2019年米音楽売上、4年連続の2桁成長 ストリーミングが全体の80%占め牽引


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米・有料会員数6000万人超える

アメリカレコード協会(RIAA)が、現地時間2月25日、米国内における2019年の年間音楽売上を発表。同報告書(PDF)によると、2019年の音楽コンテンツの年間売上は、2018年の年間売上98億ドルに対して前年比13%増の111億ドルとなった。4年連続のプラス成長で、いずれも2桁成長。2018年は前年比11.9%増、2017年は前年比16.5%増、2016年は前年比11.4%増だった。

ストリーミング成長続く

この成長はストリーミングが牽引し、2019年のストリーミング売上は、2018年の74億ドルに対して前年比19.9%増の88億ドル。ストリーミングが2019年全体の79.5%を占めた。また2019年のストリーミング売上は単独で、2017年の年間売上(87億ドル)を上回った。なお全体に対するストリーミング売上の割合は、2017年は65%(2017年年間音楽売上に関する報告書 – PDF)、2018年は75%(2018年年間音楽売上に関する報告書 – PDF)で、ストリーミングの割合が増加を続けている。

ストリーミングのうち、オンデマンド型の有料サブスクリプション(SpotifyやApple Musicなど)が2019年全体の最大の収益とともに、2019年最大の成長市場となった。その有料サブスクリプションの2019年売上は、前年比25%増の68億ドルで、2019年全体の61%を占めた。オンデマンド型の有料サブスクリプションの2019年会員数は6040万人で、2018年の4690万人に対して前年比29%増となった。有料サブスク新規加入者数は、1ヶ月平均100万人以上のペースで増えているという。

オンデマンド型の広告収入によるサブスクリプション(YouTube、Vevo、Spotify無料版など)の2019年売上は、前年比20%増の9.08億ドルで、「米国内1億人のリスナーにより5000億曲以上再生されているが、2019年全体の8%ほど」だった。

ダウンロード減少続く

ダウンロード販売(アルバム及び楽曲)の2019年売上は、前年比18%減の8.56億ドル(全体の8%)で、2006年以降初めて10億ドルを下回った。内訳では、アルバムのダウンロードが前年比21%減の3.95億ドル、楽曲のダウンロードが前年比15%減の4.15億ドルだった。ダウンロード販売の縮小が、2019年最も大きな縮小となった。

フィジカル僅かに減少

フィジカル(CD、アナログレコードなど)の2019年売上は、前年比0.6%減の11.5億ドルだった(全体の10%)。内訳では、CDが前年比12%減の6.15億ドル、一方アナログレコードの好調は続き、前年比19%増の5.04億ドル。アナログレコードの年間売上は1988年以降最大となり、アナログレコードのアルバムは、14年連続の成長となったが、「アナログレコードのアルバムの2019年年間売上は、全体の4.5%ほどに過ぎない」としている。

なお、RIAAの2019年音楽売上に関する報告書はコチラのページで配布されている。

〈出典〉
RIAA Releases 2019 Year-End Music Industry Revenue Report” – RIAA
Charting a Path to Music’s Sustainable Success” – RIAA/Medium

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