ケリー・ピックラー最新曲「Tough」収録待望の3rdアルバム『100 Proof』来年1月24日にリリース!


150 150 VOICE Editor

赤いハイヒール」のカントリー・ガールが「タフ」な大人の女性となって帰ってきます!米人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』シーズン5のファイナリストのカントリー・シンガーソングライターケリー・ピックラーKellie Pickler)の『Small Town Girl』『Kellie Pickler (Snys)』に続く待望の3rdアルバム『100 Proof来年1月24日にリリースされることを、先週末グランド・オール・オプリ(Grand Ole Opry)のステージでケリー・ピックラーが明らかにしました。

前作とは異なるプロデューサーを起用し、今年結婚した夫カイル・ジェイコブス(Kyle Jacobs)と共に、自身も本格的に曲の制作に携わるなどソングライターとしての新しい一面を見せるこのアルバム『100 Proof』では、今までにないケリー・ピックラーの新しい方向性の音楽を聞くことができるとケリー・ピックラーは米カントリーサイト「The Boot」のインタビューで答えています。

(記事)”Kellie Pickler Reveals Album Title, Release Date of New Album” on The Boot

ノースカロライナ州のアルベマールという小さな田舎町の祖父母の家で弟エリックと共に育ったケリー・ピックラーの波乱万丈な人生は多くの人の記憶に新しいかもしれません。父親は刑務所に服役する一方、18歳で彼女を産んだ母親は行き先を告げず娘を祖父母に託し姿を消すなど、その苛酷な環境の中で育った彼女がその行方のわからない母親への想いを綴った「I Wonder」をCMA賞で涙ながら歌った姿は多く人に涙を誘いました(記事『涙溢れるケリー・ピックラー(Kellie Pickler)『I Wonder』』)。

今年6月に同アルバムのリード・シングル曲としてリリースされたシングル曲「Tough」では、今までのミッドテンポでポップスタイルの美しく繊細な楽曲の多かった前アルバムから一線を画し、アップビートで力強いカントリーソングに仕上がっています。波乱万丈な人生をタフに生きる全ての女性たちに贈る女性賛美歌というべきこの曲は、米カントリーサイト「Taste of Country」の批評では、珍しく5/5点の評価を得ています。

Taste of Country

ジョージ・ストレイト(George Strait)の「Troubadour」で知られるレスリー・サッチャー(Leslie Satcher)作詞作曲によるこの曲は、レスリー・サッチャーがケリー・ピックラー自身から今までに明らかにされていない過去の生い立ちを聞き、それを元に作詞作曲された楽曲。ケリーはこの曲の意味するところを次のように話しています。

この曲の背景にある全体的な意味は、そうね、私たちには選択の余地がないということだわ。生まれるその場所、時間、それは選ぶことはできないの。
The whole premise behind the song — the whole meaning behind the song — is that, you know, you don’t have a choice. You don’t get to choose the place, the day that you’re born

人生は私たちにカードを与えるわ、そして配られるカードがいかなるものであるかはコントロールすることができないの、でもそのゲームをどうやるかはまさにコントロールできることなの。
Life is going to deal you a hand of cards, and you don’t have any control over what hand of cards it’s gonna deal you, but you do have control over how you play the game.

不安定な環境に追いやられ、荒れたしつけ受け、過酷な状況で生活をしている多くの若い女の子、幼い女の子や男の子がいることを知っているわ。そういう人たちが外にはたくさんいて、そういう人たちがこの曲や、この曲が訴えるもの、この曲の意味に身をもって共感してくれると思うの。この曲がそうした人たちに、自分の人生の舵をとって、進むべき道を自らコントロールできるよう元気づけるものになるくれればとても嬉しいわ。
I know there’s so many other young women and young girls and boys that have been brought into a non-stable environment, and have had a rocky, rough upbringing and hard times growing up. There’s a lot of people out there like that, and I think they’ll really identify with this song and what it’s about and what it stands for. Hopefully, it empowers people to take control of their life and take control of where they’re headed.

(記事)”Kellie Pickler, ‘Tough’ – Lyrics Uncovered” on Tast of Country

先月公開された今ひっぱりだこのローマン・ホワイト(Roman White)製作によるこの「Tough」のミュージック・ビデオでは、ケリー・ピックラー自身の過去を元に映像化されたものとなっているようです。

ケリー・ピックラー(Kellie Pickler)米公式サイト

自身の元を去った母親への曲「I Wonder」や自分を母親のように育ててくれた今は亡き祖母に贈る「My Angel」などのように、3rdアルバム『100 Proof』でもケリー・ピックラーのプライベートな過去を赤裸々に綴る曲が収録されているとのことですが、中でも興味深いのがケリー・ピックラー自身が夫共に作詞作曲した曲「Mother’s Day」(母の日)です。

まさに「I Wonder」の第2章を思わせるタイトルの曲ですが、ケリー・ピックラーはインタビューで、「I Wonder」は若い頃の視点から描かれたものに対して、「Mother’s Day」はそれからずっと大人の女性になった視点から描かれていると話しています。そしてこの曲を聞き「ワォ、彼女はもうアメリカン・アイドルの幼い女の子ではないのね。」そう聞いた人が思ってくれると思うと話しています。

「赤いハイヒール」から「タフ」な大人の女性へ、早くも注目を集める新しいケリー・ピックラーのその全貌は来年1月24日に明らかにされます!

関連記事

新着記事

洋楽最新情報をフォロー