13歳ダネリヤ、時を超え結ぶ命と愛のバラード「MAMA」MV公開

夢と情熱、涙と波瀾に満ちた年となった12歳。昨年11月にはヨーロッパ最大級のキッズ歌コンペティション番組『ジュニア・ユーロビジョン・ソング・コンテスト』でカザフスタン初代表を務め欧州を魅了し、今年2月には米CBS世界タレント頂上決戦『ザ・ワールズ・ベスト』シーズン1で「驚異の歌声」として活躍、全米にその歌声を響かせ驚嘆させたダネリヤ・トュレショヴァ（Daneliya Tuleshova / Данэлия Тулешова）。原点回帰となる曲で新たな13歳を踏み出しました。

「聴く人それぞれに深く魂に触れる曲をずっと模索していたわ。”MAMA”はまさにピッタリの曲」とダネリヤ。先月誕生日を迎え13歳となったカザフスタンの小さな歌姫が全ての母へ贈るドラマティックなバラード「MAMA」（ダウンロード版）をリリース。系譜を辿りある家族の物語を繊細にも壮大なスケールで描くミュージック・ビデオが初公開されました（現地時間8月27日）。

（バース1）「あなたに会うため急ぐ／大きなハートに私を身籠った時／待ち遠しかった／そしてあなたと出会う」（コーラス）「たった一人、mama／あなたの周りにある／温かさ／あなたは母／恋しいばかり／私のそばにいて」（バース2）「家路につく／私の愛する人／私は自分を見つける、／あなたの微笑む瞳の中に」

（コーラス）「たった一人、mama／あなたの周りにある／温かさ／あなたは母／恋しいばかり／私のそばにいて」（ブリッジ）「心から感じる／一番幸せだった、あなたといた時／Mama、あなたは永遠に私の中で生き続ける／あなたの星、いつまでも消えぬように」

母と子の情愛を主題に、儚さと哀愁纏うピアノの情緒的な旋律から幕を開けるカザフ語曲「MAMA」。追憶に響く憂いを帯びた流麗な歌声が後半にかけて力強さと深さを増し、大海原へと流れていく「MAMA」は、カザフのスター、ディマシュ・クダイベルゲン（Dimash Kudaibergen）の楽曲を手がける作曲家Ulykhpan Zholdasovとダネリヤによるジュニア・ユーロビジョン2019カザフスタン代表曲「Òzińe Sen」（”自分を信じて”の意、記事）の作詞家Kamila Dayirovaがタッグを組み制作。年齢離れした彼女のヴォーカル特性を生かしたスケール感のある感動的な楽曲に仕上げています。

かなり長い期間をかけて何度も手を加えながら丁寧に作り上げられたという「MAMA」、ダネリヤは「この歌はどれくらい母親を愛しているか歌っている曲だわ」、「偉大な作曲家Ulykhpan Zholdasov、驚くほどソウルフルな歌詞を書いて下さった素晴らしい作詞家Kamila Dayirovaに感謝申し上げます」（SNS）。

雄大な自然と霊妙な山々に囲まれた中央アジアの秘境を舞台に、母と娘の再会を描く美しい映像となったミュージック・ビデオは、ダネリヤのホームタウンであるカザフスタン南東部アルマトイの郊外で撮影。ノスタルジックなその映像ではダネリヤの実際の妹アミリ（Ameli）、母親、両祖母らが熱演。プレスリリースによると物語は時代を遡り、妹アミリ演じる幼い少女は、曾祖母の幼い頃を描いているといいます。ダネリヤの祖母は（カザフスタンの伝統的な家屋）ユルトで待つ母親役を演じ、ダネリヤの母が演じる女性は守護者の姿を表しており、どんな時もそばにいて少女を守っているのだといいます。

母から子、またその子へ。氷期を越え戦火から守り、一度も途切れることなく紡がれてきたものをスピリチュアルに映し出すミュージック・ビデオにダネリヤは「この物語は全ての人々に親しいものだと思います。私たちは母たち、そして祖母たちの温かさを決して忘れることはありません。彼女たちなしには私たちは存在し得ないからです。だからこの映像と歌を母へ、母の姿、母親の至情に捧げます」。