今年1月、第62回グラミー賞授賞式でエモーショナルなバラード「Anyone」を披露し復帰を果たしたデミ・ロヴァート(Demi Lovato)。その「Anyone」に続く新曲で、パワフルなセルフラブ・アンセム「I Love Me」(ダウンロード版)が今日リリース、併せてミュージック・ビデオが公開された。デミ・ロヴァートのシングルのミュージック・ビデオとしては、2017年12月の「Tell Me You Love Me」以来。「I Love Me」は、前作『Tell Me You Love Me』(2017)から約3年ぶりとなるデミ・ロヴァート通算7枚目のスタジオ・アルバム(※未発表)のリード・シングルとみられている。

(ブリッジ)「自分にはすごく厳しい、いろんなことを言う/でも忘れている時だって、私は10点満点だわ/私は、私は、私は10点満点、忘れちゃダメよね/自分にはすごく厳しい、いろんなことを言う/でも忘れている時だって、私は10点満点だわ/私は、私は、私は」(ポスト・コーラス)「そうよ、そうよ(Yeah, yeah, yeah, yeah)(×リフレイン)」
デミ・ロヴァートはこれまでもアルコール・薬物依存、摂食障害などオープンにし歌にしてきた。アルコール・薬物依存の再発を歌った「Sober」からわずか1ヶ月後の2018年7月、薬物過剰摂取によりデミ・ロヴァートの緊急入院が米メディアで広く報道された。その後初となる新曲で初パフォーマンスとなったグラミー賞授賞式の「Anyone」では、救いを求めながら届かぬ声の悲痛を歌った。内面の葛藤から活気に満ちた希望のフィナーレを迎える「I Love Me」のミュージック・ビデオでは、(ジョナス・ブラザーズらしき3人組も垣間見せ)様々な自身の過去を振り返りながら、未来へ力強く前進していく姿を描く。その終盤では、病院に緊急搬送される者にデミ・ロヴァートが手を置き振り返る象徴的なシーンも。過去に別れを告げ、新章の幕を開ける。
デミ・ロヴァートらしい「I Love Me」は本人もコー・ライターとなっているが、「I Love Me」は「Perfect to Me」の”黒帯”アン・マリー(Anne-Marie)が主要ソングライター陣の一人となって書き、その明るくポジティブなパワーで背中を押す。Capital FMのインタビューでアン・マリーは「昨年何人かの人と私が書いた曲で、彼女はとてもそれを気に入ってくれて、その場で歌ってくれて、レコーディングしたわ。シングルになるのか私は知らなかったのだけど、噂で耳にして、その後彼女が発表して、”おおおぉぉぉぉぉっ!”て思ったわ」。「彼女が歌ってくれてとっても素晴らしいわ。とても力強い歌のメッセージとともに彼女が戻ってきてくれて、すごくワクワクしている」と喜びを語る。
デミ・ロヴァートは先月、NFL年間王座決定戦「第54回スーパーボウル」(Super Bowl LIV)の開会式で国家独唱の大役を務め、ブランクを感じさせない迫力の歌声で熱唱。念願だったその夢を叶えた。今日放送の『エレンの部屋』で「I Love Me」についてデミ・ロヴァートは「この歌は楽しくって、陽気な曲。それでいてポジティブでアップビートなメッセージが込められているわ」。その「I Love Me」が収録されたニュー・アルバムは、今年遅くにもリリースされる予定になっているという。