デュア・リパ、映画『アリータ:バトル・エンジェル』新曲「Swan Song」MVでサイボーグ戦士に


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グラミー賞2019で主要部門「新人賞」含む2部門でノミネートされているデュア・リパ(Dua Lipa)が現地時間1月24日、2019年第1弾となるパワフルな新曲「Swan Song」ダウンロード版)をミュージック・ビデオとともにリリース。「Swan Song」は、15年以上の壮大な構想を経て『タイタニック』(原題:Titanic)、『アバター』(原題:Avatar)の巨匠ジェームズ・キャメロン(James Cameron)製作・脚本で実写化した2019年話題の映画『アリータ:バトル・エンジェル』(原題:Alita: Battle Angel)のサウンドトラックのためにリリースされたニュー・シングル。

「隠すことはできない、私は目を開くのが怖い/だってもしも何も見つけることができなかったら?」木城ゆきと氏の漫画『銃夢』を原作とする『アリータ:バトル・エンジェル』の舞台は、絶望的なポスト・アポカリプスの未来。スラム街のアイアン・シティ(クズ鉄町)の瓦礫の中から拾われたサイボーグ少女アリータは、一切の記憶を失っていた。覚醒める並外れた戦闘能力、しかし自分は一体何者なのか。美しい大きな瞳に映す廃退的世界、大きな謎に包まれた過去と自らの心を見つけ出そうとする少女は、二つに分断された非条理な世界に立ち向かう。

「微かに揺らめく炎、もう時間がないとあなたはわかっている/目に映るのはダイヤモンド、破壊されるダイヤモンドだけ/もう黙ってはいられない、黙っていられない/沈黙は死と同じなのだから/黙っていられない、揺らめく炎は僅か」(コーラス)「これは最期の、最期の歌じゃない/これは最期の、最期の歌じゃない/私たちは今夜耐え抜かなければならない、耐え抜くのよ/これは最期の、最期の歌じゃない/そうよ、それは新しい命」

昨年世界を席巻したカルヴィン・ハリス(Calvin Harris)との「One Kiss」、そしてディプロ(Diplo)、マーク・ロンソン(Mark Ronson)らとの「Electricity」に続くデュア・リパのニュー・シングル「Swan Song」のソングライターには、デュア・リパ、ヒットメーカーのジャスティン・トランター(Justin Tranter)に加え、同曲の音楽プロデューサーMattias LarssonとRobin Fredriksson、そしてKennedi Lykken、Junkie XLら。”Swan song”(白鳥の歌)は、白鳥が死ぬ直前に美しい歌を歌うと信じられてきたことから、死の直前の行為などのメタファーとして用いられます。そのミュージック・ビデオでは劇場公開に先駆け、最先端のモーション・キャプチャー映像を駆使した迫力の映像美で迫る『アリータ:バトル・エンジェル』のシーンを取り入れ、アイアン・シティのスクラップ置き場でデュア・リパ軍団のアーティスティックなダンス・シーンと融合。仲間が次々に捕獲され絶望から闘志を燃やすデュア・リパは、技を磨くアクションシーンでアリータとシンクロ、レジスタンスなブラックのタンクトップに重厚な鎖を首に巻き、拳を空中都市ザレムに高く突き上げ差し迫る難攻不落の戦いに備えます。

その壮大なサイバーパンクの映像を手がけたのは、クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)「Fighter」MVの名匠で、クリステン・スチュワート(Kristen Stewart)主演2010年映画『ランナウェイズ』(原題:The Runaways)の監督フローリア・シジスモンディ(Floria Sigismondi)。フローリア・シジスモンディはプレスリリースで「映画でアリータはまさに自分自身を発見する旅に出ますが、彼女の物語は自分自身の力にまだ気づいていない女の子へのかなり力強い寓意として捉えられます」。「(MVでは)デュア・リパをアリータの世界の一角に落とし込み、自分のなかに眠る想像すらできない力強さを発見する旅へアリータが代わって導くことで、私は映画と同じ深遠な考えを投影させたいと考えました」。


同映画をジェームズ・キャメロンと共同製作した『タイタニック』、『アバター』のジョン・ランドー(Jon Landau)はプレスリリースでデュア・リパの起用について「我々は彼女の”New Rules”のミュージック・ビデオを目にした時から、デュア・リパが”アリータ:バトル・エンジェル”の曲にパーフェクトなアーティストになるだろうと考えていました。デュア・リパのパフォーマンスには抜群の力強さ、パワー、立ち振る舞いがあります、それは映画でのアリータそのものです。ジェームズ・キャメロンとロバート・ロドリゲスと私は彼女の参加にとてもワクワクしており、彼女の”Swan Song”が、人々を奮い立たせ、力を与えるパーフェクトな我々の映画のアンセムになると確信しています」。

そしてデュア・リパは「私はアリータ自身、そしてこの映画を実現させるべく結集した素晴らしいクリエイティブ・チームに心惹かれました」。「私はアリータの気概や同じ髪型に、自分の姿を重ねます。アリータは人々を奮い立たせ、そして自分が何者であるかのために立ち上がる姿を描いています、その二つは私自身と共鳴するものです」。ロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)が監督を務める映画『アリータ:バトル・エンジェル』は来月、2月22日(金)より全国ロードショー、全米一般劇場公開は1週間早く現地時間2月14日公開です。

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