デュア・リパ、カウガールに扮した「Love Again」MV&新曲「Can They Hear Us」リリース


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デュア・リパ(Dua Lipa)が現地時間2021年6月4日、ニュー・シングル「Love Again」のミュージック・ビデオを公開した。同曲はセカンド・アルバム『Future Nostalgia』からの6thシングル。失恋の傷心と喪失から、再び愛と女性の強さを取り戻す新たな出会いを歌う。

セクシー&スタイリッシュなカウガールに扮したデュア・リパが、ダンスホールで機械の牛に跨るブルライディングから幕を開けるミュージック・ビデオの監督には、「Don’t Start Now」の映像監督ナビル・エルダーキン(Nabil Elderkin)。カウボーイハットをかぶった奇妙なダンサーらと踊るデュア・リパは、失った愛の感情を取り戻していくのだったが──。

70年代のクラシカルなディスコ・サウンドやニュー・ディスコの影響を受けた「Love Again」は、イントロでホワイト・タウン(White Town)のヒット曲「ユア・ウーマン」(’97、原題:Your Woman、YouTube)をサンプルに使用したという。「ユア・ウーマン」は、ジャズ音楽家アル・ボウリー(Al Bowlly)の「My Woman」(’32、YouTube)をサンプルにしている。このサンプルによりデュア・リパは「もっと踊りたくなる要素」を強めたといい、ノスタルジーとモダンを織り込んだ新しいエレクトロ・ポップを完成させた。

デュア・リパはApple Musicで同曲について次のようにコメントしている。「関係がうまくいってなくて、光がないように感じている時にこの曲を書いたわ。自分のために書いた歌だった。自分をちょっと元気づけるために。きっともう一度恋に落ちるって、そういう希望を歌った曲だったわ」。「美しいストリングスは既にあって、それからClarence Coffee Jr.が”ユア・ウーマン”のサンプルを追加する天才的なアイデアを出してくれたの。まさにこの曲が必要としていたものだったわ。というのは、間違いなく私たちはもっと踊りたくなるエレメントを必要としていたからよ。この歌は私がつらい時期に書いた曲だったけど、でも歌は私をある状況から救ってくれる時があるわ。まるでそれは金銭的負担をあまりかけないセラピーね。このアルバムで一番好きな曲だと思うわ」。

アルバム『Future Nostalgia』は今年の第63回グラミー賞で最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞した。ブリット・アワード2021では『Future Nostalgia』が年間英アルバム賞に輝き、デュア・リパは英女性ソロ・アーティスト賞含む最多2冠となった。

「Love Again」のミュージック・ビデオ公開と併せて、この日デュア・リパは新曲「Can They Hear Us」をリリースした。同曲は、ナビル・エルダーキンが映画初監督を務めた映画『Gully(原題)』(2021年6月4日米劇場公開)のサウンドトラック『Gully (Original Motion Picture Soundtrack)』収録曲で、Clarence Coffee Jr.とともにデュア・リパが書いた曲となっている。

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