デミ・ロヴァート、アルバム『Dancing with the Devil… the Art of Starting Over』発表


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デミ・ロヴァート(Demi Lovato)がニュー・アルバム『Dancing with the Devil… the Art of Starting Over』を現地時間2021年3月16日に発表した。前作『Tell Me You Love Me』(2017)から約3年半ぶりとなるデミ・ロヴァート通算7作目のスタジオ・アルバム『Dancing with the Devil… the Art of Starting Over』は2021年4月2日にリリースされる。

同作は、2021年3月23日からYouTubeで配信が開始されるデミ・ロヴァートのYouTubeドキュメンタリー・シリーズ『Demi Lovato: Dancing with the Devil』の姉妹作。デミ・ロヴァートは招待制音声SNSアプリ「Clubhouse」でのライブストリーミング(現地時間2021年3月16日)で、ニュー・アルバムはこのドキュメンタリーの「非公式のサウンドトラックのような作品」と語る。このドキュメンタリーでは、2018年7月に「3度の脳卒中と1度の心臓発作」を招いたデミ・ロヴァートの薬物過剰摂取の真相とその後の回復を中心に、過去3年以上のデミ・ロヴァートの軌跡を映し出す。

19曲とボーナストラック3曲を収録する同アルバムには、2020年の第62回グラミー賞授賞式で初披露し、薬物過剰摂取後初のライブ・パフォーマンスとなった「Anyone」や、サム・フィッシャー(Sam Fischer)との「What Other People Say」(2021年2月)を収録。現時点でトラックリストは明らかにされていないが、3人の女性とそれぞれコラボした曲を収録し、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)とのコラボ曲の可能性も示唆されている(【※追記】現地時間3月16日、デミ・ロヴァートはニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、ニュー・アルバムでのアリアナ・グランデとのコラボ曲を認めた)。またサード・トラック「I.C.U.」は、妹に捧ぐ歌となっており「私がずっとそばにいると妹へ書いた曲」と語る。薬物過剰摂取によりロサンゼルスの自宅で意識不明の重体となり、病院に緊急搬送されたデミ・ロヴァートは病院で目を覚ました時、脳の障害により視覚に問題が生じたため、駆けつけた妹を認識できなかったという。

ドキュメンタリーの予告編でデミ・ロヴァートは薬物過剰摂取による脳卒中と心臓発作で「医師から5分か10分の命だと告げられました」と告白。「私の猫のように、私はたくさんの命を生きてきました。今は9番目の命です。自分が愛することに復帰にする準備ができています。それは音楽を作ることです」。ドキュメンタリー・シリーズ『Demi Lovato: Dancing with the Devil』は現地時間2021年3月23日に第1話・第2話が配信開始となり、最終話は現地時間2021年4月6日に配信される。

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