（Candice Pillay）、そして同曲音楽プロデューサーのエドガー・ヴァーガス（Edgar Vargas）。ジェナは同曲の制作について「私のファン、リスナーの多くの人がこうした友情の形と向き合っていてとても深く関係するものだから、私たちは全ての歌詞一つ一つを特別に、ユニークに、そして共感できるものにしたわ」。親友との別れのシーンも描かれるミュージック・ビデオにジェナは、「映像を見てママと泣いちゃった、でもそれは私にとってそれがビタースウィートな物語で、それを映し出しているからだわ」。「私のジャーニー、あるいは皆それぞれの思い出に繋がるものとなって、見てくれた人の物語となってくれたらと願っているわ」。

自身が最も愛するクリスチャン歌姫カリ・ジョブ（Kari Jobe）の曲などクリスチャン／ゴスペル音楽を聞いて育ち、小さい頃から教会やシャワーで歌っていたというジェナ・レイン、もともとレゴ フレンズ（原題：Lego Friends）映画曲のためオーディションで2015年に結成された現在4人組ガールズ・グループ、L2M（エル・トゥー・エム）のメンバーとして当時11歳から音楽キャリアをスタートさせている。L2Mの曲ではアップビートなダンス・ポップが多いものの、自身のSNSでは琴線に触れるピアノ弾き語りでのカバー動画など配信。今年の夏にはNetflix『トロールズ: シング・ダンス・ハグ!』（原題 Trolls: The Beat Goes On!）の曲「Best Friends」（MV）をL2MのMariangeli Colladoの二人で歌っている。現在もL2Mの活動を続けながら、Musical.lyなどSNSを中心に同世代から人気を集め、ピアノ、ギター、ウクレレなど多彩な楽器のスキルに加え、YouTube Red オリジナル・シリーズ『Hyperlinked』では女優、またダンサーとしても活躍する。

ジェナは5人兄弟姉妹の末っ子で、「二人のお兄ちゃんと二人のお姉ちゃんがいるわ。みんな私よりずっと歳上よ（笑）アシュリーは32歳、ジェシカは…、なんだろ、二十…、28…、いや29歳！！ジョッシュは29歳で、ジェイクは…、あぁぁぁ…、二十ぅぅぅ…、21歳だ！！そうよ、ちゃんと覚えてるし！」（Famous Birthdays）、とても大家族なのだという。今年10月から11月にかけては、マックス&ハーヴェイ（Max & Harvey）のイギリス／アイルランドツアーに同行しオープニングアクトを務め、「Us」など披露。演奏中、観客とのアイコンタクトの有無について尋ねられると「”Us”がリリースされた後だったので、たくさんの女の子たちが知っていて涙を流している子もいて。泣いている子を見ちゃうと私もよくつられて泣いちゃうので、一瞬見てからあっダメだ、見ちゃダメだぞ！！ってなって、涙こらえながら歌うのってよろしくないでしょ？（笑）なので…、間違いなくアイコンタクトはとってます」（SweetyHigh）。

今年のクリスマスに合わせてジェナ・レインは同い年の友達、ソーシャルメディア・スターで女優・モデルのジェイデン・バーテルズ（Jayden Bartels）とカバーした「Sleigh Ride」（そりすべり）をリリース（※現地時間12月13日MV公開、追記）。現在キャンディス・ピレイとエドガー・ヴァーガスと共に制作しているデビューEPの収録曲についてジェナは、「私自身が経験してきたこと、友達や家族のことだったり、また未来のことも。文字通り未来の自分に宛てるレターの曲もあるわ」、「みんなが聞いてくれることにとってもワクワクしているわ、というのは、シンガー・ソングライターとして作品を世に出すからだわ、みんながどんな風に感じてくれるかすごく楽しみ」。そんな彼女の等身大の姿が詰まったデビューEPは、来年の早い時期（早ければ来月）にもリリースされる予定となっている（※追記、デビューEP『Nen』2019年1月25日リリース発表）。