15歳レクシィ・ウォーカー、愛と希望の「The Prayer」


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ディズニー愛する15歳の新星歌姫

シャルロット・チャーチ(Charlotte Church)、コニー・タルボット(Connie Talbot)、ジャッキー・エヴァンコ(Jackie Evancho)らに続いて、年齢離れした表現力と美しい歌声で天賦の才を光らせるのは、米ユタ州に拠点を置く少年少女合唱団「One Voice Children’s Choir」(ワン・ヴォイス・チルドレンズ・クワイヤー)出身の米ユタ州15歳、レクシィ・ウォーカー(Lexi Mae Walker)

グラミー賞ノミネートのユタ州バイオリン奏者ジェニー・オークス・ベイカー(Jenny Oaks Baker)とコラボレーションした「The Prayer」のミュージック・ビデオが昨日(現地時間2017年4月13日)公開されました。

セリーヌ・ディオン(Céline Dion)とアンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocelli)による1999年曲「The Prayer」をカバーした同曲は、ジェニー・オークス・ベイカーのアルバム『Awakening』に収録。愛する人の無事と暴力なき世界の平和、敬虔な祈りをスケール感のある美しいクリスタル・ヴォイスに乗せ歌い上げます。

セリーヌ・ディオン、バーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)らに憧れて育ったというレクシィ・ウォーカー。昨年2016年10月には、1996年アトランタ夏季オリンピック開会式でセリーヌ・ディオン(Céline Dion)が披露した「The Power of the Dream」をカバーしたミュージック・ビデオを公開。雄大な地球の原風景を背景に、夢がもつ力を力強い歌声に込めます。

Lexi Walker

ディズニー映画が大好きだというレクシィ・ウォーカーがその名を世界に広げたのは、当時11歳、英歌手アレックス・ボエ(Alex Boyé)とともに映画『アナと雪の女王』主題歌「Let It Go」でのカバー。瞬く間にYouTubeセンセーションとなったレクシィ・ウォーカーは、日本人音楽家マサ・フクダ氏が手がけるOne Voice Children’s Choirのメンバーとして2014年夏、米NBCオーディション番組『America’s Got Talent』シーズン9に挑戦。

レクシィ・ウォーカーがメインヴォーカリストを務めるなか、英エリー・ゴールディング(Ellie Goulding)の「Burn」、米ディズニー映画『アナと雪の女王』主題歌「Let It Go」を美しい歌声のシンフォニーでカバーし、全米を沸かせるも、準々決勝ラウンドで惜しくも敗退。

当時13歳、愛国歌「America the Beautiful」を披露。

その後、ピアノ・ガイズ(The Piano Guys)動画)、リンジー・スターリング(Lindsey Stirling)デヴィッド・アーチュレッタ(David Archuleta)らとの共演をはじめ、レアル・ソルトレイクのサッカー試合の国歌斉唱、NFLの試合で星条旗を披露した他、2014年12月25日、ウォルト・ディズニー・ワールドの「Frozen Christmas Celebration」バレードで「Let It Go」を披露(動画)。学校の音楽の先生でヴォーカル・トレーナーの祖母のもと培われた歌声にトレーニングを重ね、「リトル・ビヨンセ」とメンターのマサ・フクダ氏が認める圧倒的歌唱力と深い表現力でその名を全米に広めます。

ソロデビュー&ディズニー

One Voice Children’s Choirから本格的なソロ活動に移り、2015年11月には、ソニー・ミュージック・マスターワークス(Sony Music Masterworks)よりメジャー・デビュー・クリスマスEP『Merry Christmas』をリリース。2016年8月には、ディズニーアニメ映画『シンデレラ』主題歌「A Dream Is a Wish Your Heart Makes」(夢はひそかに)ディズニーアニメ映画『ピノキオ』主題歌「When You Wish Upon a Star」(星に願いを)など3曲を収録した希望と夢のEP『Wishes & Dreams』

末日聖徒イエス・キリスト教会(LDS、モルモン教)ブリガムヤング大学の学生からなるBYU Vocal Point。レクシィ・ウォーカーをはじめ、ピアノ・ガイズ、リンジー・スターリング、デヴィッド・アーチュレッタらが所属。

アリエルにベルが大好きというディズニー・ファンのレクシィは、先月2017年3月には、米ディズニー実写版映画『美女と野獣』全米一般劇場公開(記事)に合わせ、BYU Vocal Pointとともに「美女と野獣」アカペラ・メドレーをミュージカル・スタイルで魅了。学業と音楽活動をこなす中、2Cellos、ピアノ・ガイズ、ジャッキー・エヴァンコ、ラン・ランらが所属するソニー・マスターワークスで現在デビュー・アルバムを控えます。

© Mark Ashman, photographer

先日の米FOXニュースでのインタビューでは、10年後の自分について尋ねられると、「歌い続けられることは一番大きな夢だわ、でもうまくいかなかったら…、ふーむむむ」、「…」。「それではうまくいったと仮定しましょうか」と司会者。「うまくいったら…、アートが大好き、本も大好きだわ、そうねぇ…、芸術家もとてもいいと思うけど、やっぱりママになりたいわ、とっても素晴らしいもの」。

最後にインタビューで自身の最も驚きなことを尋ねられると、「秘密の特技がある!ちょっと恥ずかしいんだけど、口を閉じながら歌えるのよ」。

でも歌い続けられるなら、それが願いだけれども、ブロードウェイに挑戦したり、ディズニーのアニメのキャラクターになりたいっ、秘密のことだけどね」。

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