親と子、時を超え ケリー・クラークソン最新曲「I’ve Loved You Since Forever」


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運命と奇跡の物語

「時に人は、出会う前から誰かを愛することができるわ」、そう語るのは、米NBC朝の情報番組『Today』司会者で著名なジャーナリスト、ホダ・コットブ(Hoda Kotb)。「それがこの本の始まりだったわ」(People)。彼女の一人娘、1歳ヘイリー・ジョイ(Haley Joy)ちゃんからインスパイアされ、運命的な親子愛を描いたホダ・コットブによる絵本『I’ve Loved You Since Forever』が先週(現地時間3月6日)出版。

可愛いキツネの親子が寄り添う絵本には「宇宙には、あなたがいて/私がいた/その日を待ちながら/私たちの星々が出会う日を」。親子で何度も読みたくなるという可愛らしくも感動的なこの絵本を彼女の依頼を受けオリジナル・ソングにしたのは、友人のケリー・クラークソン(Kelly Clarkson)

その絵本と同名となる最新曲「I’ve Loved You Since Forever」ダウンロード版)のミュージック・ビデオが『Today』にて先週公開されました(現地時間3月8日)。

「鳥たちが、虹を飛び越える前から/おサルさんたちが、木々に揺れる前から」
「あなたがいて、そして私がいたのよ」
「太陽が空に輝く前から/ハチたちがはちみつを作る前から」
「あなたがいて、そして私がいたのよ」
「お月さまが夜空を照らし/ゾウさんたちが自由に歩きまわる前から」
「あなたがいて、そして私がいたのよ」
「カワウソたちが一緒に泳ぐ前から/川が海に出会う前から」
「あなたがいて、そして私がいたのよ」

「その日を待っていたわ、私たちの軌道が交わる日を」
「そしてあなたと私が、私たちになったの」
「Oh、永遠も前から、あなたをずっと愛してきたわ」
「そしてずっと先も永遠に、あなたは愛され続けるのよ」

I’ve Loved You Since Forever

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昨年バレンタインの日に生まれたヘイリーちゃんを同月、養子に迎えたホダ・コットブ。2007年に乳がんため乳房切除、癌と闘い克服、しかしその闘いのなか子ども持つことができなかった53歳は、先週Peopleのインタビューで「ヘイリーを待ち望み、願っているとき、私もママになれるのかもしれない、(…)、私にまだ望みがあるかもしれない、そう信じ始めたわ」。

この子がどこかで待っていてくれた、”I’ve Loved You Since Forever”(永遠よりもずっと昔から、あなたを愛してきた)というフレーズは、まさに私が感じたものだわ」。

エレン・デジェネレス(Ellen DeGeneres)、メーガン・トレイナー(Meghan Trainor)、ブレイク・シェルトン(Blake Shelton)、リッキー・マーティン(Ricky Martin)、ジミー・ファロン(Jimmy Fallon)ら著名人が、運命の親子愛を描く絵本『I’ve Loved You Since Forever』を読み上げた。絵本の可愛らしいイラストはイラストレーター、スージー・メイソン(Suzie Mason)が担当。

ケリー・クラークソンは自身の娘からインスパイアされた絵本『River Rose and the Magical Lullaby』を2016年に出版。アトランティック・レコード(Atlantic Records)でのレコーディングで「子守唄な感じの曲になって、ジェームス・テイラー(James Taylor)な、少しパティ・グリフィン(Patty Griffin)な要素が入ってる」、「うまく歌にできてたらと願うわ」。

その歌声を聞き、感極まり目に涙を浮かべケリーを抱きしめるホダ・コットブ(Today)。「ケリーは信じられない人だわ。私の人生を変えてくれた。この歌は私たち家族の歴史になっているわ」。そして「ヘイリーや私、そしてこの曲を聞く全ての人の曲になっている、本当に素晴らしい曲だわ」。血の繋がりをも越えて、宇宙の何処かで運命的に出会う親と子、その奇跡の深い愛と固い絆を響かせます。

昨年ヘイリーちゃんを養子に迎えた際には、「こうした愛の形があるなんて想像すらしていなかったわ」(People)。楽曲「I’ve Loved You Since Forever」の収益は、養子縁組が困難な人々を支援する団体「HelpUsAdopt.org」に寄付されます。

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