ピンク、最新作『Truth About Love』自身初全米ビルボード初登場第1位、今年3番目最多デビューセールス記録


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「Pink Earns First No. 1 Album on Billboard 200 Chart」 on Billboard

先週カニエ・ウェスト(Kanye West)らにピンク(Pink, P!nk)、ザ・キラーズ(The Killers)と今年の話題作が続々リリース。

そのセールス動向に米音楽メディアで大きな注目を集める中、米国時間26日(水)、米ビルボードチャートが発表され、ピンクの6th最新スタジオ・アルバムTruth About Love(※国内盤『トゥルース・アバウト・ラヴ』10月3日)が、カニエ・ウェストら、ザ・キラーズを抑え、全米リリース第1週280,000セールス(※ニールセン・サウンドスキャン調べ)を記録し、米ビルボード総合アルバムランキング「Billboard 200」初登場第1位でその激戦週を制するとともに、自身初となる全米首位を記録しました(※2012年10月6日付)。

»同アルバム2nd最新シングル曲「Try」日本語訳歌詞他

同セールス記録は、ピンク自身、2ndスタジオ・アルバム『Missundaztood』でリリース第1週220,000セールス(初登場第6位)を記録した2001年以来となる高いセールス記録。

また2012年今年のリリース第1週セールス記録としては、初登場374,000セールスを記録したジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)最新アルバム『Believe、初登場359,000セールスを記録したマドンナ(Madonna)最新アルバム『MDNAに次いで、今年3番目となる最多デビュー・セールス記録(※現時点)となっていることが報じられています。

全英アルバムチャート

一足早く英国時間23日(日)に発表された全英総合アルバムチャートでは、ザ・キラーズ(The Killers)4thスタジオ・アルバム『Battle Born(※国内盤『バトル・ボーン』)が初登場第1位で、ピンク『Truth About Love』が初登場第2位(※2012年9月29日付)と、その座を譲ったものの(»英文記事)、米国内では、ピンクの最新アルバム『Truth About Love』が当初の米業界関係者の予想(※220,000乃至230,000)を大きく上回り、週末までには250,000セールスを超えるビッグ・セールスという予想外の展開に。

同アルバムについては、大型百貨店チェーン「ターゲット」(Target)限定アルバムをはじめとした「ターゲット」の多大なプロモーションに加え、Amazon MP3ストアでのセールス・プライス($5)での配信、そして米NBCの朝の情報番組『Today』、米人気トーク番組『The Ellen DeGeneres Show』(邦題:エレンの部屋)、今月6日(木)に開催されたMTV音楽祭米音楽界最大の音楽イベント、米MTV主催ミュージック・ビデオ音楽祭「MTV Video Music Awards 2012」授賞式でのピンクのライブ・パフォーマンス等、大きなプロモーションがあった事実が米ビルボード記事にて添付されています。

ピンクのデビュー・スタジオ・アルバム『Can’t Take Me Home』(2000.4)での「Billboard 200」第26位、2ndスタジオ・アルバム『Missundaztood』(2001.11)での第6位、3rdスタジオ・アルバム『Try This』(2003.11)での第9位、4thスタジオ・アルバム『I’m Not Dead』(2006.4)での第6位、5thスタジオ・アルバム『Funhouse』(2008.10)での第2位、そしてコンピレーション・アルバム『Greatest Hits… So Far』(2010.11)での第5位と、「Billboard 200」トップ10入りを果たしたピンク自身6番目のアルバムとなった『Truth About Love』。

そのリード・シングル曲「Blow Me (One Last Kiss)」は、今週の米ビルボード「ポップ・ソング」部門で第1位を記録し、2010年「Raise Your Glass」、2011年「F**kin’ Perfect」に続いて3枚連続で同部門首位を記録。

米ビルボード「ポップ・ソング」部門で複数のシングル曲で首位を獲得したアーティストは、同部門チャート20年の歴史の中では、ピンクの他、リアーナ(Rihanna、現在9曲)、ケイティ・ペリー(Katy Perry、現在9曲)のみであることが報じられています。

デビューから12年以上経ち、今回自身初めてとなる全米第1位を獲得したピンクは、自身のツイッターで「13年の月日と6枚のアルバムを経て、今回全米第1位のアルバムとなり、とてつもなく圧倒されているわ。全ての人々のその耳と全ての人々のそのハートに深く感謝しているわ。ありがとう!!」とその興奮と喜びを語り、感謝の気持ちをファンらに贈りました。

ピンクの『Truth About Love』に次いで「Billboard 200」初登場第2位となったのは、カニエ・ウェストビッグ・ショーン(Big Sean)、プッシャー・T(Pusha T)、トゥー・チェインズ(2 Chainz)のコラボ曲「Mercy」や、カニエ・ウェスト、ビッグ・ショーン、ジェイ・Z(Jay-Z)のコラボ曲「Clique」等を収録した米ヒップホップ界注目のコラボレーションアルバム『Kanye West Presents Good Music Cruel Summerで、リリース第1週205,000セールスを記録。

そして全英チャート初登場第1位を果たしたザ・キラーズ『Battle Born』は、リリース第1週113,000セールスにより初登場第3位に。

またその「Call Me Maybe」で瞬く間に世界的センセーションとなったカナダのカーリー・レイ・ジェプセン(Carly Rae Jepsen)待望の全米デビュー・アルバム『Kiss
は、リリース第1週46,000セールス記録により初登場第6位。「Call Me Maybe」により全米でその名が広く知れ渡ってわずか半年ながら、初登場第6位と好スタートを切っているようです。

13年と6枚目のアルバムにして、自身初となる全米ビルボード「Billboard 200」初登場第1位となったピンク、そのママとなって記念すべき第1弾のアルバムのリリース前に、異例にもアルバム収録の全曲のリリック・ビデオを全てVEVOにて公開しながらも、今年3番目となる最多デビュー・セールス記録で激戦週全米首位を制した事実は非常に興味深いものといえるかもしれません。

(記事)”Pink Earns First No. 1 Album on Billboard 200 Chart” on Billboard

米ビルボード「Billboard 200」

2 comments
  • PINKさん、今度も素晴らしいアルバムを出してくれましたね!

    それにしても、全然日本に来てくれませんねぇ。

  • ヤスナリオさんこんばんはっ。
    収録曲の一曲一曲もそうですが、アルバム全体としても非常に完成度が高いアルバムですね 🙂
    YouTubeで全曲配信しても現在今年のデビューセールス記録第3位と、記録にもエネルギーを感じます。

    LAのライブでは日本語も話していますが、現在発表されている北米・欧州・オーストラリアツアー「The Truth About Love Tour」にぜひ日本が加わってくれると嬉しいですねっ。日本でのプロモーションにも期待しています 🙂

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