ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)とベニー・ブランコ(Benny Blanco)が再びタッグを組んだ新曲「Lonely」(ダウンロード版)が今日リリースされ、併せてミュージック・ビデオが公開された(現地時間2020年10月15日)。
「Eastside」(Benny Blanco, Halsey & Khalid)の映像監督ジェイク・シュライアー(Jake Schreier)が監督を務めたミュージック・ビデオでは、映画『ルーム』(2015)でシカゴ映画批評家協会、放送映画批評家協会賞、サンディエゴ映画批評家協会など数々の賞を受賞したカナダ14歳俳優ジェイコブ・トレンブレイ(Jacob Tremblay)がジャスティン・ビーバーの子供時代を好演。13歳でレコーディング契約し、世界中の誰もが知るポップ・スターとして大人になっていったジャスティン・ビーバーの知られざる素顔を映し出しながら、スターだけではない人間の本質に迫る。
(バース1)「今誰もが僕の名を知っている/でもしっくりこない/鏡を見つめ/気を静めながら、映るのは別の誰か/全てが違って見える/まるで世界が変わってしまったかのよう/大人になったら/全て落ち着くかもしれない/でも今はつらくてならない」、「もし君が全てを手にしても、電話をくれる人が誰もいなかったら?/そしたらわかってもらえるかもしれない/全てを手にしたが/僕の声を聞いてくれる人は誰もいない/それがただ孤独でしかない」(コーラス)「すごく寂しい/寂しくてならない」
(バース2)「誰もが僕の過去を知っている/僕の家がずっと硝子の家だったように/それが代償かもしれない/若くして手にした名声とお金の/僕がビョーキだと誰もが思った/気にかけてくれる人は誰もいない、そう感じた/彼らは非難した、僕がしたこと/愚かな子だと」
ピアノ・バラード「Lonely」はベニー・ブランコとビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)の兄/音楽プロデューサーFINNEAS(Finneas O’Connell)の共同プロデュース。彼らとともにコー・ライトしたジャスティン・ビーバーが、溢れる歓声のなか舞台に上がる輝かしいスターの思春期を振り返る。ベニー・ブランコとのコラボ曲としては、「Love Yourself」(2015)、メジャー・レイザー(Major Lazer)らとの「Cold Water」(2016)に続くシングル。ジャスティン・ビーバーとしては「新しい章の幕開けだよ」というチャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)との「Holy」(記事)に続くシングルとなっている。その映像では誰もいないステージに立つ少年を、”大人になった”ジャスティン・ビーバーが観客席から見つめる。
〈追記〉ジャスティン・ビーバーは自身のSNSで「Lonely」の制作を振り返り、「ベニー・ブランコとFINNEASがこの曲を僕に見せてくれた時、こうした時期を乗り越えてきた苦悩を思うと、正直聴くのがつらかった。スタジオに行って歌い通したが、簡単じゃなかった。でもこの物語を語る重要性がすごくよくわかった。僕たち皆が、孤独を感じる時があるのだと気づいたんだ。僕のような立場の人間が繊細さを表現することはパワフルなことだと信じている。だからこそ、この歌はとても力強いんだ」。また彼の子供時代を演じたジェイコブ・トレンブレイに「彼はとても才能に溢れている。僕を演じる彼を観客席から見つめるのはエモーショナルな瞬間だったよ」。
2009年から彼と仕事をしてきたベニー・ブランコは自身のSNSで「Lonely」のリリースまでの秘話を語り「この曲をリリースすべきか、ジャスティン・ビーバーと長い間話し合ったよ。すごくパーソナルな曲だからね。彼は歌いながら涙を流し、歌いきれない姿を私は見てきた。でも私がジャスティンを愛しているのは…、私たち皆が彼を愛しているところは、彼がまっすぐだということ。失敗すれば謝る。うまくいけば、笑顔を見せる。この歌をリリースできて本当によかったよ。ジャスティン、私、FINNEASにとってパーソナルなだけでなく、私たち皆が孤独になる時があるんだ。全ての人がスーパーマンを演じようとし、自らの感情を抑え込み、いつも強くあろうとする。でもマントを脱いで、それをでっかいティッシュにしたっていい」、「この歌を実現させてくれてジャスティンとFINNEASに感謝。君たちなしにはできなかったことだ。こんなに素晴らしき友と共にいい音楽を作れて、私は最高に幸せ者だ!!」