欧州サッカー連盟(UEFA)主催、欧州最強のクラブチームを決める世界最高峰の大会「UEFAチャンピオンズリーグ」の決勝戦(2018 UEFA Champions League Final)がウクライナ首都キエフのオリンピスキ・スタジアムにて、現地時間5月26日(土)開催。その開会式で、デュア・リパ(Dua Lipa)が女子軍団を率い、レアル・マドリードとリヴァプールの頂上決戦を前にスペクタクルなショーを行いました。
ピッチの中央に錯視効果生む巨大セットのなか、現在全英シングルチャート6週連続で第1位とヒットとなっているカルヴィン・ハリス(Calvin Harris)とのサマー・アンセム「One Kiss」でキックオフ。フラミンゴ・ガールらがフレームインし、サマー・ヴァイブを呼び込むと、女性マーチングバンドとともにジャマイカのラッパー、ショーン・ポール(Sean Paul)が登場し、そのコラボ曲「No Lie」を披露。
大会前には「一生に一度の機会だわ」、「絶対忘れないショーを計画中よ!」(UEFA)と話していたデュア・リパ。「ウクライナに強い影響を受けたものになるわ」(NME)、そして「ガールズ・パワー溢れるものになる、特に男性ばかりのスポーツに私がどうしても呼び込みたいと思っているものだわ」。「またテレビ、スタジアムどちらでも盛り上がるような演出になるわ」。
UEFAによると世界220を超える国と地域で放送となる決勝戦、その開会式では、フィールドに無数の花を咲かせ「Be The One」を訴えながらも、「IDGAF」でガールズ・パワーを結集。そして元カレを乗り越える「New Rules」で女子軍団とともに拳を突き上げ、頂上決戦へと繋ぎました。
UEFA Champions League finals
2016年にはアリシア・キーズ(Alicia Keys)、2017年にはブラック・アイド・ピーズ(Black Eyed Peas)がそのオープニング・セレモニーを務めるなか、今回その大役に起用された22歳ロンドンの新星は、「音楽とスポーツと人々が結集する瞬間の一つであり、私にとってとても大切なものだわ」。
2年前は100人ほどの人の前で歌っていたというデュア・リパは、「こんなにもスケールの大きい舞台で、こんなにも多くの人の前で歌うことは、本当に私にとって意味のあるもの。ものすごく光栄なことだわ」(MTV UK)。
同大会では、レアル・マドリードが3対1で王者の貫禄を見せつけ、史上初の大会三連覇を果たしました。今月20日開催の「2018年ビルボード・ミュージック・アワード」(2018 Billboard Music Awards)では、デュア・リパは「New Rules」を圧巻のフラミンゴセットで披露。女性ソロアーティストとして史上最年少で10億再生回数を突破したYouTube記録を有し、デビュー・アルバム『Dua Lipa』が世界220万枚セールスを突破するなか、現在セカンド・アルバムを制作中だというデュア・リパ。
「(前作に続いて)ポップの曲集になるわ、でも多様なサウンドも入ってる」。「“泣きながらダンス”(dance crying)って私が捉える自分のサウンドからは遠く離れすぎないようにしているわ」。「多くの曲は踊りたくなるような歌、でも歌詞を聞くと、深い失恋からくるものだわ。過去を振り返る要素もある」。「アウトキャスト(Outkast)やプリンス(Prince)、サウンド的に自分が大好きな曲をたくさん聞いていて、そうしたものをポップと融合させようとしているところだわ」。
最近はカーディ・B(Cardi B)の曲をよく聞いているといいます。「彼女のアルバムは素晴らしいと思ってる、私の大のお気に入りは”Be Careful”(MV)。多くの人々にとって真実に思える曲だわ」。
セカンド・アルバムのリリース時期については、「ツアー中は曲を書く時間を作るのが難しいけど、その合間であったり、今年の年末に多くの曲を書こうと思っているわ」。「今年いくつかサプライズある」、「でも、私自身のものは来年のリリースを予定しているわ」。