EBU、ユーロビジョン2020の中止を発表


2560 1440 VOICE Editor

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、EBU(欧州放送連合)は現地時間3月18日、ユーロビジョン・ソング・コンテスト2020(Eurovision Song Contest 2020)の中止を発表した。ユーロビジョンの中止は、1956年に始まって以来初めて。ユーロビジョン2020は、オランダのロッテルダムで5月12日・14日・16日に開催される予定だった。次回は2021年の開催を予定している。

EBUは声明で、「数週間以上に渡り、我々はユーロビジョンを開催するため、あらゆる代替手段を検討してきました。しかしながら、ヨーロッパ全土でのCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大による不確実性、そして、参加国の政府及びオランダ当局による規制を受けて、予定通りライブ・イベントで開催することはできないとの苦渋の決断に至りました」。「アーティスト、スタッフ、ファン、来場者の健康、そしてオランダ、ヨーロッパ、世界の状況が、今回の決断の中心的な理由です」。「この64年間一度も途切れることなく、毎年ユーロビジョンがオーディエンスを一つにしてきたことを我々は誇りに思っています。世界中の何百万もの皆さんと同じように、5月に開催することができず大変深い悲しみに包まれています」。

ユーロビジョンのエグゼクティブ・スーパーバイザーJon Ola Sandは、「我々は大変遺憾に思っております。しかし私は皆さんにお約束します。ユーロビジョンはこれまでなく力強くなり戻ってきます」。

ユーロビジョン2020を秋以降に延期しなかった理由については、状況の不確実性に加え、多くの利害関係者とともにこの規模の行事を主催できる保障が、現時点でできず、さらに優勝国にとって2021年開催の準備期間が減ることをあげている。観客なしの開催については、開催国オランダが多数人による集会を制限し、入国規制をしていることから、事実上不可能だという。ライブではなく、各国からの放送を通じて開催する遠隔開催については、ユーロビジョンの理念、価値と伝統に反し、ユーロビジョンではなくなってしまうとしている。「代表団、アーティスト、ファンの皆さんが一堂に会し、同じステージ、同じ条件で全てのアーティストが競い合うことはユーロビジョンのDNAです」。

ユーロビジョン2020を代表する世界41カ国のアーティスト及び楽曲は先週全て決定しているが(記事)、ユーロビジョン2021でこれらのアーティスト及び楽曲がそのまま引き継がれるかは、現在検討中だといい、決定され次第発表される予定となっている。

【追記】EBUは現地時間3月20日、ユーロビジョン2020の各国代表曲及びアーティストに敬意を払い、競技ではない何らかの番組を検討していることを明らかにした。またユーロビジョン2021では、ユーロビジョン2020の各国代表曲の採用を認めない決定をし、一方代表アーティストは、各国の判断に委ねることを決定した。

関連記事

新着記事

人気の記事

洋楽最新情報をフォロー