コートニー・ハドウィン、クリスマスソング「Happy Xmas (War Is Over)」リリース


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2018年にNBC才能オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』(原題:America’s Got Talent)シーズン13でセンセーションを巻き起こしたイングランドのシンガー、コートニー・ハドウィン(Courtney Hadwin)。そのニュー・シングルで、ジョン・レノン(John Lennon)とオノ・ヨーコのクリスマス・ソングの新カバー「Happy Xmas (War Is Over)」ダウンロード版)が今日リリースされた(現地時間2020年11月20日)。同曲はルイス・キャパルディ(Lewis Capaldi)の「Someone You Loved」などのカバー曲を収録したEP『The Cover Sessions』(2019年10月25日、記事)以来、およそ1年ぶりとなるリリース。

オリジナルの「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」は1971年にベトナム戦争への反戦歌としてリリースされた。今月11月5日から12月2日までの4週間、2度目のロックダウンに入ったイングランドに住む16歳は、ロック、ソウル、ブルース、ポップの枠を超えたソウルフルな歌声で、平穏なクリスマスと希望に満ちた新年を願う。【更新】「Happy Xmas (War Is Over)」のミュージック・ビデオが現地時間2020年12月1日に公開。

(プリ・コーラス)「そして、今日はクリスマス/どんな一年だった?/また一年が終わる/そして新しい日々が始まる/だから幸せなクリスマスを/あなたが楽しんでいると願っている/親しい人も、大切な人も/お年寄りも若者も」(コーラス)「メリー・クリスマス/そして新年おめでとう/良い年になるよう願いましょう/どんな恐怖もない年に」

(バース1)「そして、今日はクリスマス/弱者のため、そして強者のため/富める者のため、そして貧しい人のため/その道のりはとても遠い/だから幸せなクリスマスを/黒人のため、そして白人のため/アジア人のため、そして先住民のため/さあ全ての争いをやめよう」

(コーラス)「メリー・クリスマス/そして新年おめでとう/良い年になるよう願いましょう/どんな恐怖もない年に」(間奏)「そして、今日はクリスマス/どんな一年だった?/また一年が終わる/そして新しい日々が始まる/だから幸せなクリスマスを/あなたが楽しんでいると願っている/親しい人も、大切な人も/お年寄りも若者も」

(コーラス)「メリー・クリスマス/そして新年おめでとう/良い年になるよう願いましょう/どんな恐怖もない年に」、「Yeah, yeah, yeah」、「メリー・クリスマス/そして新年おめでとう/良い年になるよう願いましょう/どんな恐怖もない年に」(アウトロ)「今日はクリスマス/そして新年おめでとう/良い年になるよう願いましょう/どんな恐怖もない年に」

コートニー・ハドウィンはコメントで「今年は全ての人にとって、とても困難な年となりました。私たち皆にとって大切なものは何かということを考えさせられる時間となりました」。デビュー・アルバムに向けて楽曲の制作を行っているコートニーは、新型コロナウイルスのパンデミックによりロンドンなどレコーディング・スタジオに行くことができなくなり、2020年に予定されていた計画が大きく変わったという。現在自作の小さなスタジオでオリジナル曲の曲作りやレコーディングを進めており、「でもこの曲を本当に歌いたかったわ」とコートニー。平和を託した反戦歌に新たな命と願いを吹き込む。

新型コロナウイルスの第一波の中、2020年4月5日に英国エリザベス女王が国民に一致団結を呼びかけるテレビ特別演説(動画)を行い、第二次世界大戦中にイギリスの人々にとって希望のシンボルとなったヴェラ・リン(Dame Vera Lynn)の名曲「We’ll Meet Again」(’39)の歌詞と同じ、「またお会いしましょう」という象徴的な言葉で締めくくった。また2020年は世界各地で抗議デモや暴動が発生し、さらに人種差別問題が深刻化した年でもあった。

コートニーは1971年の「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」をカバーした理由について「この歌は現在進行している多くのことと関係があるように感じているからです。そしてまた、いかにして新しい年に多くの癒やしがあるか、そのことを感じさせてくれる歌だからです」とコメントしている。

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