レディー・ガガ、アルバム『Chromatica』発表 来月4/10リリース


2560 1440 VOICE Editor

前作『Joanne』から3年半ぶりとなるレディー・ガガ(Lady Gaga)通算6枚目のスタジオ・アルバム『Chromatica』が今日発表された(現地時間3月2日)。全16曲収録のニュー・アルバム『Chromatica』は、来月4月10日にInterscope Recordsよりリリース。今日その予約受付を開始した。ガガのアルバムとしては、2018年公開映画『アリー/ スター誕生』(原題:A Star Is Born)サントラ以来となる。

【追記】新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、『Chromatica』のリリース延期を発表。2020年5月29日リリースとなった(記事)。

『Chromatica』のエグゼクティブ・プロデューサーは前作『Joanne』のBloodpopとガガ。現在『Chromatica』のトラックリストは発表されていないが、ファースト・テイストとなるリード・シングルはマックス・マーティン(Max Martin)と初めて組んだダンス・ポップ「Stupid Love」(記事)、先週28日にリリースされた。ガガは今回『Chromatica』の発表に併せて、「アルバムのジャケットじゃないけど、それまでのお楽しみのために作ったわ」というChromaticaのシンボルを自身のSNSで公開した。

「Stupid Love」のミュージック・ビデオ冒頭では、世界は朽ち果て、支配をめぐる部族間の争いのなか、”思いやりのあるパンクたち”がChromaticaのために戦う、と書かれている。Chromaticaとはいったい?ガガはZane LoweとのApple MusicのインタビューChromaticaのコンセプト・意味について次のように語っている。

Chromaticaのシンボルには、正弦波が含まれているわ。サウンドの数学的なシンボルよね。全てのサウンドは正弦波から成り立っている。私にとってサウンドは、人生において私を癒やしてくれたもの、そしてこのアルバムを作るなかで再び私を癒やしてくれた。それこそが”Chromatica”の全てだわ」。「Chromaticaはhealing(癒やし)であり、bravery(勇敢さ)でもある」、「愛を語る時とても大切なことは、他人を愛するにはものすごくbraveryが必要だということだわ」。リード・シングル「Stupid Love」では、傷心から思い切って再び恋に飛び込む姿を描く。

Chromaticaは、もともとBloodpopの発案だったという。「(Chromaticaは)Bloodpopが言い出したもので、私たちはChromaticaそのものが、いかに本質的なものであるか語り合ったわ。ぱっとみて、Chromaticaは色のことにように思える。あらゆる色だわ。それと同時に音楽も半音階(chromatic scale)からできてるじゃない?Chromaticaは全てのカラーであり、全てのサウンドだわ」。”chromatic”は、ギリシャ語の「色彩に関する」を語源としており、「(1)色の、(2)半音階の、(3)染色体の」などを意味している。

「私たちはインクルーシブと人生について語り合い、私たちの周りにあるもの、私たちが経験するものの多くが、数学よねって語り合ったわ。音楽やサウンドも数学であることと同じ感覚よね」、「そのことを話してて、話を戻してこう言ったわ、”そうね、Chromaticaはインクルーシブっていう意味だわ、でもむしろ考え方よね”って」、「Chromaticaは、全てのカラー、全ての人々を包含していること」、「私たちは一人一人全く異なっていて、私はそれでいいのだと思う。もしかしたらChromaticaは考え方で、それが私の考え方だわ」。「自分の考え方は、常に私の音楽の一部だったように思う」、「音楽を作り、世界に発信しているのは、私の人生観。同時に私にとって世界への最大限の贈り物だわ」。

アルバム『Chromatica』についてガガは、「私の全てのハート、私の全ての痛み、そして彼らが私に世界へ発信しろと言う異世界からの全てのメッセージを込めている」、「すごく楽しくって、力強くとてもピュアな音楽になるわね」。「みんなが踊ってくれて、幸せを感じてくれたらと望んでいる」。『Chromatica』の目指すゴールについて、「全世界の人が聴いて、人々の生活の一部となり、毎日を幸せにする音楽にしたいわ」と語っている。『Chromatica』は、来月4月10日にリリースされる。

関連記事

新着記事

洋楽最新情報をフォロー