マルティナ・マクブライド(Martina McBride)「インディペンデンス・デイ」(独立記念日)


150 150 VOICE Editor
Amazon 5日間のBig Sales
11/27[金]9:00 ─ 12/1[火]23:59
第1弾ブラックフライデー開催中

マルティナ・マクブライド「インディペンデンス・デイ」PV on YouTube

ある独立記念日の日。いつも一人ぼっちだった8歳の娘は独立記念日のパレードを見に町へ一人向かう。しかし家ではいつものように酔った父が母に暴力行為を振るっていた。何かいつもと違う予感に襲われた娘は急いで家に戻ることになるが、そこで彼女が目にしたものは…。

今日7月4日アメリカ独立記念日Independence Day)は、伝統の打ち上げ花火と共に一年で最も盛大に祝われる日です。しかし、この曲マルティナ・マクブライド(マルティーナ、Martina McBride)の「インディペンデンス・デイ」(Independence Day)はそれとは全く対照的な独立記念日が描写されています。

それは家庭内暴力により苦しむ母親の姿を8歳の少女の視点から描いたものになっており、衝撃的な「インディペンデンス・デイ」が描かれています。

女性と子供への愛に象徴される米カントリー界が誇る歌姫マルティナ・マクブライド(Martina McBride)の代表作であるこの「インディペンデンス・デイ」(Independence Day)は、1993年の2ndアルバム『Way That I Am』(ベストアルバム『Greatest Hits』にも収録)に収録され、1994年に3rdシングル曲としてシングルリリース化。米カントリー界主要音楽祭CMA賞(CMAアワード、Country Music Association Awards)で、1994年にこのミュージック・ビデオが最優秀PV賞(Music Video of the Year)を獲得、続く1995年には、最優秀楽曲賞(Song of the Year)を受賞。

家庭内暴力が描写されたこのミュージッククリップでは、1994年当時大きく議論を呼びましたが、2004年の米最大カントリーチャンネルCMTのPVランキング「CMT’s 100 Greatest Videos in Country Music」では第2位を獲得しています。

簡単に翻訳しました日本語訳歌詞(和訳)は以下の通りです。

“Independence Day”

Written by Gretchen Peters
Performed by Martina McBride

(バース1)
夜明けの薄明かり中彼女は平気そうだったが
しかし少し不安げに力のないように見えた
彼がまた酔って帰ってきたのではないと彼女は懸命につくろっていたが
父は母の頬にその証拠を残した
そしてある夏のこと、私は8歳
私はいつも邪魔者になってばかりいるように思えた
そこで私は町のお祭りへと向かった
独立記念日の日に

小さな、小さな町では噂はすぐに広まり
彼らは彼が危険な男であると噂した
母は誇り高く、一歩も引かなかったが
しかし彼女はそれに打ち勝つことができないことを知っていた
ある人々は囁き、ある人々はそれを話していた
しかし誰一人彼女のことを気にかけることはなかった
そしてその時が来たとき、それを口にする者はいなかった
独立記念日の日に

(コーラス)
自由の鐘を鳴らし
白いハトには歌を
全世界に知ってもらおう
今日という日が審判の日であることを
弱さを強さに
「正しさ」を過りに
その石を転がし
罪に報いよう
それが独立記念日という日だわ

(バース2)
消防士が駆けつける頃には
彼女は7月4日の空に炎を灯していた
彼らは火を消し
いくつかの名前をメモし
私を施設へと送った
今私はそれが正しかったのか間違っていたのか言うことは難しい
でもそれが唯一の方法だったのかもしれないわ
あなたの革命を話して
それが独立記念日という日

(コーラス)
自由の鐘を鳴らし
白いハトには歌を
全世界に知ってもらおう
今日という日が審判の日であることを
弱さを強さに
「正しさ」を過りに
その石を転がし
罪に報いよう
それが独立記念日という日だわ

その石を転がそう
それが独立記念日という日だわ

(注釈)
dawn’s early light:夜明けの薄明かり ※米国歌にもあります
be in the way:人の邪魔になる、障害・障壁になる
get around:何か困難なものを避ける/知られるようになる/あちこち移動する
stand one’s ground:一歩も引かない
look the other way:(1) (人の視線を避けて)顔をそむける.(2) 見て見ぬ[そしらぬ]ふりをする
the day of reckoning:罪の罰せられる時、過ちを思い知る時( 「審判の日」 (the Judgment Day)の意から)
take down:(~を)書き取る/(高いところから)降ろす/取り壊す、分解する/恥をかかせる
ain’t:am not, are not,is not,has not,have not の縮約形

