AGT2020 クリスティーナ・レイ、渾身の「Gimme Shelter」でゴールデンブザー


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NBC才能オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』(原題:America’s Got Talent)シーズン15の第3週が今日放送され、カントリー音楽の聖地テネシー州ナッシュビル出身のシングルマザー、クリスティーナ・レイ(Cristina Rae)が迫力の歌声を披露し、ゴールデンブザーを獲得した(現地時間6月9日)。

審査員ホーウィー・マンデル(Howie Mandel)から出場理由を聞かれ、クリスティーナ・レイは息子Jeremiahを抱えながら「人生を変えるためだわ。ご覧の通り私はシングルマザーで、妊娠中は車で暮らしていた」。マンデルは「ホームレスってこと?」、「そうよ」とクリスティーナ。「息子を出産する前はそうだったわ。これは人生を変えるため」、「自分の家を持って人生を変えたい。自分自身の家。そして息子の部屋が欲しいわ」。「今この劇場を君の家だと思ってくれ。我々は君のファミリーだ」とマンデル、この日クリスティーナ・レイはフィル・コリンズ(Phil Collins)の「In The Air Tonight」(’81)を劇場の空気を揺らすダイナミックな歌声でカバー。歓声に包まれるも審査員サイモン・コーウェル(Simon Cowell)は厳しい表情で「クリスティーナ、よかったら二つ目の曲も聞かせてくれないか?」会場にはブーイング、視聴者には高まる期待感。「いいわ」とクリスティーナ、水を勧められるも「このアドレナリンに任せるわ」。サイモン・コーウェルは「コンサートが終わり、これはアンコールだと思ってくれ」。

一息ついてからレイは張り詰めた空気にザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の「Gimme Shelter」(’69)を真に迫るソウルフルな歌声でドラマティックに歌い上げ、審査員・観客総立ちの拍手喝采に包まれた。審査員ソフィア・ベルガラ(Sofia Vergara)は「ハイディと私は鳥肌よ。まだ投票の時じゃないけど、私からは”YES”よ」。マンデルは「君にこの家を任せたよね。そしたら君がこの真新しい家に何をしたかって。天井ふっ飛ばしちゃったよ!!」そしてサイモン・コーウェルは「君の歌声を表現するたった一つの言葉がある。”超絶”(insanely good)だ」、「君のような人を発掘できない限りこの番組は無意味だ」と惜しみない賛辞を送った。「この世の物とは思えないくらい素晴らしかったわ。あなたの歌声に興奮しているわ」と審査員ハイディ・クルム(Heidi Klum)、「あなたはこの瞬間に心の準備ができてる?」レイは「もちろんよ」。「心の準備ができてる?これによ?これ」と指差すハイディ。「私は準備できているわよ」とハイディ、そのゴールデンブザーにレイは舞台に泣き崩れ、頬には奇跡。劇場は歓声で溢れ、少々困惑の息子と祝福した。

ナッシュビル出身のクリスティーナ・レイは、所属タレント事務所bloc NYCによると、ナッシュビル芸術学校(Nashville School of the Arts)でクラシック音楽、アフリカン・ダンスを学び、その後フィスク大学で演劇、スピーチ、ダンスを専攻。クラシック歌手、女優、ダンサーとしてトレーニングを積んだ。「私の最初の仕事はカントリー歌手Trace AdkinsのCMAフェスでのバッキングボーカルだったわ。私はカントリー音楽が大好きでとても素晴らしい経験だった」、「妊娠の間は、ずっとツアーやダンスだったわ。たいていの赤ちゃんは起きるものだけど、パフォーマンス中は私の赤ちゃんはぐっすり。リハーサルやショーでは、彼は私の胸の中で眠っていたわ」。「彼はいつもとてもハッピーよ」とレイ、そんな息子が彼女の原動力になっているという。今年2月にクリスティーナ・レイは数々のスターを輩出してきたアポロ・シアターでのアポロアマチュアナイト(Amateur Night at the Apollo Theater)で「In The Air Tonight」をカバーし優勝。先月にはニュー・シングル「Unconditional」をリリースしている。

ゴールデンブザーを獲得したクリスティーナ・レイは、ジャッジ・カットのラウンドを通過し、ライブショーとなる準々決勝ラウンドに進出。ライブショーは例年8月に開催されるが、今年は新型コロナウイルスの影響により現在開催日は未定となっている。

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