ビリー・アイリッシュ、新曲「Therefore I Am」リリース&MV公開


2560 1440 VOICE Editor

ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)が新曲「Therefore I Am」を今日リリースし、併せてミュージック・ビデオを公開した。タイトルと歌詞の一部にある「I think, therefore, I am」は、フランスの哲学者ルネ・デカルトの著書『方法序説』(1637年)で有名な哲学的命題「我思う、ゆえに我あり」(ラテン語:Cogito, ergo sum、英語: I think, therefore I am)をモチーフにしている。

ビリー・アイリッシュが監督を務めたミュージック・ビデオは、自身がよく行っていたというカリフォルニア州の大型ショッピング・モール、グレンデール・ガレリアで撮影。無人のショッピング・モールをビリー・アイリッシュが物色し自由気ままに食べ歩き、他人の目を気にしないダーク・ポップを歌う。Apple MusicのZane Loweとのインタビュー(Apple Music)でビリー・アイリッシュはミュージック・ビデオについて、「この歌の感じと同じように」気の向くままにiPhoneで撮影したといい、「とても楽しかった」と語る。

自分のことを口にする人々やメディアに宛て放っておいてほしいと歌う「Therefore I Am」は、ビリー・アイリッシュの兄/音楽プロデューサーのFINNEAS(Finneas O’Connell)がプロデュース。ソングライターはFINNEASとビリー・アイリッシュ。Zane Loweにビリー・アイリッシュは「Therefore I Am」について、「この歌はとても多くの解釈ができる。人々がどう解釈するかとても楽しみだし、この歌を聞いてどう感じるかもぜひ知りたいわ。書き上げるのはとても楽しかった。レコーディングも楽しかった」、「とてもリアルでナチュラルに感じるわ」と語っている。

「Therefore I Am」はデビュー・アルバム『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』(2019)以外のシングルとしては、今年3曲目のシングルで、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(原題:No Time to Die)の主題歌「No Time to Die」(2020年2月リリース)、「My Future」(2020年7月リリース)に続く曲。ビリー・アイリッシュは自身が2部門(「Favorite アーティスト賞 – オルタナティヴ・ロック」、「Favorite ソーシャル・アーティスト賞」)でノミネートされている第48回アメリカン・ミュージック・アワード(American Music Awards 2020)で「Therefore I Am」の初パフォーマンスを披露する予定。同授賞式は現地時間2020年11月22日に開催される。

関連記事

新着記事

洋楽最新情報をフォロー