この曲は、米カントリー界を代表するシンガー・ソングライターグレッチェン・ピータース(Gretchen Peters)作詞作曲によるもの。マルティナ・マクブライドは特に初期の作品では専ら歌うことに専念しているようです。

この曲のコーラスは原文では以下のようになります。

Let Freedom ring
Let the white dove sing
Let the whole world know that today is a day of reckoning
Let the weak be strong
Let the right be wrong
Roll the stone away
Let the guilty pay, It’s Independence Day

若干意味や関連性が難解でしたので、翻訳するにあたり検索していましたところ、マルティナ・マクブライドの公式サイトの掲示板にて議論されていました。

【マルティナ・マクブライドの公式掲示板】”Let the right be wrong???” on Martina McBride Forum

この掲示板に掲載された情報によると、コーラスの一行一行が各々聖書の言葉からとられたものとされています。ご興味のある方は以下の部分に該当しますので、ご参考にしてみてください。

Let Freedom Ring – Mark 16:15
Let the White Dove Sing – Luke 3:22
Today is the day of reckoning – Hebrews 9:27
Let the Weak be Strong – James 4:10
Let the Right be Wrong – Galatians 3:24, Romans 3:20
Roll the Stone Away – Mark 16:3-4
Let the Guilty Pay, It’s Independence Day – Matthew 25:46

8歳の娘の視点から描かれる父の母への家庭内暴力(DV)、この曲の題名にもなっている「インディペンデンス・デイ」(独立記念日)には、母親の死によって初めて得られる母親の「自由」が表現されています。”she lit up the sky that Fourth of July”(彼女は7月4日の空に炎を灯していた)という火事の描写は、独立記念日の伝統行事打ち上げ花火とかけたものでしょうか。

コーラス部分の意味を現実の歴史上の独立記念日との関係でどう捉えるか、聞く人にゆだねられることではありますが、少なくともこの曲の中心的テーマである、家庭内暴力と女性の自由について、”Now I ain’t sayin’ it’s right or it’s wrong. But maybe it’s the only way”(今私はそれが正しかったのか間違っていたのか言うことは難しい。でもそれが唯一の方法だったのかもしれないわ)とされています。

この曲を振り返ると、ミュージック・ビデオ冒頭の「アメイジング・グレイス」が心に響きます。

関連記事

マルティナ・マクブライド記事一覧

【2017.8.29】ご指摘を頂きました部分につきまして、訂正、追記致しました。詳しくはコメント欄を御覧ください。斉藤裕之さん、ご協力頂きありがとうございます。

4 comments
  • 翻訳、有り難う御座います。
    一つ、気になるところがあります。

    私を田舎の家へと送った

    の部分ですが、
    カウンティホームとのことなので、

    私を施設に送った

    という解釈が正しくありませんか?

    それから、

    フェア  は、パレードではなく、別な言葉に出来ないでしょうか?

    宜しくお願い申し上げますm(_ _;)m

    • 斉藤裕之さん、コメント頂きありがとうございます。また、ご返事が遅れまして大変申し訳ございません。

      斉藤裕之さんの仰る通り、country home ではなく、county homeでした。またfairの訳は、町のお祭りに変更致しました。

      アーティスト名につきましては、検索の都合上「マルティナ」を採用しておりますが、マルティーナを最初の箇所に併記致しました。ご了承頂けましたら幸いです。

      現在確認しましたところ、Martina McBride「Independence Day」MVは現在日本向けにはブロックされているようですね。他のMVは公開されているので理由がわからないのですが、日本向けにも公開されたら嬉しい限りです。

      改めて、斉藤さんの大変貴重なご指摘を頂きありがとうございます。今後とも宜しくお願い申し上げます。

      VOICE一同

  • それから、

    マルティナではなく、 普通に
    マティーナで良くありませんか?
    宜しくお願い申し上げます

Comments are closed.

関連記事

新着記事

洋楽最新情報をフォロー