マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」リリースから25年経て全米初首位


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この時期になると街中で誰もが耳にする綺羅びやかなクリスマスのスタンダード・ナンバー、マライア・キャリー(Mariah Carey)の「All I Want For Christmas」(邦題:恋人たちのクリスマス / ソニー・ミュージックエンタテインメント)が今日発表の全米ビルボード総合ソングチャート「Hot 100」で先週の第3位から首位を記録。オリジナル・リリースから25年を経て、同曲初の全米首位となった(Billboard、※2019年12月21日付)。

ホリデー・ソングが「Hot 100」首位となるのは、1958年から59年にかけて4週で第1位を記録したチップマンクスとDavid Sevilleの「The Chipmunk Song」(’58)以来となる2曲目で、実に61年ぶり。マライア・キャリーとしては2008年の「Touch My Body」以来、約11年ぶりの首位で、19曲目の首位。これにより18曲首位のエルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)の記録を超え、ソロアーティストとして「Hot 100」首位曲数で史上最多となった。グループを含めると、「Hot 100」史上最多首位曲数を保持しているザ・ビートルズ(The Beatles)の20曲首位に次ぐ記録。一方、「Hot 100」で首位となった通算週数では、マライア・キャリーが史上最多で、トータル80週に記録を更新した。

1994年リリースの「All I Want For Christmas」は、当時米国内ではシングルの発売はなく、ラジオ・リリースとなり、Billboardの方針により当時「Hot 100」デビューはならなかった。その後Billboardの方針転換により「Hot 100」デビューを果たし、本格的なストリーミング時代の到来とともに、先シーズン「Hot 100」第3位まで最高記録を更新(Billboard、※2019年1月15日付)。今年は25周年記念となるデラックス盤アルバム『Merry Christmas (Deluxe Anniversary Edition)』(国内盤:メリー・クリスマス ~25th Anniversary Edition~)をリリースした他、「All I Want For Christmas」のCDシングル、カセットテープ、レコードを発売。また未公開映像を収めた「All I Want For Christmas」の新たなミュージック・ビデオを公開するなどプロモーションにも力を入れていた(記事)。

「All I Want For Christmas」は今週、ニールセン・ミュージックによると12月12日までに米国内週間ストリーミング4560万回(前週比30%増)を記録し、ストリーミング・ソング部門2週連続で首位。また同期間に27,000売り上げ(前週比185%増)、デジタル・ソング・セールス部門でも第1位を記録(先週第10位)。ラジオ・エアプレイでも好調をみせ、合わせて「Hot 100」で首位に立った。今回の発表を受けてマライア・キャリーは、自身のSNSで「私たち、ついにやったわ 😭❤️🐑🎄🦋」と喜びのコメント。「この曲が19番目のナンバーワン・ソングになるなんて夢にも思ってなかったわ。この歌を支えてくれた全ての人、特に私の素晴らしいファンのみんなに心から感謝❤️一足早く”私の夢を叶えて”くれてありがとう!🙏🎄🎁」(SNS)。

累計売上枚数世界1600万枚を超える「All I Want For Christmas」は、先月25日にはギネス世界記録で3つの記録を認定。(1) ソロアーティストとして「Hot 100」最高位のホリデー・ソング、(2)女性アーティスト曲としてSpotify 24時間最多ストリーミング記録(記事)、(3)クリスマスソングとして全英シングルチャートで最多トップ10記録で登録された。

今週注目の「Hot 100」では、ブレンダ・リー(Brenda Lee)のクラシカルなクリスマスソング「Rockin’ Around the Christmas Tree」(’58)が第3位に上昇。Billboardによるとホリデー・ソングとして「Hot 100」史上3番目に高いランキングの曲となった。

またTones And I(トーンズ・アンド・アイ)の世界的ヒット「Dance Monkey」(邦題:ダンス・モンキー / Warner Music Japan)が第9位に入り、初のトップ10入りを果たした。世界20カ国以上のチャートで首位となっている「Dance Monkey」は、最新全英シングルチャートでは11週連続首位に記録を伸ばし、女性アーティスト曲として全英シングルチャート史上最首位記録となっている(記事)。

現地時間12月8日に急逝したジュース・ワールド(Juice WRLD)の「Lucid Dreams」(記事)が今週「Hot 100」で第8位となり、再びトップ10入り。今週の「Billboard 200」では、その2018年デビュー・アルバム『Goodbye & Good Riddance』が第6位、2ndアルバム『Death Race for Love』が第10位になった。「Billboard 200」首位には、米新鋭ラッパーRoddy Ricchのデビュー・アルバム『Please Excuse Me for Being Antisocial』。カミラ・カベロ(Camila Cabello)の2ndアルバム『Romance』(記事)が初登場第3位となった。

今週の「Hot 100」トップ10
第1位 マライア・キャリー/Mariah Carey「All I Want For Christmas」(恋人たちのクリスマス)
第2位 ポスト・マローン/Post Malone「Circles」
第3位 ブレンダ・リー/Brenda Lee「Rockin’ Around the Christmas Tree」
第4位 ルイス・キャパルディ/Lewis Capaldi「Someone You Loved」
第5位 リゾ/Lizzo「Good as Hell」
第6位 Arizona Zervas「Roxanne」
第7位 マルーン5/Maroon 5「Memories」
第8位 ジュース・ワールド/Juice WRLD「Lucid Dreams」
第9位 トーンズ・アンド・アイ/Tones And I「Dance Monkey」
第10位 Burl Ives「A Holly Jolly Christmas」
※2019年12月21日付

今週の「Billboard 200」トップ10
第1位 Roddy Ricch『Please Excuse Me for Being Antisocial』〈初〉
第2位 ザ・フー/The Who『Who』〈初〉
第3位 カミラ・カベロ/Camila Cabello『Romance』〈初〉
第4位 ポスト・マローン/Post Malone『Hollywood’s Bleeding』
第5位 XXXTentacion『Bad Vibes Forever』〈初〉
第6位 ジュース・ワールド/Juice WRLD『Goodbye & Good Riddance』
第7位 サントラ『Frozen II』(アナと雪の女王2)
第8位 マイケル・ブーブレ/Michael Bublé『Christmas』
第9位 ペンタトニックス/PENTATONIX『The Best of Pentatonix Christmas』
第10位 ジュース・ワールド/Juice WRLD『Death Race for Love』
※2019年12月21日付

ホリデーソングの「Hot 100」最高記録
第1位 Mariah Carey「All I Want For Christmas」(2019年12月21日付)
第1位 David Seville & The Chipmunks「The Chipmunk Song」(1958年12月22日付-)
第3位 Brenda Lee「Rockin’ Around the Christmas Tree」(2019年12月21日付)
第7位 Kenny G「Auld Lang Syne」(2000年1月8日付)
第7位 New Kids on the Block「This One’s for the Children」(1990年1月6日付)
第8位 Bobby Helms「Jingle Bell Rock」(2019年1月5日付)
第9位 Dan Fogelberg「Same Old Lang Syne」(1981年2月21日付)
第10位 Burl Ives「A Holly Jolly Christmas」(2019年1月5日付)
第10位 Andy Williams「It’s the Most Wonderful Time of the Year」(2018年12月29日付)
※出典:”Brenda Lee’s ‘Rockin’ Around the Christmas Tree’ Hits No. 3 on Hot 100; Juice WRLD, Tones and I & Burl Ives All Top 10” – Billboard

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