ジミー・アレン、甘くほろ苦いバラード「This Is Us」ノア・サイラスと描く愛のカタチ


2468 1388 VOICE Editor

カントリーの新鋭シンガー・ソングライター、ジミー・アレン(Jimmie Allen)がパワフルな新曲「This Is Us」ダウンロード版)でポップ・スター、ノア・サイラス(Noah Cyrus)とジャンルを超えてコラボ。青春時代の追憶と交差させながら、時を経て再会した二人が真実と愛を初めて見出し、互いに失っていたものを埋めていく。現地時間3月11日に公開されたミュージック・ビデオでは、ドラマチックな水の演出で”シンプルではない愛”の形を表現。時に冷たい雨となり、時に二人を繋ぐ水を通して、傷つき、癒やし、再び出会う二人をロマンチックに映し出す。

(バース1:Jimmie Allen)「昔はムチャをして/自分を満たしていた/Yeah、ばかなことばかり/太陽を追いかけたものだった/キスしては置き去りにした/無駄に夜を明かした日々、そして」、「今まで全ての恋人を失って良かった/折れにくいハートで良かった/ツイてる、お前が現れた時、賭けるチャンスがあって」

(コーラス:二人)「あの頃、お前はお前、俺は俺だったから/それが普通だった/あの頃、俺たちはまだ子供だった、自分が何者か見つけようとして/いや、最悪じゃなかったけど、もっとマシな道があった/あの頃に戻れたら、俺たちはずっと一緒だったろう/でもお前はお前、俺は俺だったよな/俺たちが愛を見つけるまでは/そして今、俺たちがいる」

(バース2:Noah Cyrus)「愛はシンプルじゃない、それは間違いないわ (Oh, yeah, oh, yeah)/うまくいかない時、あなたを孤独にさせる/Yeah、粉々に砕かれ、まるで溺れているように感じる/そして誰も愛せなくなる/愛がその傷口に入るのはその時/その時、愛はあなたを縫い合わせていく」

(コーラス:二人)「あの頃、あなたはあなた、私は私だったから/それが普通だった/あの頃、私たちはまだ子供だった、自分が何者か見つけようとして/最悪じゃなかったけど、もっとマシな道があった/あの頃に戻れたら、私たちはずっと一緒だったはず/でもあなたはあなた、私は私だったよね/私たちが愛を見つけるまでは/そして今、私たちがいる」、「これが私たち、私たち、私たちだわ、yeah/これが真実、真実、真実だわ、yeah/これが愛、愛、愛だわ、yeah」

美しいハーモニーで共鳴するノスタルジックなラブソング「This Is Us」は、全米ビルボードのカントリー・エアプレイ・チャートで第1位となった「Make Me Want To」に続くジミー・アレンの今年最初のシングル。「Make Me Want To」は同チャート史上最長となる58週をかけて、今月初首位になったばかり(※2020年3月7日付)。デビュー・シングル「Best Shot」に続いて2曲連続で首位となった。その報告を受けたちょうど3月1日、婚約者Alexis Galeとの間にアレンの長女(Naomi Bettie Allen)が誕生した。アレンは「赤ちゃんとママはとても元気。3月1日は一生忘れられない日だよ。自分の夢、自分自身のこと、決して諦めてはいけない。最後に愛は勝つ」(Billboard Country Update, March 2 2020)と胸に刻みメッセージを送る。

そんな愛をテーマにカントリー・ソングに初めて挑んだのは、「Make Me (Cry) 」のノア・サイラス。アラン・ウォーカー(Alan Walker)とコラボしたEDM「All Falls Down」や、オーガニックなフォーク調バラード「July」などジャンルを超えた豊かな感性と表現力を光らせるナッシュビル生まれの20歳は、「This Is Us」をコー・ライトし、父親ビリー・レイ・サイラス(Billy Ray Cyrus)の輝かしい”古きカントリー・ロード”に足を踏み入れる。そのコー・ライターには、フロリダ・ジョージア・ライン(Florida Georgia Line)のタイラー・ハバード(Tyler Hubbard)。さらにブレイク・シェルトン(Blake Shelton)の全米カントリー・ヒット「God’s Country」のコー・ライター、ジョーダン・シュミット(Jordan Schmidt)、パニック!アット・ザ・ディスコ(Panic! at the Disco)の「High Hopes」のコー・ライター、Ilsey Juberなど多彩なライター陣が集結している。

「このようなデュエット曲は私にはなかったから、コラボしたいと望んだんだ」(The Boot)とアレン。「素晴らしい歌だと思う」、「歌わせてくれて光栄です」。そしてノア・サイラスとのコラボに「彼女はとても落ち着いていて、楽しい人。最高の子だよ」。

苦悩と葛藤、感動の物語を予感させるタイトルの「This Is Us」では、まだ”子供”だったあの頃、二人に何があったのかは触れられていない。相手に恋人がいて友達のまま想いを告げられなかったか、二人の運命を分かつ出来事があったか。そのミュージック・ビデオに「この映像には、人の心を掴んで離さないものがある」(CMT)とアレン。「”ストレンジャー・シングス 未知の世界”と同じようなセットになっている。イレブンが目隠しをして、自分の心の中の真っ暗な部屋に入るんだ。その世界で彼女は、自分の思う人と会うことができる」。

一見シンプルに見えながら、深みがあるというDustin Haney監督のミュージック・ビデオ。出来上がった映像を観てジミー・アレンは、ある一つの疑問が未だに解決できないという。「この映像の二人は、実際に存在しているのか?あるいは心の中で出会っているのだろうか?あるいはその両方だろうか?」

関連記事

新着記事

洋楽最新情報をフォロー