コールドプレイ×BTS、新曲「My Universe」MV公開 宇宙を舞台に団結のメッセージ


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コールドプレイ(Coldplay)BTSが今日(2021年9月30日)、初コラボ曲の新曲「My Universe」(邦題:「My Universe / マイ・ユニバース」 / ワーナーミュージック・ジャパン / Apple Music, Spotify, Amazon)のミュージック・ビデオを公開した。

2021年9月24日にリリースされた英語と韓国語による同曲は、コールドプレイの9thアルバム『Music of the Spheres』(※”天体の音楽”の意)の2ndシングル。ニュー・アルバム『Music of the Spheres』は、2021年10月15日にリリースされる。

「Higher Power」の映像監督デイヴ・マイヤーズ(Dave Meyers)が手がけたスペクタクルな映像では、音楽が禁じられた数百年前の宇宙を舞台に、西洋のコールドプレイ、東洋のBTS、そしてエイリアンからなるバンド「Supernova 7」がホログラムで共演。宇宙を取り締まる法執行機関「ザ・サイレンサーズ」(The Silencers)に追われるなか、彼らは違いを超えた団結・絆のメッセージを全宇宙に送る。

ある銀河のシーンから幕を開ける映像冒頭の字幕には「今から数百年前、全宇宙で音楽が禁じられていた。3つの惑星で、3組のバンドがその禁止令に逆らった。彼らはザ・サイレンサーズの追跡を受けるなか、DJ Laflriqueがラジオ船から彼らのHOLOBANDを結束させる」。監視・追跡を潜り抜けコールドプレイとBTS、そしてミステリアスな歌声の正体「Supernova 7」が「My Universe」を熱唱。近未来風のシネマティックな映像で音楽と愛の力を描き、最後に「この宇宙で我々はひとつ」とメッセージを残す。

ミュージック・ビデオ公開に先立ちコールドプレイとBTSは2021年9月26日、「My Universe」で夢の共演に至った制作秘話と韓国でのレコーディング風景を映したドキュメンタリー『Inside My Universe』を公開。翌日には「My Universe」のアコースティック版及び「Supernova7」リミックス版をリリースした。

コールドプレイのフロントマン、クリス・マーティン(Chris Martin)は『Inside My Universe』でBTSについて、「世界で最も人気のあるグループが韓国語を話し、西洋のグループではないということは私にとってとても特別なことで、世界が一つの家族という意味でとても希望を感じます。そして勿論、彼らのグループ性や歌には、団結や自分らしさを見つけ自分らしくあるというメッセージが込められており、私の考えと同じです」。

そしてクリス・マーティンは「My Universe」について「この曲は、愛には全てを乗り越える力があることを歌っています。国境・規則・ジェンダー・人種・性自認といった全てを。今私たちは国境によって分けられ、一緒にいることができませんが、この歌はまさにそのことを歌った曲です。どんなことも愛の力を止めることはできないと歌っています」。

コールドプレイとBTSは2021年9月26日に開催された6大陸24時間チャリティ・ライブコンサート「Global Citizen Live」(グローバル・シチズン・ライブ)にそれぞれ出演。ニューヨークのセントラル・パークのステージに登場したコールドプレイは、『Music of the Spheres』のリード・シングル「Higher Power」から、ラン・ラン(Lang Lang)を迎え「Clocks」を披露。「Fix You」ではビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)、FINNEAS(フィニアス)と豪華コラボした。さらに「Viva la Vida」「Human Heart」「Jehovah」を披露。「Yellow」ではカミラ・カベロ(Camila Cabello)、ショーン・メンデス(Shawn Mendes)と豪華共演。そして事前収録のBTSの音声・映像とともに「My Universe」を初披露し、「A Sky Full of Stars」で締めた。一方韓国のステージから参加したBTSは世界的ヒット「Permission to Dance」「Butter」で沸かせた。

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